やる夫が李斯なようです
487 名前：1 ◆4j/UDY4cyQ[sage] 投稿日：2008/10/11(土) 00:27:26.91 ID:RQh8js20
【番外編 青よ氷よ】
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0 : ０: : : :＿一~ ･･･要するに、雨乞いをして雨が降るのは
| | |￣||￣￣ / 雨乞いをしないで雨が降るのと同じ事なんだ。
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ だから天みたいな実体のない者に期待するよりは
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ 礼で自分を磨いたほうがマシなんだよ。
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
,.--､、
,:' ﾞヽ、
/ ,,.-‐-- ､..ﾕ_
／ﾚ´ ｀ヽ､
, ´_ ,:''´￣｀ヽ. ﾞヽ.
,:',r´ ﾞヽ::i 「｀''‐-､ ﾍ
lｲ j:｛ ﾄ 、 ｀ヽi さすが先生！
|｛ (__)､_ __,.ノ′ ヽ、 l
｛,.ゝ-‐' __|_,,..二_ ヽ. l ,;ｧ この浮丘伯、生涯を儒教に、
,..,r‐、| ,r'´_,..-─--ヾ、 ﾍ.ﾑ';j いや荀卿に捧げますぞ！
| ｝ | l. |ﾘ k‐''''ﾞﾞ´フ ヽ ﾉ/ ｽ二ﾆ
| j | ヽ! ｛ ｀'''ﾞ´ ,,,... ゝ=-､_∠c'ﾝ-‐''´‐
| j＾l| ヽ-ヽ. ﾞﾞ"´ ,,,;;;' ,ノノク
j' 丿/ﾚ´) ヽ、_,.-1;;;;; _.ィ／/,.-‐─＝
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） 礼･･･ねぇ。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } 孔子は八つ、墨子は三つに分かれた。
. ヽ } 荀況の言う儒家の礼とやらも、実体のない
ヽ ノ 天みたいなもんなんじゃないのか？
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)､
＼
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ─ ─__＼) ;;;;）
／ （●） （● /;;／ 荀況の話の腰折るなお、韓非。
| （__人__） l;;,´|
/ ∩ ノ)━・'／ 李斯はさっさと免許皆伝貰って、
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| | その経歴使って成り上がるんだお。
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ ＼ ＜ だが気になるだろ。常識で考えて
|:::::: ｜
. |::::::::::: ｜ ＿＿＿_
|:::::::::::::: ｜ ／ ＼
. |:::::::::::::: } ／ ⌒ ⌒ ＼
. ヽ:::::::::::::: } ／ （ー） （ー） ／^ヽ ＜ 呉起、武霊王、商鞅あたりを見てりゃ
ヽ:::::::::: ノ | （__人__）（ / 〉| 儒家がクズなんて、言うまでもないお。
/:::::::::::: く ＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ 肝心なのは成り上がるキッカケだお。
――|:::::::::::::::: ＼-――――――――― ＼ _ _ ＿ ）
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒）
. | （__人__） まあ解らんでもないが。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ } その辺の胡散臭い儒者よりマシだと思ったから
ヽ ノ 荀況を選んだんだろ？
/ く
| ＼ あと法家語るなら慎到、申不害もな。
| |ヽ、二⌒)､
＼
,.--､、
,:' ﾞヽ、
/ ,,.-‐-- ､..ﾕ_
／ﾚ´ ｀ヽ､
, ´_ ,:''´￣｀ヽ. ﾞヽ.
