やる夫と学ぶ教科書にほとんど載ってない三池炭鉱の歴史
「外国人労働」
／￣￣＼
／ ノ ⌒ ＼
| （●）（●） | 補完ネタというほどでもないが、
. | （__人__） | 奥田英朗の長編
| ｀ ⌒´ ﾉ 「オリンピックの身代金」には、
. | } 飯場労働の内面が詳細に描かれている。
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
＿__ ━┓
／ ―＼ ┏┛
／ノ (●)＼ ・
. ｜ (●) ⌒）＼ 「おくだ・ひでろう」って誰だお？
. ｜ （__ノ￣ |
＼ /
＼ _ノ
/´ ｀＼
| |
| |
／￣￣＼
／ﾉ( _ノ ＼ 「ひでお」だボケェェェェ！！
|,'⌒ (（ ●）（●）
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ,rっっ ,
／"⌒ヽ ｿ,ﾉ .iﾞ）' 'ｨ´ ｀ ,. ＿＿＿_
ﾞヾ ,,/ { ) 丿 , ゜;,／⌒ ⌒u:::＼ ｡
ィ≒ ｀＼ /'ﾆ７´ スパｧｧ────/(◯.;）; :::::､;（;.◯）);:'::::ヽ‐─────‐‐ ン
／＾ヾ ＼ ./ ﾟ ;i`､ ⌒:（__人__） ⌒:::::;;,´:::| . ひでぶだおッ！！
} _＿＼__＿ ＿＿＿ __＿＿´＿;;{ ;` j|r┬-|:;〉::,,ﾟ， ｡;;:;;|
)ﾝィ⌒￣"￣￣￣ ￣￣ ￣￣￣ ￣￣ ￣￣ﾆ≡┴‐ー-,==ｰ--ｧ人て゜ ﾟ;:，::|: ゜ .
ﾉ/ ≡'' ;;;;（（ 三iiii_iiiiiii))))）て,,;;／ ｡ ;
ヾ __＿＿_＝≒=ー────;‐‐￣/i'只￣/￣|Ｙ‐-<｀ `
＼､ ー ィ⌒￣ ／/ > |≡| / ＜〃 ヽ
,.. --- ..
,..-.:.￣.:..:..:.. : : : : ｀丶、
／:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :＼
/:ﾍ=､､:.＿: : : : ＿＿:ヽ:_: -^,.ﾄ､
ノ:..:..:./:.. ￣: :７´:―― : :|‐: :´､: ヽヽ
ｰ-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:ｲ:.ﾊ:.. : j:.. :}:.､ヽ:. ﾄヽ
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ﾉ ' }:.／_}_ｲ:. } |:.｜||
Vl:.:.|:. Vl´｢＿ ､｀ ﾉ′ ＿ﾉ:ｿ:ｲ: ﾘ ﾉ
. }:ハ: : l f7｢::｀ﾊ /:::7}7ｲ:/}/ 奥田英朗は1959年生まれ。
ﾉﾍｰl､: :!VZﾂ ﾋ:ﾉ/:.//
｀ｨﾍ:ﾄ､ _ _ ノ:ｲ/ 「最悪」（2000）、「邪魔」（2002）で注目を集め、
rく､＼｀ ヽ二コ:千:|K、′ 「精神科医・伊良部シリーズ」の「空中ブランコ」（2004）で
|:..:ヽヽ＼: :Yﾆ|: :!:/j!:.l 直木賞を受賞。他に「東京物語」（2001）、「サウスバウンド」（2005）、
ﾄ:..:..:.＼ヽ＼!r|┴＝ミ!r ァ７ 「家日和」（2007）などの作品やエッセイがある。
｜!::.:..:.ヽ＼ヽ|! /７ /
j::.l::..:..:.⌒ｰｧ⌒} / / /^} 硬軟織り交ぜた題材を幅広く取り上げ、
|::.:.＼::..::.::.::>ｰ'―-L∠_¨´ 近年はベストセラーランキングの常連作家の一人。
l::.::.:..:.￣￣ト ､, --､―弋i
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -―
｀｀ｰニ´／ー-､ | _|
_. -― ￣ ト―.:｢:.:l
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ﾉ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ＜おっとそれ以上は言うなよ大人の事情的に考えて……。
. | （__人__）＿＿＿_
| ｀ ⌒／ ─' 'ー＼
. | ／（ ○） （○）＼
. ヽ ／ ⌒（n_人__）⌒ ＼ 海堂尊の白鳥はどう見ても
ヽ |、 （ ヨ | 伊良部のパク……
/ `ー─− 厂 ／
| ､ ＿ __,,／ ＼
,. -''"￣￣｀`丶､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ､
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.／" ､:.:.:.:.＼
/:.:.:.:.:.:.:.:|:.:,ｲ::i′ ＼::::ヽヽ
i:.:.:.::::l:::::.:|:::Lﾚ|' ､ l::i;::::ﾄ､i
i|:.:.::::::|:::::.;lｲ|' `! `ﾄ|!::::| ﾞ| この作品に出てくるのは
|:.::::::ri|:::::.i|`'● ● ﾘ'i|::/ 1964年の東京オリンピック関連の建築現場だけど、
|::::::::{ |::::::⊂⊃ ⊂",ﾘｲ! 時代を超えても変わらない飯場の内実が描かれているにょろ。
i|:::::::::`|:::::::| σ /:::||
|::;:::::::::l|::::::lト､_ ＿_,ノ|:::::|:|! この時代はオリンピック特需で土建業が潤った一方、
i|::|::::::::::|::::::|ィくヾi` ―/:､:.:.￣｀`'┴.､ 炭鉱は衰退の一途を辿っていたので、
l:i||:::::::|::|:::::l/｢ｼ`┴ニL;_:.`ヽ､;r‐'": : ;〉 飯場の労働者にも炭鉱から流れてきた人がいるにょろ。
||!l|::::::i|::|!:::i|'/ ）:.:.:.:|: : : : ;/ ）
iﾘ i|:::::;l|::::|!::|;:|―┬r―;iく;_:.:.:.:|: :,.-'l‐'′
/′|:::::l||:::::ヾ|ヾ-イ|:.|: :/;//`l‐i-ケ'|′
／ / ｀ﾄ 、', ヽ
＼ / / -ト y i ｌ＼
l ﾊ l / ● l }-、 ! ＼
l/i yi ● , ⊂⊃ l ,!/ ,'"~'', ヒロポンはあるかい？
― ﾚvl⊃ r´｀´ヽ l }´/ ヽ/ ,
i 、 ヽ、_,ﾉ j ト ~、/ /
. ｒ- ,_ 」 ヽ , _＿__,. イll lヽ＝、 /
. l、 ~'''TTﾄ、 ﾊ,ヽ l===l l l ヽヽ=
ヽ、 .l l l ', ', ＼ヽ l￣l l l /
｀ｰ.l_l_l__', ',__ ＼yV/ﾚ /
|::::::::::::::::::::::::::ヽ
|:::::∧/＼/＼Ｎ
|::::i ニﾆ ニ l::| |＼ ｜ l￣l
/|:::| | |::| | ＼| l＿l
ヽ|::| ＿ N
Vヽ、 _/
l￣ヽ∧ニ-＞―、
>、/,.-''" ＼イ
| _,. - '￣）
ー― ´ ゛ー―´
十＿" Ｘ∀ヽ
| ､.__ ￣￣ l_/＼ l
. /:::::::::/ ヽ ヽ:::::::::＼
l:::::::{:::l , ｰ-j从:ヽ::::::::.
| ::i::ﾙ{/ ● !:: ﾄ､::::::',
ｌ ::l::ﾊ ● ,､_, ⊂⊃|ノ::::::::
ヽ::Viﾍ⊃ ﾍ _） |:: |:::::::::::: にょれろ〜ん
`|l: :::ゝv-､_〕l_,.イ<|:: |_:::::::::::
|l:::: i/ lフﾍ_____j|:: |/ｽ、:::
|l:::: | l:::::::::V==|::// ゝ::
|:!::: fk__,仏＼ヽ l/人／::::ﾉ
|::l:: 下ミ彡＼ヽＶ/ ヾ／
＿＿＿ ちゅるやさんに
／ ＼ 何てこと言わせてんだよ！！
／ﾉし u; ＼ ;／(○)＾ ヽ＼;
| ⌒ ) ;／ (＿ （○） ＼;
| 、 );/ /rｪヾ__）⌒::: ヾ; こここここのスレでも取り上げる予定の
| ＾ | i ｀⌒´-'´ u; ﾉ;; ヒロポン（覚醒剤）ネタも出てくるおおおおおお。
| | ＼ヽ 、 , ／;
| ;j |／ ＼-^^ｎ ∠ ヾ、
＼ ／ ! 、 /￣~ﾉ ＿＿/ i;
／ ⌒ヽ ヽ二) /（⌒ ノ
/ r、 ＼ / ./ ￣￣￣/
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ベストセラーと言えば、
. | （__人__） 2005年に大きな話題になったリリー・フランキーの
| ｀ ⌒´ﾉ 「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」も
. | } 寂れた炭鉱地帯から物語が始まるし、
. ヽ } お笑い芸人のヒロシ（最近見ないな）も炭鉱社宅に住んだ経験があるそうだ。
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼
／ （○） （○） ＼
／ ///（__人__）/// ＼ お正月休みに
| u. `Y⌒y'´ | 読書するのもいいもんだお！！
＼ ゛ー ′ ,／
/ ー‐ ィ
＿＿＿ コミケで買った同人誌は
／ ＼ 読書とは言わんぞ常識的に考えて……。
／ﾉし u; ＼ ;／(＞)＾ ヽ＼;
| ⌒ ) ;／ (＿ （＜） ＼;
| 、 );/ /rｪヾ__）⌒::: ヾ; ハハハハルヒとらきすたと薔薇乙女たちが
| ＾ | i ｀⌒´-'´ u; ﾉ;; やる夫を待ってるんだおおおおおお。
| | ＼ヽ 、 , ／;
| ;j |／ ＼-^^ｎ ∠ ヾ、
＼ ／ ! 、 /￣~ﾉ ＿＿/ i;
／ ⌒ヽ ヽ二) /（⌒ ノ
/ r、 ＼ / ./ ￣￣￣/
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） 読書とは関係ないが、
| ｀ ⌒´ﾉ 軍艦島が公開されたら、
.ｌ^l^lｎ } たとえ一部しか見られなくても行ってみたいなぁ……。
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
ﾉ Ｌ ＿＿＿
⌒ ＼ ／＼
／ （●） （●）＼
／ （__人__） ＼ 「バトル・ロワイアルU」見ても
| |::::::::| | 炭鉱なんか何も分からんお！！
＼ ｀⌒´ ／
＼ ,,,, ,,, ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） あれは最初から炭鉱関係ない、
. | u. （__人__） 悲劇的な話だろ、常識的に考えて……。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ } ／￣￣￣＼
ヽ ノ / ⌒ ⌒ ＼
i⌒＼ ,__(‐- ､ / u （ー) ::::（ー)ヽ 何が悲しいって、
l ＼ 巛ー─;＼ | :::⌒（__人_）⌒:l 邦画の歴史的巨匠の最後がアレ、
| ｀ヽ-‐ーく＿） ＼ ｀ ￣´ ／ っていうのが何よりの悲劇だお……。
. | l i⌒＼､___ ィヽ
| | .l ＼ 巛ーﾞ‐;＼
ﾘー──‐‐t_＿__. | ヽ-‐≠ー '′
l " ~￣￣⌒ヽ｀ヽ.|ﾞ￣￣⌒ヽ￣ヽ
───`ー───ｿ | |┴‐─-r |i' |───────┐
| | | |,＿|, __| |,
|＿､| __|. （´＿)ﾞ＿) |,、;──‐─────‐───────‐─
l'＿__)_＿) ,゜ '≒~ﾟ ⌒ ~ " ~ ￣ ｰ 〜
; °｡ ;从ヾｰ~ 〜"~ 〜
ﾟ ° ｡ ゜ ｀ ｡ '､从;_ﾟﾉ'〜~ 〜´⌒ ´〜
）; ;ﾟ ｡ ; 从 ､ ,j ´ヾ｡'~〜〆";､〜ｯ)ヾ
ｿ 人´; ノ'〜､~ ｿ 〆´( ゞ 〜 ､〜 〜' ⌒ ー
／￣￣＼
／ ノ ⌒ ＼ 炭鉱を舞台にした映画で有名なのは、
| （●）（●） | 森崎東監督「街の灯」（1974）かな。
. | （__人__） |
| ｀ ⌒´ ﾉ 来年（2009年現在）、渋谷で回顧上映やるらしいぞ。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
http://www.cinemavera.com/schedule.html
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼
／ （○） （○） ＼
／ ///（__人__）/// ＼ お正月休みに