,:',r´ ﾞヽ::i 「｀''‐-､ ﾍ
lｲ j:｛ ﾄ 、 ｀ヽi お前らは本当にもうね。
|｛ (__)､_ __,.ノ′ ヽ、 l
｛,.ゝ-‐' __|_,,..二_ ヽ. l ,;ｧ 荀卿が許すならこの場で
,..,r‐、| ,r'´_,..-─--ヾ、 ﾍ.ﾑ';j ひき肉にでもしてやる所だ。
| ｝ | l. |ﾘ k‐''''ﾞﾞ´フ ヽ ﾉ/ ｽ二ﾆ
| j | ヽ! ｛ ｀'''ﾞ´ ,,,... ゝ=-､_∠c'ﾝ-‐''´‐
| j＾l| ヽ-ヽ. ﾞﾞ"´ ,,,;;;' ,ノノク
j' 丿/ﾚ´) ヽ、_,.-1;;;;; _.ィ／/,.-‐─＝
｛'´ i'ノ / _,.!-‐',ィ,ｲ,r'´
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0::::０::::::::＿一~ まぁまぁ。
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼ 李斯、韓非。
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ 君たちは孔子すらも否定するのかい？
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） 孔子は文明の発達してない時代だから
| ｀ ⌒´ﾉ 凄かったんだろと。
. | }
. ヽ } 物が増え、欲も増えたこの時代じゃ
ヽ ノ 礼だけでは足りないんじゃないか？
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)､
＼
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ─ ─__＼) ;;;;）
／ （●） （● /;;／ 孔子の儒が当時の世界を変えたように、
| （__人__） l;;,´|
/ ∩ ノ)━・'／ 今は法で世の中が変わる所なんだお。
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| | でも孟子みたいな腐れ儒家が邪魔をしてるお
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
. _ノ,､ ＼_ ＼
( ●）（ ●） |
（__人__） | だから商鞅の「法」、申不害の「術」
(｀⌒ ´ | 慎到の「勢」を纏め、後世に残る書を作るだろ。
{ |
{ / いずれ儒家が滅んだ時、役に立つようにな。
ヾ /
ｿｇﾍ二ﾆ=7⌒￣"⌒￣〆"⌒ﾆつ
∧ii/ oィ/" 〃 （乙ﾉ≠＾ｿﾉ
/ .|/／＝ ゝー─〜ﾞ─‐ﾞ〜'´
l |｡ ｀~/
/ |｡ /
/ｿ |｡ （
/ ﾘ∠＼＿＿__ﾆゝ
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ─ ─__＼) ;;;;）
／ （●） （● /;;／ 法家として権力の中枢に立ち、結果で見せるお。
| （__人__） l;;,´|
/ ∩ ノ)━・'／ 中華を統一して、孟子みたいなイカサマ野郎を
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| | 片っ端から始末してやるお。
＼ ／＿＿＿ ／
『小悪党のお前が権力の中枢･･･ねぇ』
＿＿＿
,. -'"´ ｀¨ー 、
／ ヾ ヽ、 ＿＿＿＿
/ }; ヽゝ. ,. -'"´ ｀¨ー ､
/ r´ __, .．イ ﾄ┬-、i ／ ,,.-'" ヽ ヽ、
,' L._∠,´.!___,.ノ ヾ,￣ ヽ, ,,.-'"_ r‐'" ,,.-'"｀ ヽ、
i } ｝ / ヾ ( _,,.-='==-､ヽ ヽ、