| u. `Y⌒y'´ | 映画観るのもいいもんだお！！
＼ ゛ー ′ ,／
/ ー‐ ィ
／￣￣＼
／ _ノ ＼ そうやってまたヤクザ映画に
| （ ⌒）（⌒） 話を持っていこうとしてるだろ……。
| （__人__） ／ ＼
| ｀｡⌒ｿミヾ ﾟ ／ ⌒ ⌒ ＼ 新年のめでたい門出に
| ｲﾘ ）,丿 ; ∫ ／ （⌒） （⌒） ＼ それはキツいお。
) ｡} ）ﾉ｡ | ⌒（__人__）"⌒ |
／⌒ヽ､ ノ'゜( ∫ ＼、 ` ーﾟ´ ,／
＿＿_| | ＼_Y´ 丶 ﾟ ＿＿／" ＼､ ; ーﾟ "｡ ＼ ∫ ∬
| | | | Y`⌒ヽ、 ; ゜ ∬ | | / ,r'うi=ョ＝ョ＝ョ=と)＼
| | | | ／ﾞ＼,ィﾞi=ョ＝ョ＝ョ=ｮ | | / _／ ⌒ﾉ＼ _＿＿_ ,⊂ﾉﾞ､ヽ i=
| | | 〆 /" ＼ _＿__ ／ .| | | ﾞ/~ └‐─‐‐とｿ ﾉ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ └─‐┘￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣└─‐┘
=外国人労働=
／￣￣＼
／ ノ ⌒ ＼
| （●）（●） | 大正から昭和にかけての不景気においても、
. | （__人__） | 石炭産業は技術発展や合理化が進み、
| ｀ ⌒´ ﾉ 出炭量は増加の一途を辿った。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ }
／⌒ ⌒＼ | |
／（ ●） （●）＼ ! ! 石炭すげーお！
／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼| l 不景気なんか吹っ飛ばせお！
| |r┬-| | ／
＼ ｀ ー'´ ／／
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
／￣￣＼
／ ─ ─＼
| （●）（●）|
. |. （__人__） .| 家庭から工場、軍艦まで
| ｀ ⌒´ ﾉ エネルギーを消費するところに
. |. .} 石炭あり、だからな。
. ヽ }
/ ヽ ノヽ 石炭がないと国が動かない、
./ / ∩ノ ⊃| | と言ってもいいかもしれない。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
-‐ '´￣￣｀ヽ､
／ ／" ｀ヽ ヽ ＼
//, '/ ヽﾊ ､ ヽ 知ってる人も多いと思うけど、
〃 {_{ノ ｀ヽﾘ| ｌ │ i| 「軍艦マーチ」の2番の歌詞には
ﾚ!小ｌ● ● 从 |、i| 石炭（いわき）が出てくるにょろ。
ヽ|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |ﾉ│
/⌒ヽ__|ﾍ ゝ._） j /⌒i ! どんな景況でも需要がなくなることはないから、
＼ /:::::| l＞,､ __, イァ/ /│ 景気の悪化はむしろ、出炭効率や
/:::::/| | ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ | 作業効率の向上を促進したんだにょろ。
｀ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
,r-――-､
／ ヽ_
/ 〉l^l^)
l //ﾉ ｿl だがその発展にブレーキをかけたのが、
ﾊ_ノ ヽ_ / / 太平洋戦争の勃発だ。
/(●) (●)l lヽ
/ ﾍ（__人__） ﾑ ｲ `ー―-､
/ / ＼⌒´＜´ | .l / ∨
/ / ﾍ l | ,' l
. / ,' ∧ | | ﾉ ﾊ
/ .l / ヽ | ﾚ' ノ l
/ l ノ ヽ | ／ }
∧ / ,〆 ﾍ l / l
ヽ､＿,ﾉ'´ ∨l / ﾉ
', | / ,'
ﾄ､ ノ ﾉ
`ー'
＿＿＿_
+ .／ ／ ＼＼
／ （●） （●）＼ 今までのパターンだと、
／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼ 戦争が始まったら
| ｀-=ﾆ=- | ﾊｧ 軍需が増大するんだけどお……。
＼ `ー'´ / +
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 確かに開戦初期は、
. | （__人__） 石炭増産が至上命令となったが……
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
i
_ .| 1942年6月5日〜7日
-i:l_l:i- :|:
ｪ=ﾋ三ﾋﾄｭ_ . . . . . ―|― ミッドウェー海戦
{亙ﾆT隹___ ;|;／
{王i巨枢.'.' ﾞ ' -.ｰ=!==､
挂圭{X }L.' .' ]ﾄ､ ',........: : ::.:.:::.::.:.: :.:.: .:.:: ::..:::............
i====i==i=}l_r===ｉ. ||rｪｭ ',:.::.::.:.:::.:.:::.::.:.::::.:.::.:.::.:.::.::.:.:.:.:.::.:.::.:.:.:.:.:..
_ｪ亜.弓二 l三=={ﾕ=___| ||l |ヨｭ :: .:: :. :::.:.:.::.:: :::: ::.:: :. :: .:.: :.: .::
､_､＿＿,ﾆ===ヽ]" i l三',ﾆ{=三〒三ヨ =ﾌｧ
i ､_､＿＿＿＿ｺﾆiｦ ｺ__二 l_==i三l== !山ｪ-lﾋ. |ｰｭ___＿ _,
. .ヽー――--- ． .________________￣i ｦ(-.-.-.-i ri i:i÷二二 l＝Lｪｪｺ'ｮｮLT三ｪl-___l三ｪ'壬ｪiﾖiｭ-t-...............................
:::: ::', '='_...,.-'''''''-,...,.,.._ ｀ヽ二二二二二二二=ﾕ二二=ﾕ二_=ﾕi二二iｺ=_ll__lｺ=_lｺ=二lｺ=ﾆﾆﾆﾆlｪｪ!-------i,;,;,;,;,,;,;,
:: :: :::!'.'."" ;;;,,,,,,,,,,,,,,........￣""'"'""'''-''=,;.,.,.,_._.,,-'''"'"'-''-''-,.,;.;,,;.;,-'''-''-,.,...,.,......,,;,,;,;.;;;.;,;;....;.;;;;;;;;;--''--';;;-;;""":::~::::::::::::::
:::::::::::':'::':'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| u （ ー）（ー）
. | （__人__） やがて戦況の悪化と共に
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
/＼＿＿_／ヽ
／::::::: ＼
.|:::. '''''' '''''' |
|::::.,（ー）, ､（ー）|
.|::::::: ノ ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | 資材の欠乏と、
＼:::::.ヽ｀-=ﾆ=- ' ／
/ ｀一｀ﾆﾆ´-,ｰ´
/ | | / |
/ | | / | |
/ ｌ | / | |
＿＿/ | ⊥_ｰｰ | ⊥_ ＿＿＿＿＿＿＿＿
| `ｰヽｌ_ｌ_ｌ.} ヽｌ_ｌ_ｌ.} ＼
（､`ｰｰ､ｨ }￣` ﾉ ＼
`ｰ､､＿__/｀"''−‐" I ＼
D D ＼
＿＿ ＿＿
／ ＊ ＼ ／ ＊ ＼ .O―〜,
ヽニニニノ ヽニニニノ . || 鬱 |
|(●） （●） ／（●） （●）＼ ||―〜'
／ノ| （__人__） | ／^):::⌒（__人__）⌒:: ヽ
／^/ .| ｀⌒´ | / / | ｀⌒´ | 人員の不足が目立ち、
（ '￣ ヽ ＿/ヽ （ '￣＼ ＿／
￣￣| ＝ V // | | ￣￣| ＝￣ // | |
| ／／ | | | // | |
＿＿
／|: : :.:::| 戦争末期には
l | : : : :| 大牟田への空襲も相次ぎ、
| |: : :. .:| 三池は荒廃を極めた。
| |: : : :.:|
iv'ﾍ | |:|ｌ＝=|
| ;`;| | |:|》: ::::| i'1
| ;'l:| i'`'i 、 ／| |:|＼ : | . |;'| ,、
!:`l'| ζ＼ |;`;| ‖ 〕 .| |:| || | ./＼ ＿.|;'| /.:〉
-､_|_.;l:| ＼';､＼ :|':i;;| . i'1 ||／> r┘.:| |:| ||::| | ‖‐┘ .:|';|──へ./.:/＿r‐
ｰ|＿}:;| ＼';､.＼|;';;;| ./〉 |;|＿r／／ /|￣＼:| |:| ￣ .:〃..／>.::|;'|:::::::::::::::/.:/:::::::::::
-|＿|`|＿r:‐:‐:‐:‐＼';､＼;| r‐//┐_|:|::::::::;⊥、r/.::| .:::::::|／＼/＼ 《／／ ..:::|;'|:::::[]::::/.:/]:::::::[]::
ｰ|＿};|::::::::::: : :: : {二l＼;i`!､::://:::::::::::::::::::r| .::| /.:::::<＼／ 〈:::.:... ＼ 》 ' .::::::::/|＼＿ｎ::::::::::::::::::::
-|＿|￣/＼:::::::/`|＿{┬| |;､＼::::::::i'|::::::r┴冂、 .:::::|::＼＼ _＿＿__:::::.:..〉″へ:::::/ .| |: : : |:|::::::::l`!へ、
ｰ|＿}::/ ､';';〉.:/ /{＿|┴lニニニニﾆｌ.r┴､_|_|_|:>:::::＿＿＿|」＿＿:l;_;_/／..::. ｀〈 :| |: : : |:|::::::::| |: : :
-|＿;l'_;_;_∠;/_/___l_,,:;;}┬┴┬┴┬┴┐::| .:::|_rｪ┘＿＿;!＿__;!＿＿;|＿;_;:::.:／ : :| |: : : |:|::::::::| | : :
~゛'' ┘⊥ ｣_ | |{＿|┴┬┴┬┴┬┴┤ .:|＿;!＿＿;!＿＿:l＿＿;!＿＿;|<___;_/＼_;_;_;|;|-∠|_|;_;_;
~゛'''' ┴'::⊥Λ二＼.:| .:|ー:|＿＿;!＿＿;!＿＿;!＿＿:l＿＿;l:::...＼/＜＞::. ∠二
｀ , ' . ｀ ∨_,,,;;;;/. ~゛`┴ -'⊥ .」＿;!＿＿;!＿＿;!＿＿;!＿;ﾄ､ r─‐-､ ...:.:.:.::.:
, ~゛ ┴ ⊥. .,_..:::| ::/￣.￣'"ヽ┴-､_;_;_;_;_;_;_
,, ｀ ~゛'' ‐-|＼＿＿＿ﾄ--/.. ...:::::::./|
` ., ｀ ,. ' ＼|__;_;_;_;_;!─l二二二l/
;;、 ...; ;:;:;:; .,,.,; '' '; ;;... .;; |;:. . . ;|;.. ;..; ::| ... ; ;;.
....;;;; ,,,,,,､､､ ;::::;:;:;:;:; :;: |..;; ﾒ ; |;. 先山はみんな戦争へ行って
.... ,,,... ;;.... ; .. .;:,, ::;|￣（ -＿-）切羽が作れないし、資材がないから
,,,,,,, ,, ,,,. ,,, | （∩∩）坑道すら確保できないし……。
.. | ＼|＿＿＿＿＿＿＿＿
;:;:;: :: ;:;:; :;:; :;; ;:;:: ;,.,;:,.;,:|
;;.... ;;;::; ,.,.;;::; ;; ;. |
|
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
,r'´ ＼
／ ,r'´ T ヾ.:. :. . .＼
／ ,．'´ / 人 !:.:.:.:.:.:.:. .ヽ ←偉い人
,/ ,ｨ´ , -‐{〈 ﾄ､戌ｲ j､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
,/ ,ｲ'"´ ヾ､ヽ1ﾚ / ＼:::::::::::::::::',
/ ,' , ．-─ ｰゞ- ｲ-､､ ヾ!:::::::::::::i
/ ,' ,ｨr'´ ´ ￣￣￣￣ ｀`ヽ/i;:;:;::::::::|
l ,ｲﾚ'"Tﾌゝ､ー - - ＿__,ノ;:l;:;:;:;::::::!