| ヽ ,＿＿_,,ノ｀ー-'ヽ, i へ＿__ ヽゝ=-'"／ _,,> ヽ
i ￣ "'''"´ } ./ / ＞ ＝'''" ￣￣￣ ヽ
： ./ / .<_ ノ''" ヽ i
i ,! / i 人＿ ノ .l
i ！ ,' ' ,_,,ノｴｴｴｪｪ了 /
', { i じｴ='='='" ', /
i ! ', (___,,..----U ／
.} ! } ヽ、 __,,.. --------------i-'"
i ヽ、 i ,' ヽ､_ __ -_'"--''"ニニニニニニニﾆヽ
『あん？手前にゃ関係ないお？』
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ＿＿＿（⌒ヽ
| （ ●）（●） ／⌒ ⌒⊂_ ヽ
. | （__人__） （⌒ヽ∩／（ ⌒） （⌒） |(⌒ヽ
| ｀ ⌒´ﾉ ヽ ﾉ| :::⌒（__人__）⌒ ::| ⊂ `､
. | } ＼ ＼ ）┬-| / /> ） ）） 関係ないから
. ヽ } (( （⌒ )､ ヽ＿ `ー‐' ,／ ／ ／
ヽ ノ ＼ ＼ /
/ く ヽ＿ ノ （
γ⌒) ))
γ⌒) ))＼ / ⊃＿＿
/ ⊃ _ノ ＼ ∩⌒) ）） 〃/ / ⌒ ⌒＼
〃/ / （ ●）（●） / ノ γ⌒)（ ⌒） （⌒） ＼ ∩⌒)
γ⌒) （__人__）/ / ）） ／ _ノ :::⌒（__人__）⌒ 〃/ ノ
／ _ノ .｀ ⌒´ﾉ（ ⌒） （ <| | |r┬（ / / ）） 関係ないから
（ < }/ / ( ＼ ヽ ＼ ＿`ー‐' ／（ ⌒）
（( ＼ ヽ . } / / /
関・係・ないから γ⌒) ))
＿＿＿（⌒ヽ / ⊃￣＼
／⌒ ⌒⊂_ ヽヾ 〃/ / ⌒ ⌒ ＼
（⌒ヽ∩／（ ⌒） （⌒） |(⌒ヽ γ⌒)（ ⌒） （⌒) | ∩⌒)
ヽ ﾉ| :::⌒（__人__）⌒ ::| ⊂ `､三 三 ／ _ノ ::: （__人__） | 〃/ ノ
＼ ＼ ）┬-| / /> ） ）） ( （ <| | |r┬（ ｜ / / ）） 問・題・ないから
(( （⌒ )､ ヽ＿ `ー‐' ,／ ／ ／ 三 (( ＼ ヽ ＼. `ー‐' } （ ⌒）
＼ ＼ / ヽ ＼ } / /
,.--､、
,:' ﾞヽ、
/ ,,.-‐-- ､..ﾕ_
／ﾚ´ ｀ヽ､
, ´_ ,:''´￣｀ヽ. ﾞヽ.
,:',r´ ﾞヽ::i 「｀''‐-､ ﾍ
lｲ j:｛ ﾄ 、 ｀ヽi 奴らを見てると頭痛が･･･
|｛ (__)､_ __,.ノ′ ヽ、 l
｛,.ゝ-‐' __|_,,..二_ ヽ. l ,;ｧ 荀卿、なぜ奴らを
,..,r‐、| ,r'´_,..-─--ヾ、 ﾍ.ﾑ';j 破門にしないので？
| ｝ | l. |ﾘ k‐''''ﾞﾞ´フ ヽ ﾉ/ ｽ二ﾆ
| j | ヽ! ｛ ｀'''ﾞ´ ,,,... ゝ=-､_∠c'ﾝ-‐''´‐
| j＾l| ヽ-ヽ. ﾞﾞ"´ ,,,;;;' ,ノノク
j' 丿/ﾚ´) ヽ、_,.-1;;;;; _.ィ／/,.-‐─＝
｛'´ i'ノ / _,.!-‐',ィ,ｲ,r'´
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0 : ０: : : :＿一~ ･･･彼らが言っていることも、
| | |￣||￣￣ / そう間違ってはいないさ。
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ 意外と僕よりも名を馳せるかもよ？
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
,.--､、
,:' ﾞヽ、
/ ,,.-‐-- ､..ﾕ_
／ﾚ´ ｀ヽ､
, ´_ ,:''´￣｀ヽ. ﾞヽ.
,:',r´ ﾞヽ::i 「｀''‐-､ ﾍ
lｲ j:｛ ﾄ 、 ｀ヽi ･･･あなたは師ではないですか。
|｛ (__)､_ __,.ノ′ ヽ、 l
｛,.ゝ-‐' __|_,,..二_ ヽ. l ,;ｧ 幹より枝が優れる道理など、
,..,r‐、| ,r'´_,..-─--ヾ、 ﾍ.ﾑ';j この世にありませんよ。
| ｝ | l. |ﾘ k‐''''ﾞﾞ´フ ヽ ﾉ/ ｽ二ﾆ
| j | ヽ! ｛ ｀'''ﾞ´ ,,,... ゝ=-､_∠c'ﾝ-‐''´‐
| j＾l| ヽ-ヽ. ﾞﾞ"´ ,,,;;;' ,ノノク
j' 丿/ﾚ´) ヽ、_,.-1;;;;; _.ィ／/,.-‐─＝
｛'´ i'ノ / _,.!-‐',ィ,ｲ,r'´
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0 : ０: : : :＿一~
| | |￣||￣￣ / いや、そうでもない。
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
── 青は藍より出でて藍より青し（青出於藍而勝於藍）──
／￣￣＼
／ _ノ .＼ _,,
| （ ●） （●） | ｌ;ｌ
. | （__人__） | ＿,_,|,|_,
| ｀ ⌒´ |, ト-=y 丶
. | } ヽ `ｉ,￣‐^ｌ
. ヽ } ヾ~ ` ｉ,
ヽ ノ _ ヽ、 ;ｉ,
,,＿,ｉ y,ｿﾄ,,__ ヽ、 ;ｉ,
,/r-'"j ／ ／ ｉｉ, `ヽ､-x,,゜r ;ｉ
,,／'/__.L、 ／ヾ、"ｉ `ヽ `;ｉ ｉ,
,／ /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ" ヽ、 ｉ `、'ｉ ｉヽ、
_,） ヽ " ﾈﾒ、_ｉｉ"~ ＿Yrｉ ｌ, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ ／ ,¬ V⌒ｌ
,y`;,,__ ,ｉ /ｉｉ' ／ r-／| ｌ ｌ
_／^,,, ヘ ｌ /ｉｉｌ ／ ｌ"v' ｙ } ｌ
v=4⌒ヽ、 j --,,,ｉf /ｉｉｉ| ,, 〈-ﾍ_,、 <、 / ｉ|
ヽ, ,, ｉ、 _,,tv /ｉｉｉｉｉ ﾑ、 / / ヽ、ヽ、_x--ー‐- 、
＿＿,,,ｌ ｉｉ Yｉ___,ｌk ／ }ｉｉｉｉｉｌ ヘ __,,,,,,___/ `x'"^ ,,,,, ＼
^￣⌒ヽ ヘ、 ,ﾉｉｉｉｉｉ|、＿＿,,,y,,＿,,,/ ヽ、 ,/ ,,,-‐‐ `',, ﾍ,、
,,,＿ ＼ ヽ `>- ｌｉｉｉｉｉｉｉｌ ¬"＞-− ヽ ヽ ｉ ｉ/ _,, / } ｉ
"- ,, } ／ /ｉｉｉｉｉｉｉｌ ／ ｌ ｌ ｌ ｌK ^~' ／ |
＼ーヾ /ｉｉｉｉｉｉｉｉｌ / ｉ ｉ | |ｉ`'ヽｰミ＿／ /
── 氷は水より之を為りて而る水より寒し（氷水為之而寒於水） ──
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
_, ､ -― ''"l:::::＼ ､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V 彼らが自分の道を行き、
ヽ＼ ~＼0 : ０: : : :＿一~ 僕を超え後の世に語られる。
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼ そんな光景が、僕には見えるよ。
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ 無論、君もそうだよ。浮丘伯