ﾞ､. . .:.:.:::l/ ,j ﾞ ｰ‘´フ"下≦ﾓｧｰ､Y;:;:;:;:;:::/
ヽ.:.:.:::j ､ 1 ;: . -‐'´ .::;j;;;:.ゞｰ- ''1j;:;:;:／
`ｰi ,ｲl l､ ( r=ｭﾊ;;;.:. .: .: .:j,ﾊ"´
|〈jk ﾞi ', ,r'"´¨ ｀`ヾ,.:.:.:,ﾞ.:1! しかし石炭がなくては
ヾｿ ヾ;ﾞ _ ,,,,､､､､,, j.:.j.:.ﾘ′ 戦艦も動かんし
`ﾄ, ''"ﾞ´ ｀"'''.:.:.:.:! 戦闘機も飛ばんではないか！！
| ; ､ ｰ;:;:;:.:.:.: .: ..:.:.:.:.:.:,!
|. ﾞ､ ;. . :.: .:. :.:.:.:.:.:,'.:./ 聖戦完遂のために人手を集めろ！！
_」_,,,ゞ ,;:;:.::. :.:.:.:.: .:. :.:.:;:;:;L
「 ├-‐'''ﾞ「 i iｰ--‐'''"iﾞ´ i
{三」,! | l | | 三1
_」 ＿| ＿__」 | |＿ ＿_ ,L_ __ ,,」＿
-‐ '''"´ j 7! ﾆ二二 , ￣ ｀''ー
,, -‐ ､
/' ヽ
／￣￣＼ ./ i
／ ._ノ ヽ､＼ / ...........i
| （●）（●） | / ..:::::::::::::::|
| （__人__） | / ..::::::::::::::::::l
.| ｀ ⌒´ .} ./ ..::::::::::::::::::::!
| }/ .::::::::::::::::::::/
ヽ ./ .:::::::::::::::::::/ こうして1943年10月、
.ヽ . .／ .:::::::::::::::::::/ 各界の権威48人が出席した
,. ‐'"´ `'‐,r''"~ .:::::::::::::::::／ 「石炭増産座談会」が開かれた。
..:.／,. -‐‐- ､ l′ ..:::::::::::::／|
:,' ／ !.:::::::／:i..:..l
r ､ / !::::::::::: i..:..i
l .......`:i i !:::::::::: ﾞ､:.i
! ::::::::::/ i i:::::::::: ヽ:i
.! ::::::::/ i .....i::::::::::: ヽ
.ヽ ::::::| `､ `､ .....::::::::::::l:::::::::::: `,
/ ＼:::l. `､ ヽ::::::::::::::::::::l::::::::::: /'''ー─----､
`ヽ `､ .::::＼:::::::::::::::|::::::::: /,, ,. ‐;''
,.. --- ..
,..-.:.￣.:..:..:.. : : : : ｀丶、
／:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :＼
/:ﾍ=､､:.＿: : : : ＿＿:ヽ:_: -^,.ﾄ､
ノ:..:..:./:.. ￣: :７´:―― : :|‐: :´､: ヽヽ
ｰ-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:ｲ:.ﾊ:.. : j:.. :}:.､ヽ:. ﾄヽ
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ﾉ ' }:.／_}_ｲ:. } |:.｜||
Vl:.:.|:. Vl´｢＿ ､｀ ﾉ′ ＿ﾉ:ｿ:ｲ: ﾘ ﾉ
. }:ハ: : l f7｢::｀ﾊ /:::7}7ｲ:/}/
ﾉﾍｰl､: :!VZﾂ ﾋ:ﾉ/:.// 出席者は炭鉱経営者、
｀ｨﾍ:ﾄ､ _ _ ノ:ｲ/ 工学専門の大学教授、
rく､＼｀ ヽ二コ:千:|K、′ 業界団体の幹部、企業の代表や技師、
|:..:ヽヽ＼: :Yﾆ|: :!:/j!:.l 商工省の石炭部長、
ﾄ:..:..:.＼ヽ＼!r|┴＝ミ!r ァ７ さらに陸軍兵器学校からも集まった。
｜!::.:..:.ヽ＼ヽ|! /７ /
j::.l::..:..:.⌒ｰｧ⌒} / / /^}
|::.:.＼::..::.::.::>ｰ'―-L∠_¨´
l::.::.:..:.￣￣ト ､, --､―弋i
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -―
｀｀ｰニ´／ー-､ | _|
_. -― ￣ ト―.:｢:.:l
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ﾉ
＿l -‐ '´￣￣｀ヽ､
＼ ／ ／" ｀ヽ ヽ ＼
＜ //, '/ ヽﾊ ､ ヽ
／ 〃 {_{ノ ｀ヽﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小<●>::::::<●>从 |、i| 産業、学界、官僚、軍人、と
ヽ|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |ﾉ│ 広範囲に及んだわけにょろ。
|ﾍ ゝ._） j. | , | それだけ石炭増産が重要課題だったにょろ。
| /⌒l,､ __, .イァト|/ |
| / /::|三/::/／ ヽ |
そもそも、なんで鉱員が足りないのか？
＿,,,,,＿
＿ξ＿＿ ｀γ ＾ヽ/＿＿＿
|（◎） ヾゝーノﾃ |
| (／ |
| /＼ !/ξ .|
<⌒｡ー-､ /Ｘ /＼ （( )）⊂ｰ、
| 〔|〉￣ / ｘ/ ＼ ┌──γ⌒７ 事故が多いし差別も強いし、
<,__ ﾟﾉi /タ ＼ / |i !|ii|||（〈 〕| 誰も勤めたがらないんですよ。
｀ヽ⊃ ζ / / └── ゝ-、!
| （◎） ｏ / ⊂ノ
ｎ ＼/ （◎） |
/~〉‐‐､η＿＿ ,-- ､∩＿|
ゝ ﾌ）ﾉ （~~__)ノ でも無い袖を振って石炭を搾り出せ、と……。
|
＼ __ ／
＿ （ｍ） ＿ ピコーン
|ミ|
／ .｀´ ＼
∧＿∧
( ´∀｀/￣￣￣￣/ じゃあ、鉱員の待遇を
( つ / 石炭 / 上げてやれればいいんだ！
￣￣＼/＿＿＿＿/
鉱員の確保の為に「鉱業報国神社」を作ろうかと。
（ ＾ω＾） ∧＿∧
／ ＼ （ ） 事故で死んだら「名誉の坑内死」か。
＿＿| | | |＿ / ヽ
||＼ ￣￣￣￣ ／ .| | |
||＼..∧＿∧ (⌒＼|_＿./ ./
|||. （ ） ~＼___＿_ノ| ∧＿∧.
_/ ヽ 「産業戦士」だな。＼| （ ´_ゝ`） 弔慰金も増やすべきだろ。
. | ヽ ＼ / ヽ.
. | |ヽ、二⌒) ／ .| | |
. .| ヽ ＼∧＿∧ (⌒＼|_＿./ ./
ヽ、＿＿＿ （ ） 賛成。~＼___＿_ノ|
. _/ ヽ ＼
／´ ｀`ヽ､
/' ＼
,;' ヽ
. ﾉ , i / ,, / |ヽ ﾞヽ
ｲ i | i ,'`メ ／/ /i .ﾄ ヽ ヽ
ﾚ| { i |/／'´ `ﾒ ／ / /| } ﾄ 1
',ｲ i r+ﾃ=ﾐメイ /／'"|´/ / ﾊ| 増産座談会では
`､ヽ r'ﾒ, {｡;;;;'ｿ ` ' ,rz;,y'ノi〃ｲ .' 「鉱業報国神社」の建立が検討された。
｀ﾊヾ ﾍ i'ｰ''- /｡ｼﾟｸ /'"
ﾚ',`''; i , `'' / / 鉱員の地位と賃金の向上を企図したが、
' i∧ﾄ i, - ,ｲ{ ./ 実現の前に終戦となった。
. ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ ﾘ |/
,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ､. |i
,;<､.:.:.:.:.:.:.`ｖ'" ^,ヽﾐ､,
. ∩＿∩ ;
; | ノ|||||||ヽ `
, / ● ●| そ、それでも
;, |＼( _●)/ ミ 人手が足りんク…マー……。
; 彡､| |∪| |､＼ ,
./ ヽ／> ) : もう日本には人がいないクマー……。
(＿ﾆﾆ>/ (／ ;
; | | ;
' ＼ヽ/ / :
, ／／＼＼ .
; し' '`| | ;
||＼
|| ＼
座談会の答え || ｢＼＼
|| | 朝鮮＼
∧＿∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧巛∧ || 半島 | ||
（ ・∀・） ( ﾟДﾟ) (ｚﾟ -ﾟ) （ ´∀｀） ||＼. ＼｣ ||
（. <ｙ> ） (| ：| |) < 天 > （. <ｙ> ） ∧彡∧ || ＼ ||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∧＿∧￣￣￣ ∧＿∧￣￣￣￣∧ ∧￣＼ （ @∀@） || ＼ ||
( 'д) （ ﾟ_ゝ （. ‘∀） ( *ﾟ -) ＼ （ <ｙ> つ ｣L ＼||
￣￣￣￣|￣|| )￣￣￣|￣|| <）￣￣￣|￣|| <）￣￣￣|￣|| |￣||￣|｢ ｜ ｜ | ￣ ||
|￣||￣| |＿||＿ ┐ |＿||＿ ┐ |＿||＿ヽ ｣L || （＿（＿_） ||
| || | |￣||￣|__） |￣||￣|__） |￣||￣|J￣ 」L ||
￣ ｣L
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 1939年（三井では1941年、三池は1942年）から、
. | （__人__） 当時日本が占領していた朝鮮半島から
| ｀ ⌒´ﾉ 労働者の集団連行が始まった。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
／（● ） （● ） ＼
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ じゃあ、それまで
| ｌ^l^lｎー'´ | 朝鮮人の鉱員はいなかったのかお？
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） いや。
. | （__人__） 朝鮮半島からの鉱員の徴用自体は、
| ｀ ⌒´ﾉ 大正時代から既に行われていた。
. | } −３
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
_. -−- ._
. ,..イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´￣｀丶､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ
∠:ィ:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.',:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:＼
/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:トゝ
. |:.:':.:.:.:.:.:.:.:|:.:∧:.:.:.:.:!､:.:.!.､:._｣',...Ｌ:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.Ｎ
. l:.:l:.:.:.:|:.:.:下'ト ヽ:.:.:| ｘ|'´＼! ',:l:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.| けど各地の炭鉱では、
V||:.:.:.Ｖ:.:.|,ｨ=ミ､＼! ｨイ¨'ﾄヽ:.:.:.:.:ハ:.:ﾄｿ 朝鮮人鉱員の逃亡、集団サボタージュ、
ﾘ､:.:.:.＼|:{ ﾋ,ハ ら､j.| |:.:.:.:.,'ノ〉:|′ さらに日本人との乱闘事件などが
ヽN:.:.:.:| ｰ‐' ー-' ,!:.:.:./ｲ/ヾ しばしば発生した。
l∧:.:.ヽ '_ /:.:.// '′
＼:.|｀ _,..__ .ィ ./:.:./ｰ､
｀rｧ ´ / l ,./:.:/ ∧
, '´￣￣｀ ｰ-､
／ 〃" ｀ヽ､ ＼
/ / ﾊ/ ＼ﾊﾍ
|i │ ｌ |ﾘ }_}ハ
|i | 从 ノ ＼ｌ小N 三井鉱山は元々
|i （| i ● ● lｉ|ノ 鉱員の安定確保の為に、
| i ⊂⊃ ､_,､_, ⊂ﾉi| 渡り坑夫や逃亡の恐れのある
| l x＞､ __, イｌ | 朝鮮人の雇用は消極的だったにょろ。
| ｌくﾐヽ::::ﾍ三l:::::ﾉl lヽ
| l( ⌒ )..::::V::／ ( ⌒ )
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u （__人__） だが鉱員不足の前には
| ｀ ⌒´ﾉ 打開策が他になく、ついに
. | } 朝鮮半島から強制的に連行することになった。
. ヽ }
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
／ｨ , / / / / ヽ,
/ / / / / / ,.' │ ヽ
/ / / l | / | | ヽ ヽ., ､ |
│ l | | ,∧ /､ | ＼. | │ ヽ, |
│ ィ | ,ﾍ､ |_,| | ＼ |＼, | `'j､│ | |
ﾚ │ ,ﾍ | _ゝ_メ._ ＼| _ﾊ,ヒ"_ヽ| |. ! ﾘ
ヽ | _ヽ Y 行ッr`､ ＿ jl ｲ:ﾏ丁j> /ヽ| !
! _ヽ!､ ﾄ､ﾝ |´ ｀l. ﾄﾍｿ | !) ﾙl/ 連行は朝鮮半島の各村ごとに数名ずつ、
／_-､ヽ∧.. ニ ' , ゝ .ニ イ /ｨ′ 徴発する形で行われた。
{/ _ ヽ｀l i _ ! ∧l
ヽ L`' ヽ.| ＼. `′ , ィ' /!
＼ ヽ }! ､ ／ /,ﾍﾘ
l .ﾍ ri ｰ ´ l/ |
r'ン / , ｨ' ／j ／ ヽ
r ‐' ヽ ＿jヽイ ::／ ,／ ＼
/ 三三三三ﾉ//､ ヽ.. ｰ ／ ＿＼
| 三三三三/ , 'ヘ ＼／ , ´ __ ., --ヽ
／ヽ三三三三 !/ 〉′ ／／ ´ ｨ´三 !
／ 三三三三三/ / ／／ ／:: 三三l
【審議中】
∧,,∧. ∧＿∧ /⌒ｌ 三池へ行けだって……
∧ (；・ω・)(´・ω・｀)(・ω・｀)∧∧ 嫌だよ俺……。
(； ´・ω) Ｕ)( つと ノ Ｕ Ｕ (ω・｀；) 俺も嫌だ……。
｜ Ｕ (； ´・)( ；)(・｀； )と )
ｕ-ｕ （l )（ ) ( ）u-ｕ 行けば死ぬ、って言うぜ？
`ｕ-ｕ' `ｕ-ｕ' .`ｕ-u'
【審議結果】
Ｏ 人
ｏ 人 人
||人 人 人 逃亡
人 人 人 人
／|￣￣￣￣￣|＼
| □□ | , -―-､､ , -―-､､ , -―-､､ , -―-､､ , -―-､、
| □□ | / ∧＿∧ / ∧＿∧ / ∧＿∧ / ∧＿∧ / ∧＿∧
─卜| □□ | ──── l (；・ω・) (；・ω・) (；・ω・) (；・ω・) (；・ω・)
.ヒ| | ヽ､_ フづと)' ヽ､_ フづと)' ヽ､_ フづと)' ヽ､_ フづと)' ヽ､_ フづと)'
￣||￣￣￣||￣ Ｌ 〜（＿⌒ヽ 〜（＿⌒ヽ 〜（＿⌒ヽ 〜（＿⌒ヽ 〜（＿⌒ヽ
|| || Ｌ )ノ ｀J )ノ ｀J )ノ ｀J )ノ ｀J )ノ ｀J
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
;;;;;:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;| |:;;;| :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ゝ |:;;;l―l /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
>;;;;;;＿----―――＝＝＝=∠＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;:::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;―＿;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;
―＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>―-
;|: :;;;;;;―＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;,,,
:|: ;: ;;|;;: ';;;;;;;;｢<――----＿＿＿＿／;;;,,,,'''';;;;;ミ
.'| ;;,;;;| ;, '';;;;;|ヽゝ_,' ;;;,' ,' ; ;;;;;y;| ~―＿;;;;;＼;,,,''''';
ヽ|;＼;| ;;| ;;;;;| |;;;;|＼,'＼ ,'..'';;;|||f^|;;;;;|´―＿;＼;;;;
..ヽ: ;| | ;＼;;|'';;~;;;´ ;＼＼;;;,,';;| ＼＿ ／;; ―＝
ヽ; ヽ | ;;;;;||::: " .:::: ＼＼;;;＼'';;;;;;;;'''' ヽ 現地では「炭鉱へ行けば殺される」という噂が広まり、
＼ヽ | ;;;|;|::::. .::::' ｀＼;;ヽ 逃亡者が続出。結局は兄弟がいる家庭の
/ ＼ .| ;;|;;|;|:::/:;' ヽ／| 末っ子から強制的に連行されることになった。
／ , |;|;;;;|;;||:::_.. ....:::..._―￣;;;;／
:: : :＼ ::|;| ;;;;|＼;''::::::...￣――´ ／
:::|:::|::＼..＼＼＼ ＼,,＼:'''^ﾆ二＞-~ ／;;;;;
| | ＼ ＼ ＼ ＼:;;::::::" ／::::::
＿――〆-＿＿―＿＼ ::.＼＿,,＿―￣;;;;
―＿_,,,_ ,,''＼;;;;;,,,, ＼ ＼ ..＼ ＼＿
＿ ｀―-二＼ ＼;;;;;;＼＿;;ヘ '''''':::::::
＼ ＼.＼..<..);;;;;;;;＼ ＼
＿＿＿＿＿_
／ ＼ ／＼
／ し （＞） （＜）＼ む、無理矢理連れて来たのかお……。
| ∪ （__人__） J |
＼ u ｀⌒´ ／
ノ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） やはり現場でのトラブル、
| ｀ ⌒´ﾉ 日本人との衝突は
. | } 頻発したようだ。
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
「 l.i‐┐
＿__r‐i＿='└┘
. l l _
└―┐ r‐ﾆ' -‐ , )
,....,.._./'７ l l ヽ_ヽ ,..、,.r' ／
＿ !__! l `' .ニ ,-i´ヽ ヽ '´_,..........＿
┌‐┘ .`ｰi￣ l￣ ￣￣! / i´、ヽ l___lr',iv'ヽ,r､r ､ヽ
.. l＿ ＿」 └┐ r‐ r l ヽ--‐ヽヽ__Y__,.r! ( ｡rｲ ヽ ヽr'ヽ
/`ヽ! .l r―、 .!__l /__!i.＿_,. -‐ ｀ヾ-i' ｀r r''⌒ﾟt' ,､'｣、
`ｰ' .l.__｣ ヽ-' r ./ヽ l ｀ T ´ _,.ィ´ヽ! .!ヽ
r-i＿＿ l l ,! ヽ.(__,..､ t'´l l ,.ﾉ ﾉ .ｿヽ
. l￣ ! j､__, ! ! ! ,､.ヽ ヽ=ニ二二-'_,. -' ヽ
`i. ┌ ┐ l ＜ ,.i' ! ! .l ,.-' ７く ! ｀ ー‐ ' ´ .,r' .i
l l l .! .j、__ '´ ` l l l jrヽ! ,! ／ !
. └ ┘└┘ -ﾆ r'´ 、 ＼.! !. ! l , / ／ ヽ、 ／ .!＿
ﾚ'ヽl ｀ ｰ､ l ＿ ' ! ／ ヽ.'´ l. `i
(´ヽ r‐､ ,.r'二_ ｀ヽ l__,、／ .／ l､／
、,,_ (´｀ヽ ヾ ! l／_ヽ,r`‐-、 Y_ ／ｰ--------r
-`゛ "'' (⌒Y ' j､_. j. ／!,! lヾ l､ ヽ r '´ /
. (二＿_,.、 !rゝ(` ヽ ﾉ ､! ,! l ７ ＿,ノ ,..._
､ヽrl,r,_ ⊂= ｀ ヽ_ヽー'' `´! )ヽ 'i. Y／ .! ィ ´ .`i- ､ ..__/ _. ｀ヽ、
゛ ゛ ,... , - （ ヽゝ、__,..ﾆ-t' ´ ヽ l＿＿__j、 ! / ヽ ヽ
. '- ´ ,.r ,.r‐‐' ｀´ ＿j_,.. -‐r 'ヽ ＿_)‐'´ !--‐ ' ー― '''｀ く ,!
, (./ `,r ',r , ﾉ￣ ヾﾆー-- ﾆ '´ ､_、/r,,_ `´
-`゛r' "'- `-(_,rl._/｀
, '´￣￣｀ ｰ-､
／ 〃" ｀ヽ､ ＼
/ / ﾊ/ ＼ﾊﾍ
|i │ ｌ |ﾘノ ＼}_}ハ 朝鮮人労働者に対しては、
|i | 从 ● ● ｌ小N 逃亡を防ぐため就寝時は全裸にする、といったような
|i （| ⊂⊃ ､_,､_, ⊂lｉ|ノ 虐待や、度を越した懲罰などの
| i⌒ヽ j （_.ノ ﾉi|__／⌒) 暴力もあったというにょろ。
| ヽ ヽx＞､ __, イｌ |::::ヽ／.
| ∧__,ﾍ}::ﾍ三|:::::/ｌ| |',:::::ﾊ
| ヾ_:::ッﾘ :::∨:／ | | >'''´
／.:.:. ＼
/:,:.:.: ／ ヽ ＼
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ｰ
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ﾊ
/ｲ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ﾑ_/| l ｌ }
N:.ﾊ:.:.:lｨfｱﾄ/ ﾚ ｨ=ﾄ | /| ∧j
ヽﾑ:.} ii;_j ii;ﾘ ﾙ iﾚヽ 日本人が朝鮮人を殺害した事件では、
`ﾍ:ゝ _ 小/ 「ダイナマイトで死亡した」と
ヾ:{＞､ _ ｨ＜}/|/ 虚偽の報告がなされたケースがあった。
_, ｨr'´ヽ｛ __＿`} ヽ､_
／| l:| | =＝=| |:lﾞヽ
/ | l:ｌ l l l::ｌ l
l ヽﾊ l l // |
／￣￣＼
／ ─ ─＼
| （ー）（ー）|
. |. （__人__） .| 彼らは万田、宮浦、四山の各鉱で就労した。
| ｀ ⌒´ ﾉ
. |. .} 朝鮮人労働者の収容所は馬渡（まわたり）社宅があり、
. ヽ } 部屋の押入れには故郷を偲ぶ哀感に満ちた詩が残されていた。
/ ヽ ノヽ この壁は現在も保存されている。
./ / ∩ノ ⊃| |
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
http://www.miike-coalmine.net/shataku/umawatari.html
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） なお炭鉱から逃亡することを
| （__人__） 「ケツワリ」というが、これは
| ｀ ⌒´ﾉ 朝鮮語で「脱走」を意味する
| } 「ケッチョガリ」に由来するという。
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ （上野英信「地の底の笑い話」108ページ」より）
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ,＿＼
／ （●）゛ （●） ＼ そういえば、今では何かを途中で止めて
| ∪ （__人__） | 逃げ出すこと全般について
/ ∩ノ ⊃ ／ 「ケツを割る」って言うお。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） |
| （__人／,〉.| それは「ケツワリ」が
{ ´フ´ ./._ } 転訛したもので、
ヽ .／,二ニソ} 「尻を割る」というのは当て字らしい。
_ヽ/ ,-― ､}ﾉ
／:;:{' ノｰﾍJ:;:;ヽ
／:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:;}
/:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＿/:;:;:;::;:;i:;/＼
{:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:＼
ﾍ:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:＼:;／ヘ、
￣￣7:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;::;ゝ、`ｰj
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:＼~
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ヾ:;:;:;／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／ よく考えたら、
| （__人__） l;;,´ 尻は元から割れてるお……。
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿
∧∧∧∧＼
.. < ｀／） >∧ このまま居たら殺される！！
／ ／ / ｀∀> ∧∧
◇( ｲ◇ （ ,つ｀∀´> 逃げようぜ！
／ヽ )） ヽ )ヽ )と , ｲ
（_／（_/(_／（_/ﾉ（_/⊂ﾉ> )Ｊ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼__ ＼
＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_ ＼_＼
＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_ ＼＼
＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼_＼＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l＿_l￣
│ ∧＿∧ 大 牟 田 駅. │ │ビュン彡 ビュン彡 /● ● | || | |
│ （ ´∀｀） ＝＝＝＝＝＝＝＝＝ |. .│ ／ Y Y | || | |
│ MONAtetsu Omuta S tation │ │≪特 急≡＝−. | ▼ |. .| │ || | |
└───┬──────┬────┘ │ |_人＿.. ＼／. | || | |＿＿＿＿＿
│↑ 改札口 │ │ ぞ ぬ ー ！.＼＿＿＿＿＿＿＿. | || //
└──────┘ └────────────────┘ ||_//_＿＿＿＿＿
┌───────────────┐ ┌───┬───┐┌──┐ ￣|＝＝＝＝＝＝
│┗━┯━━┯━━┯━━┯━━┯│ │ │ ││ │ ＿＿_ ‖
│ |::［↑］::| |::［↑］::| |::│ │ │ ││ │ |＼＿ ＼.. ‖
│ └──┘ └──┘ └│ │ │ ││ │ | |@￣l| ‖
│ │ │ │ ││ │ | |BUS| ‖
│ │ └───┴───┘└──┘ | | お.ｌ| ‖￣￣￣￣￣￣
│| |￣＼ .／＼ ／＼ | | | .お.ｌ| ‖XＸXＸXＸXＸX
│| | 日. ||二||二|| 日. |l|二||二|l| 日. ||二|| | | む.l| ‖XＸXＸXＸXＸX
│| | |.. .| . | .| . | │ | | .た.l| ‖
│ ￣￣ ￣￣ .￣￣. .| |＼| .駅.l| ‖￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣|￣￣＼
.＼.| |. ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
┌┐.┌i ┌┐ __ ┌┐ | | [][]
｜└[][]L.ﾛﾛ | [][] | | ﾛﾛ |.[][] l└─┐
｜┌┤.r‐┘│┌┘ | └┐└─┐l￣￣
└┘..凵 └┘ ! l￣__l￣￣.┘
└┘
∧_,,∧ ∧_,,∧ ∧_,,∧ ∧_,,∧ 急げ！
（｀･ω･） （｀･ω･） （｀･ω･） （｀･ω･） 鉄道に乗れたら
( ;; ヽと つ と つ と つ と つ 逃げられるぞ！！！
( ( ;( ;; ; ミ三三彡 ミ三三彡 ミ三三彡 ミ三三彡
,, ､､-――― - ､
,､- '' ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ'' ､