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
| | ( ζｕｕ)
| | ＼ ｖ /
| | )__＿人＿＿＿(
| | ／=」 /＝」
V ι一~ ι・~
／￣￣￣ ＼ ﾎｼﾞﾎｼﾞ
／ ― ― ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 春秋佐氏伝おもすれー
＼ ｍj |⌒´ ／
〈＿_ﾉ
ノ ﾉ
＿＿＿_ ,
／ ＼ -
／ ― ― ＼` ・・・。
／ （● ） （● ） ＼
| （__人__） |
＼ ． ｀⌒´ ／
. ｍj~i
〈＿_ﾉ
ノ ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
＿|__ （__人__） | ここまで読んだっと
／ ＼ `ー'´ ／
/⌒⌒⌒/ ..:::::::::::.. ヽ ﾋﾟﾄｯ
| | | { .::::::●::::: }
| | | ＼ ::::::::::::::／
／￣￣＼
／ﾉ( _ノ ＼
| ⌒(（ ●）（●） 手前その本の価値わかってんのか？
.| （__人__） /⌒l
| ｀ ⌒´ﾉ |`'''|
／ ⌒ヽ } | |
／ へ ＼ }__/ / ／￣￣＼ ﾊﾌﾞｩｯ
／ ／ | ノ ノ ／ ●)) ((●＼’, ･
( _ ノ | ＼´ ＿ （ (_人_)’∴ ）, ’
| ＼＿,, -‐ ''" ￣￣ﾞ''―---└'´￣｀ヽ て
.| ＿＿＿＿＿＿ ノ （
ヽ ＿,, -‐ ''" ﾉ ヽ ｒ'"￣
＼ , '´ し/ . | J
＼ ( / |
＼ ＼ し- '^`-J
俺も狙ってたのにどうやって！
／￣￣＼ 荀況の家から盗んだに決まってるお！
／ﾉ( ゝ 、_,ﾉヽ r'´ ﾞヽ ／｀ヽ ＿＿＿_
| ⌒(（ ●）（●） ヽ ヽ从从/ / ＼ ／＼
. | （__人__） /⌒l ＼ ＼／ ／て （●）liil（●） ﾉ( ＼
| ｀ ⌒´ﾉ |`'''| 煤@ヽ／ ／ そ ／ （__人__） ⌒ ＼
／ ⌒ヽ } | | ,)／ ／ ＼ く | |!!il|!|!l| |
／ へ ＼ }__/ / ／ ／＼ ＼ ＼i⌒ヽｪｪ| ／
／ ／ | ノ ノ ／ ／ YＹY＼ ＼ ＼ ＼ /⌒,/´
( _ ノ | ＼´ ／ ／ ＼ ＼ / ＼ ＼/ /ｌ
| ＼_,／ ／ ＼ ＼_／ ＼_＿ノ |＼
.| ／ ＼ |) ）
ヽ ／ ＼ ,r' ／
＼ , '´ ｀' , ／ｰ'′
＼ ( ) ／
＼ ＼ ／ ／
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V ･･･僕の？
ヽ＼ ~＼0 : ０: : : :＿一~
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼
ないっ 僕の春秋佐氏伝がないぃ！
／
_r─'
|
_＿＿＿_／￣＼＿
／￣ ｀ヽ､_ ＼
／ ＿＿ ＼_ ＼
／ `─‐､ ＼＿_ `──‐､__
{ ＿r一＼＿_ ｀ヽ､__ ╲
人 ／ ╱￣}`─､＿＿∠f─‐､＿
r‐く＿{ ╱ l⌒l | ｝ /
／ ＼r'フ 〳 |__ﾉ ╲__ノ | _r───{＾}_
| ╲ { ＿＿＿_r─ﾚ' ＿＿
|─､__ ﾉ╲r'￣`‐┐ |￣ Ｖ⌒´ ｀ヽ､
|＿＿｀ヽ､___| 〵 | | 〳
| ￣￣ `─' ╲╱ 〳
| 〳 | |
| 〳 Ｑ＿_ |＿＿,Ｏ | ／
`ヽ､＿ 〳 ＼＿__／ ﾄ､＿＿＿_ _╱
￣＼ 〳 Ｏ／ ＼Ｏ ╱
【春秋佐氏伝】
,.. --- ..