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, ;;;;;; ､ ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'
{（ ）} l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|ヽ=='ｲ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
rｰ| : ::::: |ｭ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ／グフフフッ
}r''|､;;;; : |::} |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ＜ どちらへ
,[,|;L}､,,| :::::|:ｺ＿[[]]. |ﾞ' ､;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;l| ＼お出かけかな？
rｲ'l/r―;;''''''''ヽ―､','ﾂlヽ. | ｀ﾞ''' ｰ――――ｰ '' "´ | ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
| |/ 〉＿'､＿__ﾉ＿ﾉ.',' | | | |
, ''"'|:Y'/,/ｏr'"""' ､ｏl| | ','| |''" '',,,,､ -| ,l｀ﾞ''' ｰ ､,
''"' '' '' ﾞ､⌒´'"|/./,/ fﾞ'､ :::ヽ l| | ',',l|､(´::::::::::::｀'' ｰ ------------ｰ ''"::::::::::::::::::::）
´ ﾞ ''､: | Y l|:: | :ヽ :::::ﾘ:::| 〉/,,l]'｀ﾞ' ､,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;､､-,,,'"´ ,,,
ﾞ''|､,ヽヽ,| ::: ヽ､::ノ /,,／ ﾞ'ﾌf;;i''''､ｰ｡=､――z=｡ｰ,ｧ''' "|;ｲﾞl ﾞ''､,,, '' "
￣: | ::: ヽ｀ﾞ'' " " |ﾘ;/ ｀"´´（.ｲ ｀ '''´ ||ﾘ | rｴｴ
―――― - ､,,,, | ::: ヽ ＿＿_''' /;/ ,,ｨ､ ,,､､ ';;;V-ｰ――l三三
｀'''''''l,,､-ｰ '''"´´ ／ヽ /;;ｲ "￣ ｀'´ ｀ﾞ' ｰ ヽ ';;ヽ ＿_,
――ｰ ,,､-'' ´ , " ／''''＼;l ､,,,,,,,,, ｰ＿,,,,,,,,,,ｨ l;;;;;ヽ､＿／＼
,､ '" / /,､ '";;;;;;l', ｀´ ｀￣ ´ l;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ ヽ
／ ,,､ '";;;;;;;;;;;;;;ﾘ '､ ￣ /;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ
――/ ＜;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/l| ＼ ／ ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼',
ｲ ,､ - ､ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/8 ヽ ヽ､, ,, イ/ '8|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀';
／ヽ ／ ｀', / ）;;;;;;;;;;;;;;;;;/8｀'' - ､ ｀""´ '´,,,､8 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ ヽ ／ ﾉ / /|;;;;;;;;;;;;;;;;/ 8 ｀'' ､ ,r ｰ ''' ´ 8 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ
＿ ／- イ､_
＿＿ ／: : : : : : : : : : : (
〈〈〈〈 ヽ /: : : : ::;:;: ;: ;:;: ; : : : ::ゝ
〈⊃ } {:: : : :ノ --‐' ､_＼: : ::｝
∩＿＿＿∩ | | {:: : :ノ ,_;:;:;ノ､ ェｪ ヾ: :::}
| ノ ヽ ! ! 、 ｌ: :ﾉ ／二―-､ |: ::ﾉ
/ ● ● | / ，,･_ | /／ ￣7/ /::ノ
| ( _●_) ミ／ , ’,∴ ･ ¨ 〉(_二─-┘{／ 日本人も含めたケツワリを防ぐため、
彡､ |∪| ／ ､･∵ ’ ／､／/| ￣￣ヽ 会社は大牟田駅や万田駅など各駅に見張りを置き、
/ ＿＿ ヽノ / ／ // |／／＼ 〉 捕まった鉱員は連れ戻され、リンチを受けた。
(＿＿＿） / / // /＼ ／
おまえの給料、一部を「愛国貯金」にしとくぞ。
￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ ￣￣￣ ＼
/ / vv
| | | ↓朝鮮の人
| （|| ヽ ＿＿＿＿＿＿_
,ヽヘ ／ | ＞＿＿＿＿_ |
／＼＼ / ￣ |⌒ v⌒ヽ |__| 天引き？ ちゃんと貯めといてよ。
/ ＼＼ __ ／ | ．| ． ﾉ ）
/ ｀＼| ＜ ` o ｀- ´ ﾉ
| ヽ ＞ ／
| | l | ／▽▽＼
. ､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
､＞ .|
＞＿＿＿＿＿＿＿＿ .|
￣ .|./＿ ＿＼ | | ＿＿＿＿＿＿＿
| / ヽ／ ヽ | | ／
. | | ・ | ・ | V⌒ｉ |
＿ |.＼ 人＿_ノ 6 | ＜ ねぇ、そろそろ返してよぉ〜！！
＼￣ ○ / |
. ＼ 厂 ＼
／ ＿＿＿＿_／ ￣￣￣￣￣￣￣
￣￣, -/へ／＼/｀- ､
／./ ./o i. ＼
( ⌒ ⌒ ）
（ ）
（､ , ,）
|| |‘
／￣￣￣￣＼
ｌ ∨∨∨∨∨ ｌ
| ＼()／ |
(| (（・） （＜） |) ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| ⊂⊃ | ／ 誰が返さないと言った？
| .| ⌒ ＼.ｌ／ ⌒ | | ＜
／ |. ｌ ＋ ＋ ＋ ＋ ﾉ |＼ ＼ 永久に貯めておくだけぞ！！
／ ＼＿＿＿＿＿／ ＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＿ ＼
/／￣￣(＿） |
|ししｌ＿ｌ （ | |
|（＿⊂､＿_） | | 「愛国貯金」の給金は、
＼_＿＿_/ | | 最後まで戻ってこなかった。
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ,＿＼
／ （ー）゛ （ー） ＼ また新たな差別と虐待かお……。
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 朝鮮の人は、何人くらいが三池へ来たんだお？
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 1945年8月の終戦時で、
| （__人__） 三池では2,297人、
| ｀ ⌒´ﾉ 三井全体では14,733人の
| } 朝鮮人労働者が在籍していた。
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ 一部の炭鉱では日本人と朝鮮人の比率が3:7になるほど、
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､ 朝鮮人労働者は欠かせない労働力だった。
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
＿＿
´: : : : : : :￣￣ ､
／ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. ／ : : : : : : : : : : : : . . .＼
､＿_/／. /. . . . . . . . . . . : : ! : : : : ヽ
￣/. : /. : : : :/ : : : : : : : : : : : ＼l: : : : : : :ヽ
. l : : l : / : /. :/ : : ヽ、: : : ｀ヽ : !: :l: : : : : ヽ、
l :/ l : l: : :l :∧: :ﾄ、: lヽ、: : : :ヽ!: :l: :ｌ: : : ｌ ￣
l/!: ! : ｌ: :/l/‐-ヽ! ヽ ! _ヽ-―!‐ !: :ｌ: : : ! ただしこの数字は
ヽ! : l : ! rfチミ､ ヽ´ fr旡ミ! : ト､l : : ′ 期間満了による帰国者や
. ヽ !: :l rっｿ 匕り !: : !丿/j/ 逃亡者、病死・事故死者が含まれていない。
. j∧ :ﾄ､ ｀¨ . ｌ ｌ :ｌ j/
V: :lヽ、 _ ／j/!/ なお終戦後も日本に残った人もいる。
ヽ: ! ＞ __.. ィ ト､〃
ヽ! ／/j ト!/＼
＿／ :/-―――-l : : : :ヽ､__
/|::|: : : :! -―――-! : : : : : :/∧
＿＿＿＿＿ /! !::!: : : :!￣ ￣￣/. : : : : :/://:!
∨￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣∧ /. : : : : :/://.:::l
. ∨ ∧ /. : : : : :/://.::::::l
-‐ '´￣￣｀ヽ､
／ ／" ｀ヽ ヽ ＼
//, '/ ヽﾊ ､ ヽ
煤@ 〃 {_{ノ ｀ヽﾘ| ｌ │ i| 万田鉱のデータでは、
ﾚ!小ｌ○ ○ 从 |、i| 就業者:1,738人、
ヽ|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |ﾉ│ 逃亡者:633人、再逃亡:1人、無断退去:90人、
/⌒ヽ__|ﾍ ゝ._） j /⌒i ! 公傷死亡:25人、病気死亡:6人、
＼ /:::::| l＞,､ __, イァ/ /│ 病気による送還:41人、
/:::::/| | ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ | となっているにょろ。
｀ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u （__人__） だが、三池では
| ｀ ⌒´ﾉ それでも人手が不足した。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼. でも、日本人も朝鮮人も集めつくして、
| し （__人__） | これ以上どこから人手を集めるんだお？
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
||＼
|| ＼
座談会の答え || ｢＼＼
|| | 中国＼
∧＿∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧巛∧ || 大陸 | ||
（ ・∀・） ( ﾟДﾟ) (ｚﾟ -ﾟ) （ ´∀｀） ||＼. ＼｣ ||
（. <ｙ> ） (| ：| |) < 天 > （. <ｙ> ） ∧彡∧ || ＼ ||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∧＿∧￣￣￣ ∧＿∧￣￣￣￣∧ ∧￣＼ （ @∀@） || ＼ ||
( 'д) （ ﾟ_ゝ （. ‘∀） ( *ﾟ -) ＼ （ <ｙ> つ ｣L ＼||
￣￣￣￣|￣|| )￣￣￣|￣|| <）￣￣￣|￣|| <）￣￣￣|￣|| |￣||￣|｢ ｜ ｜ | ￣ ||
|￣||￣| |＿||＿ ┐ |＿||＿ ┐ |＿||＿ヽ ｣L || （＿（＿_） ||
| || | |￣||￣|__） |￣||￣|__） |￣||￣|J￣ 」L ||
￣ ｣L
∩∩∩ . ∩∩∩
.∩_:||_:|_:| |_:||_:|_:∩
│ ___ つ ⊂ ___ │
ヽ ノ ＿＿＿ ヽ ノ
／ ／ ／_ノ ヽ､_＼ ヽ ＼ ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
( く oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo > ） 戦争相手じゃねーかおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
＼ ｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／
ヽ| |r┬-| |/ どうやって連れてくるんだおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
＼ | | | ／
| | |
`ー'´
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○）
| （__人__） 一般人の募集はもちろん困難だから、
| ｀ ⌒´ﾉ 捕虜を「訓練」して
| } 日本に送り込んだんだ。
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::
／.:.:. ＼
/:,:.:.: ／ ヽ ＼
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ｰ
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ﾊ
/ｲ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ﾑ_/| l ｌ }
N:.ﾊ:.:.:lｨfｱﾄ/ ﾚ ｨ=ﾄ | /| ∧j 日本は1940年に「済南救国訓練所」、
ヽﾑ:.} ii;_j ii;ﾘ ﾙ iﾚヽ 翌年「石門俘虜訓練所」（石家荘市）を設置し、
`ﾍ:ゝ _ 小/ 占領地の捕虜に「良民化」教育を施した。
ヾ:{＞､ _ ｨ＜}/|/
_, ｨr'´ヽ｛ __＿`} ヽ､_ その後1944年5月より、三池への移入が始まった。
／| l:| | =＝=| |:lﾞヽ
/ | l:ｌ l l l::ｌ l
l ヽﾊ l l // |
, '´￣￣｀ ｰ-､
／ 〃" ｀ヽ､ ＼
/ / ﾊ/ ＼ﾊﾍ
|i │ ｌ |ﾘ⌒ ⌒}_}ハ 中国から来た人たちは
|i | 从 ● ● ｌ小N 万田鉱で業務に慣れた後、
|i （|ﾐ ⊂⊃ ､_,､_, ⊂lｉ|ノ ﾐ 四山鉱や宮浦鉱へ
| i⌒ヽ j （_.ノ ﾉi|__／⌒) 連れて行かれたにょろ。
| ヽ ヽx＞､ __, イｌ |::::ヽ／.
| ∧ 人l||l,三|:::::/ｌ| |l||l 从
| l ( ⌒ ):::V::／ | ( ⌒ )
。
ﾟ 。
ﾟ,,.-‐―-:'､
／ ;;;;;;;;;;ヽ
/ ;;;;;;;;;;;;;、
| 中 ;;;;;;;;;;;;i
| ;;;;;;;;;;| 中国人が連れて来られたのは
| ― ― ;;;;;;;;;l 既に大戦末期、当然ながら環境は劣悪で、
| ;;;;;;;;ilﾟ。 食事にも事欠く有様だった。
| ﾉ ＿ヽ ;;;;;;;;.;;;;;ヽ 。 そのため、ビタミン欠乏症で倒れる鉱員が続出した。
!/ ヽ;;;;;;/i;;;;;;;;ヽ、。
/ ＼ ヽ;;//;;;;;;;;;i;;;;;;ヽ､_ 。▲
／) ￣￣;l;ヽ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-､
＿ / :/ |;;;; /;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ、
ノヾ `‐-" ｌ , -‐"i /;;;ノ;;;;;;;／;;;;;;,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞヽ,
ﾉヽ | ／ .ヽ!;;:／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;li
l , :l / , ;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
( ヽノ .i i; ;l ,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ヽ､ ＼l/_,-‐ ､:;| :;＼,,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
ヽ､i ＼i;;;;;:)）;| ;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐､;;;;;;;;;;/
＼ ＼´）;;| ;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;
,r‐'';""~;~~;~~;~`ヽ
||i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
,.-‐'" ==.､ ~` ヽ、
, :''" ,.ｸ ,｀ヽゝ ヽ
,ィ" ＿,,... ---- ｴエ --- ..,,,,_ :::ヽ
i _,. -‐''" !,キ) / ￣￣;i
|'" _,,. -―''''"""~~~~ ￣ ￣￣~~｀'''ー|
,-､/-‐'" |
/ ､ `ヽ i; ,r'" |
,' ⌒ヽ i; ヾ'､_￣￣｀'ヽ､ヾヽ , ,／,. -‐''" ''''ヽ , |r'"ヽ
/ 「 y' `ｰﾐｰｪr‐ｪ- ゞ` "----ｆ┬rー,='" :i!れヽ|
,! | i!:/ - ::;r''" :;;; ヽ￣￣￣￣ i!､ヽ i|
ヾ､ ヾ`:, ...:::;;;i' ;;;: |;;;::::::: : : ヽ ﾉ |
｀ヽ ）､ :::::;;;;;ﾉ i;;::: : : :::i;'",;!
＿_i;,､__ｭゝ'!;::ヽ :;;;;;!,:へ.,,i i ,､ i;;:;:;:: : . . .,;.ｨ"ィl
ヾ;:;:;;:;:;:;:;:;:;:| :;ヽ ,,...-‐-,､_ `ヾミ;:彡'-':::: : : :::,.-'"|;:;:;::;:`ｰ-,
,.ゝ;:;:;:;:;:;:;:;:;| ,.;;'";:;:;:;:;:,,,.--`=- -＝こ￣~`く､ |:;:;:;:;:;:;:;:ゞ-,
フ:;:;:;;:;:;::;;:;;;/ ;: : /;::;:;:;:;r'"-‐''" `"￣~`ミヽ;:;:;:;ヽ |:;:;:;:;:;:;:;:;:;;＞
'"7;;ｨ;:;:;:;:;;:;/ :; /;:;:;:;:;;/ ‐'''""~~￣￣~~`''ｰ `!;:;:;:;| ,!;:ｨ;:;:;:;:;トﾄﾞ 三池へ連行された中国人は
ﾚ"Ｖ 〉'^`ヾ :;/;:;:;:;:;:;! :;､ _,,,...------,､_,,, |;:;:;:;:| ;!'ﾚv^y" 2,372人（2,481人とも）、
,,.ィ"/ `y';:;:;:;:;:;:/ ~~`""~"~"~"~"" |;:;:;:;| '" | うち493人の死亡が確認された。
r' i' / `i;;:;:;:;:;;i ::;;:: '' :::: |;:;:;:| : :;;; ﾄ.､
|､ ヽ' /;:;:;:;:/`ヽ、:;;;: ::: :::: ,r''1;:;:;| :;; :|;: ヽ
,': :＼｀丶､ ;!;:;:;:;/ ヾ ::;;;; : : ;: /;: i;:;:;! ;: ;ﾘ |
,' ｀ヽ､ `ヽ､ﾘ;:;:/ ヽ ::;;;;;,,. , ,,,,,, .,.. i;:: |;:;| ,ノ ノ|
,/ `'''ーﾒ:/`ヽ ､_ :i､....,,,,＿＿,,＿ノ;;:: i;:;:! ,,-''",.:'" |
7 /;/ `ｰ- ､_`'ヽ.､ :;: ;:;: : ;:; :; :;_,,.-‐'"ゞir‐'''" |、
､ ､ ~`ｰ ､｀ヽ ,r'',-‐'''"~ ｀
ヽ ＼ :i :i / ./
ヾ ヽ | :! : / :/
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| u （ ー）（ー）
. | （__人__） この中には、一般から募集した
| ｀ ⌒´ﾉ 鉱員も含まれていたが……
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
∧＿∧
（´・∀・｀） 日本で一稼ぎしないか？ いい仕事があるぞ。
⊂（＾ω＾） （＾ω＾）っ ⊂（＾ω＾） （＾ω＾）っ
ヽ ⊂） (っ / ヽ ⊂） (っ /
／⌒ヽ○Ｊ し ○ ○Ｊ し ○ ／⌒ヽ
⊂（ ＾ω＾） ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ （＾ω＾ ）っ
ヽ ⊂） ＜これは行くしかないお！＞ (っ /
○Ｊ ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨ し ○
／⌒ヽ ／⌒ヽ ／⌒ヽ ／⌒ヽ
⊂（ ＾ω＾） ( ＾ω＾)っ ⊂（＾ω＾ ） （＾ω＾ ）つ
ヽ ⊂ ） (つ / ヽ ⊂ ） (つ /
（⌒） ｜ | （⌒） （⌒） ｜ | （⌒）
`Ｊ し' `Ｊ し'
／⌒ヽ
/（ ´ω`） さ、最後まで給料もらえなかったお……。
.⊂＾ | | | |::..
⊂＿ Ｕ_ノ|__つ:.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ 中国人はタダ働きかお……。
／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼ 戦時中だからって無茶苦茶だお……。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） |
| （__人__） | だが、炭鉱で就業させられた
| ｀ ⌒´ │ 外国人は、これに留まらない。
| │
│ │
| |
＼
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼ これ以上どこから
| ヽ |!!il|!|!l| / | 連れてくるんだお！！
＼ |ｪｪｪｪ| .／l!|
／ `ｰ' .＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ
`ー､＿ﾉ 煤@l､Ｅ ﾉ <
||＼
|| ＼
座談会の答え || ｢＼＼
|| | 欧米＼
∧＿∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧巛∧ || 捕虜 | ||
（ ・∀・） ( ﾟДﾟ) (ｚﾟ -ﾟ) （ ´∀｀） ||＼. ＼｣ ||
（. <ｙ> ） (| ：| |) < 天 > （. <ｙ> ） ∧彡∧ || ＼ ||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∧＿∧￣￣￣ ∧＿∧￣￣￣￣∧ ∧￣＼ （ @∀@） || ＼ ||
( 'д) （ ﾟ_ゝ （. ‘∀） ( *ﾟ -) ＼ （ <ｙ> つ ｣L ＼||
￣￣￣￣|￣|| )￣￣￣|￣|| <）￣￣￣|￣|| <）￣￣￣|￣|| |￣||￣|｢ ｜ ｜ | ￣ ||
|￣||￣| |＿||＿ ┐ |＿||＿ ┐ |＿||＿ヽ ｣L || （＿（＿_） ||
| || | |￣||￣|__） |￣||￣|__） |￣||￣|J￣ 」L ||
￣ ｣L
＿ .. --=＝ニ¨ ｀ヽ- ―- 、
.._ﾆ-‐ｧ―――- :.‐'´ .. ＼
／´ ／:ィ／:_. - ´ .:/ ヽ: ＼:.. {:. ヽ
{ ＼/∠ -'_二 :／/ .:/ ヽ: lヽ:. ヽ:.＼:|
/´ フ´ .:／/ / :/ | } |:. ﾄ:. l:. ＼_
/ / .:ｨ :/ /ノ :/ | / { :|:. ∧ :!|:. l:. ｀ヽ￣´
/／i :/ ／ ｨ /{ .:!:ハｫ:7 丁｢｢:. }:. | l ! ﾄヽ
/ | ..:!/イ7´丁ミヽﾄ{ /'ｧz=≠トv .ト: | | |
| /| ../|{ fr筰ﾐﾄ ´ ´ﾔぅ刈ｲ: ﾄ.}: :|!| 大牟田の第17捕虜収容所にいた欧米人捕虜は、
∧! !:/ 小.｀辷:ﾘ ｀フ7′/.:ﾚ } ハ 三川鉱の坑内労働に駆り出された。
/{ｲ:/ハ '_ /´/:. /l: /′
/ ´ |l j .:.＼ ‘ﾆ’ /: ,.. ノ}// 捕虜の国籍（当時）はアメリカ、イギリス、オランダ、オーストラリア、
ハ￣￣￣｀ヽl＞ｭ.. _ イ:イｲﾑハ{ _ノ{_ チェコ・スロバキア、ノルウェーとなっている。
ﾉ￣￣￣ ‐- ､ ヽ/} |/_j_.ゝ┴‐´三弐
≦三三三-＿ _ ＼ト／´__.. -=＝―――｀i､
l! ￣｀ヽzzzzf´￣ lト}
rﾍ | _ | l| {
ﾉ､__i! fヽ ! | ﾊ |ハ
{ __,､! _| {｜ ! | __ | !
ヽ ノ{_l! }ﾊ、 ヽハ. ヽ /´'/ lト.､|
ﾄ、 _,l!＿＿＿ {. l＼ ｀ ｰ ＼j { ＿_j-:､:＼
ﾚ| {ﾄ:ヽヽ:｀ヽ._￣｀ |-‐ニ-――-､::ヽ|
_ 上L._ ヽ＼＼ヽ:ト.二、 {´_: -‐ ￣ ｀ﾄ､:ヽ{
／´:.:.:.:.:.:＿｀ヽ }/ ＞｀-/７く_＞ 、 ｀ ー‐- ､ ! ヽ:}
⌒ヽ- ´{ ｀ヽ:＼{:.:,.孑{zトミ:.:｀ヽミヽ、 ├‐ ´
＼ ﾉ７ｧﾆj彳_/:{｀ヽ〉_/｀j┬ ＼ j
￣ /:ﾘ: : : : /:.:.|￣ ￣｀ Lト､ ト､ /
／:／ : : : / : :j : : : : : : : | : : ￣:} ｀ ー‐'
-‐ '´￣￣｀ヽ､
／ ／" ｀ヽ ヽ ＼
//, '/ ヽﾊ ､ ヽ
〃 {_{ノ ｀ヽﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ● ● 从 |、i| 炭鉱に連れて行かれた
ヽ|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |ﾉ│ 捕虜は最初500人、
/⌒ヽ__|ﾍ ゝ._） j /⌒i ! 終戦時には1,700人に達していたにょろ。
＼ /:::::| l＞,､ __, イァ/ /│
/:::::/| | ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ |
｀ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
,..-―- ､
/ ヽ
{ }
ヽ ● ● / 朝鮮人、中国人、欧米人とも、
'､_ ▲ ,ﾉ 就業中の事故などで命を落とす人がいた。
ｉ '＝' i
(^ヽ_｀'―'´_ノ^)
'-‐-ﾆーﾆ-‐-'
_,..‐ﾆーﾆ‐ ､_
（_,-" "-,_）
∧＿∧
（； ´Д｀） も、もう耐えられない……
ノ ﾉ 事故じゃなくても殺される……。
（,,,,,,UU
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ケツワリしたら命はないぞ……。 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::| |::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;
;;;;∧＿∧::;;;;;|ﾞ|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ﾞ|;;;;;;;;;;; ∧＿∧:;:;:;:;:;:;:;:;:| |:;:;;:;:∧＿∧:;:;:;:;:;:;:;| |:;:;:;:;:∧＿∧
;;（ ´Д｀ ）;;;;;;| |;:;:;:;:;:;:;:;:;∧＿∧;:;:;:;:;:;:| |;;;;;;;:;:（ ´Д｀ ）:;:;:;:;:;:;:;:;| |:;:;:（ ´Д｀ ）:;:;:;:;:;:;;| |:;;:;:;（ ´Д｀ ）
::::::::::::::::::: .｀ヽ| |:;:;:;:;:;:;:;（ ´Д｀ ）;:;:;:;:;:;| |:;:;:;:;／:::::::::::::｀ヽ;:;:;:;:;:;:| | .／:::::::::::::ﾞ｀ヽ､:;:;::| | .／::::::::::::::::::
::::::::::::::::::: :::::|| |:;:;::;:-‐'´:::::::::::::｀ﾞヽ､:;:;| |:;:;:/ ::::::::::::::::::::::ヽ:;:;:;:| |/ ::::::::::::::::::::::::::|:;:;:;| |/ :::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::: .::::|| | ; / ::::::::::::::::::::::::::::l:;:| | |::: :::::::::::::: ::::| . | |ヾ:::::::::::::::::::: :::| | |:::|ヽﾞﾞﾞﾞﾞﾞ""""
...... / .::: || | .|::: ::::::::::::::::::: :::::|:;::| | |:::|ヽ.ﾞﾞﾞﾞ"""./|:;;| ..| | ヽﾞﾞﾞﾞﾞﾞ"""/|:::| .| |::| |::::::::::::::::
::::::::::::::::::l |::::|.| | |:::/ヽ ﾞﾞﾞﾞﾞ""" /.|::::| .| |.|::| .|:::::::::::::::l |:::| | | |:::::::::::::::| |:::| | |:| |:::::::::::::::
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lililililililillilililililililil(（ ll|）)／l;l;l;l;l;l;lilili;lililililili;l;l;l;l;l;l;lililil;l;l;l;ヽ____/lilililヾ---"lilililililililili;l|_______ __
l;l;l;l;l;l;l;lililililili;l;l;l;ヽ /ililili;l;l;l;l;l;l;lilili;lililililililili;l;l;l;l;l;l;lililiililili;l;l;l;l;l;l;lilili;lililililili;l;l;l;l;l;l;lililiililili;li;l;l;ヽ--"i;
lililililili;l;l;l;l;l;l;lilili;lil.|. | .|l;l;l;l;lilili;lilililillililililililililili;l;l;l;l;l;l;lilili;lililililili;l;l;l;l;l;l;lililiililillllllllllllllllllllll;l;l;l;l;l;lilili;lilililil
lllllllllllllllllllllllllllllllllll(＿i＿)llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
＿∧＿∧
／￣ （ ´Д｀）⌒＼ これで手を潰せ！
__ / ＿| | |
ヽヽ / / ＼ | | ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,,
＼＼| |＿＿__| .| | .,llllﾞﾞﾞﾞﾞ ﾞﾞﾞﾞﾞlllll,
＼/ ＼ | | .|!!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!!|
| ヽ＿「＼ | |､ | ﾞﾞﾞﾞ!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!ﾞﾞﾞﾞ .|
| ＼ ＼――､. | | ヽ .| .ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ |
| / ＼ "-､, ｀| | ヽ | |
＿／ / "-, "' （_ ヽ ヽ .| |
／ ＿_ノ "'ｍ__｀＼ヽ_,,,, ヽ | |
｀ー―￣ ヽ､__｀/ー_ ,,,, ﾞﾞﾞﾞ!!!!!!!lllllllliii| |
＼ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ!!!!!lllllllliiiii| |
＼ ヽ | |
ヽ ＼ | |
| ＼.| |
｀ヽ､,,＿ノ| |
ﾞﾞ!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!ﾞﾞ
ﾞﾞﾞﾞ!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!ﾞﾞﾞﾞ
/⌒|＿__／⌒ヽ ／￣￣￣￣￣
○。 | .| ヽ /。/ ＜ 右手が！ 右手がぁ！！
＜| .| |ﾉ/ / ・＼＿＿＿＿＿
。・ | 丶 ヽ./
ヽ ヽ
＼ ＼
＼ ＼
/ ＼ 足を折る、骨を潰す、といったケースもあった。
/ ／＼ ＼
／ ／ ＼ .＼
／ ／ ＼ ヽ
丿⌒￣￣￣⌒ ／ ノ⌒￣￣￣ 丿
|＿つ￣￣￣￣￣ |＿つ
／￣￣＼ ／ 捕虜の＼
／ ＼ |＿_医師＿＿|
|:::::: ｜ ／ ＼
. |::::::::::: ｜ ／ ⌒ ⌒ ＼
|:::::::::::::: ｜／ （●） （●） ＼
. |:::::::::::::: } | （__人__） | 全治2日。
. ヽ:::::::::::::: } ＼ ｀ ⌒´ _／
ヽ:::::::::: ノ | ＼
/:::::::::::: く | | | |
-―――――|:::::::::::::::: ＼-―┴┴―――――┴┴――
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo ＼ な、仲間に対してそれは酷いお……。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／￣￣＼
／ ＼
|:::::: ｜ そうしないと医師も自分が危ないだろ、
. |::::::::::: ｜ 常識的に考えて……。
|:::::::::::::: ｜ ....,:::´, .
. |:::::::::::::: } ....:::,, ..
. ヽ:::::::::::::: } ,）:::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ （:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
__ ＿_ __ _
,r''"´ ゞ三三二ﾆヾ､
,j,ｨｲ,r 彡彡三三二ﾆヽ､
（いｲ､､-‐'''"ﾞミ三三二ﾐヽ
/"´ ﾐ三三ﾆ≡ミ!
,!,, ,,､z＝=- ゞ三三三ミミ!
}ｿ ｀}でゞ,,_ ミ三ﾆﾆヾjji! 戦後シベリアで抑留された
/ ､ ｀`"''' 个j !ii/ 日本人にも、同じような
ゞ='' ,! ノﾍ,ｲｿ 光景が繰り広げられたらしいな！
（jiiiii!!!;:!; ､__ソ7
〉､,,,,,｀` ﾘ
〈 _ ＿ j| もっともシベリアと三池では環境が真逆だが。
＼ ｀` ,､-‐'"´!
｀`ヾ ,､-‐'"´ 」＿＿
, ィ^y'"´ ,r＜´ r'ﾆﾆ>､
, イ /! ／ ＼ r'ﾆﾆ>､
／ | / | ／ ＼ ＿＼
／ |/ (b |＿／ rｪｪｭ >'"´￣ ｀`ヽ
/ / / ☆7 ,r'´ !
/ / / / |
,/二ﾌ /(b/ /二二 二二7 / |
i . __ .i
i ＿ i:::i＿ i
i::::...:::.::.::i . i
￣i:::l￣ i .i
i .i:::l i
i , -―.i::::i---_、 i
.l,. -‐‐‐‐‐‐-v´i i
i |::::::;::;:;:;:;:;;;;;;;;|::..! .i . . .. . ... .
... .. |::i::;:;i:j;:;:j;:;;i;;;|::..!. .,. .... ,. ,. . .,. . ,
.., ,,,....,. |::::::;::;:;:;:;:;;;;;;;;|::..!. .､､､､､､.,,..,,,,,,.,.,,...,,,,,..
. |::::::;::;:;:;:;:;;;;;;;;|::..!. .
／￣::::::::::::::::／:.:.l ' '''' '' ' ' ' 三池で死亡した欧米人捕虜は「戦死者」として、
／.:: o.゜*。,..::::::／ ,,．...ゞ, 神奈川県横浜市の戦没者墓地に
／::...／⌒ヽ＊* ）／ 埋葬されている。
::__／ ）｡*o
:::::::￣￣￣ i／
￣￣￣￣
､Х＼
1945年8月15日 〈`
／＼
／/.:::.:.::〉
終戦 〉へ::.:/ﾇ/〉
/'个ｙ´￣Lﾑ、
|:.'.;| [] . :::.ヒ!
__ |;'.:.| . : : : :ﾛ.::|
/:/＼ |.:::;|.: :.: :.:.::.:.::.:|
┌个┐| | .:_|＿＿＿. /⌒) |_.' |.::.:..:.[]::.:.::.:|
| .:|...:|/:/...:.:|..: : : : : :.:｀L..r─┬i | T/⌒) .//| |.: :.: :.:.:.:.:..::|
＼ | └┴┬i::::|==========|: : ://__. |`７'..:/´ rr┴' | |.:.::.[]:.:: : : :|
:::...>、 |[]..::[]. 〈〈::::|::::::[]::::.:.:[]..r､]: :.[_[;;::::.. |/...::::)::７ ─]:]:.: : | | :.:: ::..::.::.:::.|. ┌::､ /〉
‐く.:〈 ,、 |. : : : :.: :＼:|:::::::::::::::::::::/. : : : : :〉〉:: /＾7＜:〈 .:::::// : : :| | : :.::.::.:::..::.:|-┘:::L、r‐//┐ ,、
.: ::L└i _ .||＿ | : : : : : :、 〉〉/〉::::::;;:::〈 : : : : : ｀｀／...::|::::|/|＼ ..::｀刀.:.::|_|ﾄ､:.;:..::..::.::_|:::/Tl::::;二/ﾑ、| || ＿r─
::.: :└i:| //＼| ::::ﾄ､＿_ : : :||＿'//､п‖::.:l| : : : : ／／ト､У〕:|:....;＞.|::|..::./rへ/ﾚYL;/:>┘/ﾄ┘.//::::.｀L「|-┘/:::ﾄyｨ
工エ::「 /〈. ::〈|-､_/::::::..＼r':.|.::[,/T>.:/ﾛ〃乢.: :／／.:::::;＞|::::l/ﾍ｢ └─匚|＿_| :| |:L:冂_| :|┐ .::::::ｉr==| |.:::.｢.:[]:}iｌ|{´
: :∠7ﾍlｺ:::|:.:..|-i_::_r√ソ＼>へ:| :|:ln| :]:|:П叮 ￣＼∧l＼|工] ｡ｌ;_|_|ー|＿＿!｣====ｌ|＿<>‐┴─|i|l|
: :|ｪ| .:::::|:.:.|:::..|::::.|＼.::::》: :::L;:.::r| .L/俚⊥!┘ [ニニニ|ﾆ] ﾙﾍ:
: :|ｪl:∩ ﾄi:.|::::.l＼|_;;||;;:|L:<)┴‐'''"~ | . : :.:.:.| .
: :|ｪ|_|::|/＜＞｡ | .: : .:.| . .
: :ﾚ|[:::《 ' 、 | . : :.:.:.| ' .
_〈l〈V＼|コ ＿,‐| .: : .:.| 7!＿ 、
:ﾄ|ｪ|:|;;ﾚ' rｭ ´ ' / / ﾞ'ｰ-‐''´// /| 、
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／ ' 、 ` lニニニニニﾆﾆﾆﾆl/ 、
` 、
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＊ | 〒 ／⌒ヽ | 〒 ||| ,.へ´＿|_ヽ ,-ｒ､,r/」 ｆ ||| ∧ ∧,.へ, 〒 ! ／⌒ヽ 〒 !
| | （ ´∀｀） | 人l ｧ'｀･ω･)〉/_ｭﾍ〈|7 | ＊ (ﾟ∀ﾟ `ｧ ノ + | | （ 个 ） | |
＋ | { | .| { .（＿_）､ ○〈＿｝ﾉ ： | + O ／:-一;:､ / /. | | ./ /＊
ヽ ヽ | .|.ヽ ヽ （＿＿_） ､ 〈 く/ ヽ＿_,」 + ） ﾐ;;★:;:;:;ﾐ/ / | |/ /
ヽ ヽ,, ´∀｀） ヽ ヽ ´∀｀）__ﾉ ヽ__） / ,ﾍ | __,, '´￣｀ヽ__ (･ω･´/ / （・∀・ / /
,.へ ■ヽ ヽ ｰ､ ヽ ｰ､ / / |. | ★(（ﾊヾヽ,.べ, ミ三彡 ｆ ,- ｆ＋
l ｧ'＾▽＾) i ,rｭ ', i rｭ ', ||| （ 〈 .| .| ﾊ^ω^*`ｧノｭﾍ | / ｭﾍ |
ヽ ○.| /{＿〉,.へ∧ ∧{＿〉 << ＼ ヽ .| .| Ｏ☆ﾞ _ノ＿,｝ ） | 〈＿｝ ） |
| ､ 〈 | 〈 l ｧ'；・∀・) ＼ノ |＿,,| ノ´￣ゞ⌒'ｰｧ ! ||| / ! |||
||| l__ﾉ ヽ__）| ,ﾍ. ヽ ヽ ○ヽ ＋ |__ﾉ| ） `7ﾞ(´〈｀ー''´ | / ,ﾍ | ｶﾞﾀﾀﾀﾝ!!!!
「勝ったぁぁぁっぁぁぁあ！！！」「解放だぁぁぁああああ！！」「祖国へ帰れるぞぉぉおおおおおお！！！」
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| u （ ○）（○） 日本の敗戦と共に
. | （__人__） 朝鮮人や中国人、欧米人捕虜は解放された。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | u } だが……
. ヽ }
ヽ ノ
| | |＿＿＿＿_
| | |￣￣￣ ／|
| | | ／ ／|
| ／＼ | ／|／|／| ドッドッドッドッドッド!!
| ／ ／ |／／ ／ ／|
| ／ ／ |＿|／|／|／|／| (´⌒（´⌒｀）⌒｀）
| ／ ／ |文|／ ／／ ／ (´⌒(´戦時中はよくも!!!｀）⌒｀）
|／ ／. ＿.|￣|／|／|／ (´⌒(´∧ ∧⌒｀）｀）｀）⌒｀）
／|＼／ ／ ／ |／ ／ (´⌒(´（,｀ハ´ ）つ ｀）｀）
／| ／ ／ ／ヽ (´⌒(´⌒ (´⌒（ つ |〕 /⌒｀）⌒｀）
| |￣| | |ヽ／|絶対逃がすな! ( | (⌒)｀）⌒｀）
| | |／| |__|／. ∧__∧ ⌒｀）ﾄﾞし'⌒＾ﾐ ｀）⌒｀）ｫ
| |／| |／ (´⌒(´（ ｀ハ´ )つ ド ∧__∧⌒｀）
| | |／ (´⌒(´( つ/] / ｫと（ ｀ハ´ ） 謝罪汁――!!
| |／ （ | (⌒)｀） ｫ ヽ[|⊂[] ）｀）
| ／ （´ ´し'⌒＾ﾐ ｀）｀）ｫ (⌒) |
￣`(＿)`) )
(
((;;;;゜;;::::: ∧∧ '';:;;;):;:)):).)
(((; ;;:: ;:::;;⊂（;ﾟДﾟ,,） ;:;;;,,))..).） ひ、ひぇぇぇ〜〜！！
((;;;:;;;:,,,." ヽ ⊂ ） ;:;;))):..,),)).:)
("((;:;;;(;:: （⌒） ｜ .┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
三 `Ｊ
(⌒ ∧＿∧ ,//∧＿∧
ﾊﾞｷｨ!ヽ（ ・∀・） :（⌒ﾐ（ //（´∀｀ ）
ﾊﾞｷｨ!!ヽ l| |l（:;;:( ﾄﾞｶﾞｧ!!///ヽ、 _｀彡;;ヽ ｺﾞｽｯ!!
('⌒;ヾ ／ '/ lｉ| ｌ!ｸﾞｼｬｧ!!＼从从//／'ﾐ彡彡;;／ヽ ﾄﾞｺﾞｯ!!
(⌒）y'⌒;ヾ从从（⌒〜※∵；）´⌒｀つ,;(´（´⌒;"' ﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷｯ
（´⌒ｰ- ;:#∧_>::;ｗｗ 彡(:::゜｀）｡(;;;)､⌒从;;ﾉ・`⌒）;
(´;⌒（´⌒;;' ~ヽと;;;； #;;､ミ,,:,,;;；ヽ/ﾉ:#｀""^ヾ⌒）);
￣(´⌒;,( ,（ﾞﾞﾞ'゛""ﾞﾞ）ﾞ'';"(´⌒;,(´,（´⌒;）
"'¨''⊂;:;∴：:・;:;:;:;∴：:;;,::⊃'¨"
,, r一-- ､ ,,
／´ ｀`ヽ､
/' ＼
,;' ヽ
. ﾉ , i / ,, / |ヽ ﾞヽ
ｲ i | i ,'`メ ／/ /i .ﾄ ヽ ヽ
ﾚ| { i |/／'´ `ﾒ ／ / /| } ﾄ 1
',ｲ i r+ﾃ=ﾐメイ /／'"|´/ / ﾊ|
`､ヽ r'ﾒ, {｡;;;;'ｿ ` ' ,rz;,y'ノi〃ｲ .'
｀ﾊヾ ﾍ i'ｰ''- /｡ｼﾟｸ /'" 炭鉱に限らないが、解放された人の中には
ﾚ',`''; i , `'' / / 戦時中の処遇への報復として、
' i∧ﾄ i, - ,ｲ{ ./ 日本人に暴力を働く事件が多発した。
. ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ ﾘ |/
,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ､. |i
,;<､.:.:.:.:.:.:.`ｖ'" ^,ヽﾐ､,
／´￣￣￣ ￣ ヽ
／ ＼
／::::: ＼
＿＿＿＿＿＿＿ + ／::::::::: ヽ
|ｉ:¨￣ ,、 ￣¨.: i |::::::::::: |
|i: ／ﾍ:＼ :i| _ |::.:. : : ,,ﾉ:..:ヾ、 | ううぅ……
.|i:〈｀_､/´_｀>.、 :i| ,.r:;'三ヽ:: :: . ｰ'"´ ,,､ ｰ‐‐,, /｀､
|ii~~'､;'´`,'~,;~~~~:i|;ｲ:;:":::::::::::＼;;｡（ｰ一） （ｰ一）｡;:;:. ／::::: ヽ 戦争の悲劇は戦場だけじゃ
|ｉ｀::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|`｡⌒/7, -──〜 ､（___人___,）"⌒;;::／::|:::::〆::＼ ないんだお……。
|i::::::;:':::::::::::::::::::::::i| ::::://,::::.. " ニﾆヽ､⌒ij~";_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ
─|｀ー＝===＝一 | ::::::|_|;;､:::._＿y-ﾆﾆ'ｰ-ｧ ﾟ‐─'───┴────── ‐
::::::｀ー―――‐
, '´￣￣｀ ｰ-､
／ 〃" ｀ヽ､ ＼
/ / ﾊ/ ＼ﾊﾍ
|i │ ｌ |ﾘ⌒ ⌒}_}ハ けど戦時中も彼らに
|i | 从 ● ● ｌ小N 丁重な態度で接していた日本人は、
|i （|ﾐ ⊂⊃ ､_,､_, ⊂lｉ|ノ ﾐ 互いに礼を言い合って
| i⌒ヽ j （_.ノ ﾉi|__／⌒) 無事に済んだ人もいるにょろ。
| ヽ ヽx＞､ __, イｌ |::::ヽ／.
| ∧ 人l||l,三|:::::/ｌ| |l||l 从
| l ( ⌒ ):::V::／ | ( ⌒ )
／￣￣＼
／ ノ ⌒ ＼
| （●）（●） | 中国人の引き上げは
. | （__人__） | 1945年11月に完了した。
| ｀ ⌒´ ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
,,r=''´::::::::::::::::::;;:''':::ヾヽ;;/ヽ;::::i,:::::::::::ヽ､
／''7/::::::/:::::::,ｨ'´ ヽ::l､::::::::::::::｀､
/i::::,,ｲ:::::::ｲ｀~'''ヽ､ l::| .i;::::l::::ヾﾞヽ､
,, -‐‐ ｨ''¨''ｰ- -.､_ /:l::/ /l::::/:| `､ ,;i}-ｷ::::l::::::l
,, ‐ ''::::;::ｨ'´ Y ヽ. /::|/:/:::ﾚ'::::|.,,ｨr'=〒ｪ､ '´,,_ l::::l|::::::|
r'f.l::::::::::〈 ､_,,≦､/ i l ヽ /::::::::l::::|:::::::|ヾ P:::::| ｀ "P''')ゞ |:::il|::::l
.{::l l::::::::::::ヽ､. __∠,,,ノ j__,,::<ﾞﾑ;;;:::::l::::l::::::::| loァﾘ_ b;;:/, /ﾚ|::|∧
ゝヾ､:::::::::::::.ヽ,,,,r''ヽ(,,ｨ='ﾞﾃ‐--ﾞ ヽ!::::|::::::::|i ￣.ｒ- ､ _'_ ￣ /:::::|:::':::::ヽ
./ ヽ;;ヾ.､;;;::::::::::::::::::ｨ/-､/ :: ｀ヽl:::::::::ﾄ､ l ヽﾂ ,/|::::::::l::::::::::::ヽ
/ ,､_ヽ､,,-三三彡ﾞ ￣｀ .::::... |::::::::::l:ｨ＼. ヽ､___／ ／;;ｨl:::::::::|::::::::::::::ヽ, ,-､_.. r-- ｧ
／ ヽ､_ / Z＿＿＿ |￣￣￣￣￣￣￣￣￣|､::::::ﾞ>､|￣￣￣￣￣￣ヾ:::::::::::::::::∨ '‐┘ └─‐‐┐
＼ >｀ﾌ 〉 .:| ┌─────┐ |!.` /,f'ヾ￣ﾌ '''マ ,／.:ト､:::::::::::/ |
丶' / ｨ===-ｧ /~'' ｰ| | |￣￣￣￣ .||;| ﾄ, //ヾ::::ヾ`=､ ´>::::::::i ＼:::_`_､ /二ｺ i二二二,,,,
, ､_ ヽ,,/ | .|/ / | | | |￣ | |.i| .|:ヾ.ﾚ'|￣￣￣ ￣￣￣＼. }|＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
/ > / ヽ ｰ' .| |_| └‐┘ | |! |:::ヽ'└──‐┐ .┌‐ｧ .／V:::::::::ｒ─┴────‐┐
/ / ／ x. ＼. | |::!＿_r─.i＿,,| .! |::::::ヽ. ヽi| | く .,ｲi;:::::.＼ :::| ┌┬──┐ |
/ ./,, '" ./ ヽ ｀ヽ､. | └────‐‐┘ ..|::::::::ヽ. ..ﾉ| | ｀Y''i.| ﾄ;::::::...ヽ| └‐┴‐─┘ |
`'' ､/ ＼_ ／ ..ヽ､_／ |＿_r─────‐i＿_,,|:::::::::::ヽ, r',i￣ ﾉ .!.l ﾉ ヽ .::::i;:|＿_,r‐r─r─.i＿_,|
/::::::::::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:::::::::;r,,ニ彡'´.￣i､ ..:::::l,ﾉ_,=ヾi:::::::li､::::l:::| |:::::i
/::::::::::::;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:l;::::::(/.::::::::::＼ | `'':::::::r'ﾞ:;:;:;:;:;:;:;l:::::::l l::::l｀! l::::::l
/::::::::::::;:;:;:;:;:;:/.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l;:::::::::::::::::::::::::＼ ! /,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l::::::l. l:::| ヽ,|;;_::|
/::::::::::::::;:;:;:;:;/.:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾄ;::::::::::i､:::::::､;;:.＼ ../.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l::::::ト,l:| ヽ∧{
/::::::::::::::::;:;:／.:::;r‐‐‐-- ､;:;:;|iｌヽ;:::.ヾ｀''､::ヽ､ﾞヾX:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|::::l:;::|lヽ､ /::/ﾄ､
/:::::::::::::::;／.:::::::;:;ヽ, ,,rﾍ|l ヽ;:.＼ ＼ﾞ''-（;:;ﾞ''ｰ-:;:;:;:;:;:;:;:;:|:::|:;:;|!ｲ,,Xﾞ:://:::;〉
/::::::::::::::／.::::::::;:;:;:;:;/_,,,=''´~ {,,f´｀ヽ､ ＼::.＼ >､丈;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|::lﾞ:;:;:＼ﾆ''-'':::,,へ
/::::::::::::／::::::::::::;:;;r''￣ ./｀＞'´ ＼. ヽ;::ヾ､ ｀个-､:;:;:;:;:;:;:;jﾉ.;:;:;:;:;:;:`i-'''iﾞふ .,〉
/:::::::::／.::::::::::::;;／ ,r-､_ /／ i ヽ;;ﾉ＼ヽ |ヽ､{;;;;;;_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|. ｀ｰ''ﾞ
/::::::／.::::::::::::／ / ,／ ..::l. ＼. l. ＼ ｀i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
-‐ '´￣￣｀ヽ､
／ ／" ｀ヽ ヽ ＼
//, '/ ヽﾊ ､ ヽ
〃 {_{｀ヽ ノﾘ| ｌ │ i| 次回のテーマは
ﾚ!小ｌ⌒ ⌒ 从 |、i|
ヽ|l⊃ r‐‐v ⊂⊃|ﾉ│ 「戦後」
/⌒ヽ__|ﾍ ヽ ノ j /⌒i !
＼ /:::::| l＞,､ __, イァ/ /│ にょろ！
/:::::/| | ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ |
｀ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
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