,..-.:.￣.:..:..:.. : : : : ｀丶、
／:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :＼ 孔子の編纂と伝えられる歴史書『春秋』
/:ﾍ=､､:.＿: : : : ＿＿:ヽ:_: -^,.ﾄ､ の代表的な注釈書の1つで通称『左伝』。
ノ:..:..:./:.. ￣: :７´:―― : :|‐: :´､: ヽヽ
ｰ-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:ｲ:.ﾊ:.. : j:.. :}:.､ヽ:. ﾄヽ 儒家経典「九経」のうち、三伝と呼ばれる
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ﾉ ' }:.／_}_ｲ:. } |:.｜|| 伝記のうち一つ。
Vl:.:.|:. Vl´｢＿ ､｀ ﾉ′ ＿ﾉ:ｿ:ｲ: ﾘ ﾉ
}:ハ: : l f7｢::｀ﾊ /:::7}7ｲ:/}/ 春秋時代の戦記等を多く扱っていて
ﾉﾍｰl､: :!VZﾂ ﾋ:ﾉ/:.// 重要な歴史資料としても有名。
｀ｨﾍ:ﾄ､ _ _ ノ:ｲ/
rく､＼｀ ヽ二コ:千:|K、′ 『左伝は史学、公・穀は経学』とも言われ、
|:..:ヽヽ＼: :Yﾆ|: :!:/j!:.l 歴史資料としての意味合いが強い。
ﾄ:..:..:.＼ヽ＼!r|┴＝ミ!r ァ７
｜!::.:..:.ヽ＼ヽ|! /７ / 魯の左丘明が『春秋左氏伝』を作成し、
j::.l::..:..:.⌒ｰｧ⌒} / / /^} それを弟子の曾申（曾子）に授け
|::.:.＼::..::.::.::>ｰ'―-L∠_¨´ 曾申は弟子の呉起に授け
l::.::.:..:.￣￣ト ､, --､―弋i 呉起は子の呉期に授け
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― 呉期は弟子の楚の鐸椒に授け
｀｀ｰニ´／ー-､ | _| 鐸椒は弟子の趙の虞卿に授け
_. -― ￣ ト―.:｢:.:l 虞卿は弟子の荀卿（荀子/荀況）に授けた。
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ﾉ 要するに荀子の宝物
／￣￣＼
ノし. u:_ノ｀ ,,＼.
/⌒` （ ◯）（Ｏ):
.:| j（ （__人__） 俺が先だろｊｋ
:| ＾ ､｀ ⌒´ﾉ:
| u; ﾞ⌒}:
ヽ ﾟ " }:
ヽ :j ノ: ＿＿＿__
/⌒＼ ﾟ (´ . :/ ﾉし ＼
:| ﾟ ＼〜､,⌒＼. _ :/ u ⌒ ﾟ ＼ 李斯が先だお･･･！
:| ＼j(, ＼ r ＼ :gj }`hi､. :|, ｡ :j }
| ＼ 〆ー───〆 八 ヽ （ u 〃ノ
| :j ＼_＿＿ﾟ＿__' ,ノﾉー｀Y ＼ ＼／⌒ヽ〜ヽ
| |: ー──‐‐＼ . ィ ´ ﾟ ／ ＼
| ﾟ :j |: ＼､__／l ﾟ :j ＼
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0 : ０: : : :＿一~
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼ ･･･ちょっとお仕置きしないとね。
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
『えいっ』
／.⌒ヽ
／ .＼
../ ヽ. ＼
(./ ヽ. ）
/ l"
.ﾉ l え？ナニコレ？
l (●) (●) |
l （__人__） |
ヽ.._____⌒´ _,ノ
. 丿ﾉ ﾉ 丁丁￣l＼
. く_(__（＿（_._」____）ノ
／
_r─'
|
_＿＿＿_／￣＼＿
?／￣ ｀ヽ､_ ?＼
／ ＿＿ ?＼_ ?＼
／ `─‐､ ?＼＿_ ?`──‐､__
?{ ＿r一＼＿_ ｀ヽ､__ ?
?人 ／ ??￣}`─､＿＿∠f─‐､＿ しばらく･･･
?r‐く＿{ ??l⌒l | ｝ /
?／ ?＼r'フ ? ?|__ﾉ ??__ノ | _r───{＾}_ その姿で反省するといい･･･
| ? ?{ ＿＿＿_r─ﾚ' ＿＿
|─､__ ?ﾉ?r'￣`‐┐ |￣ Ｖ⌒´ ｀ヽ､
|＿＿｀ヽ､___| ?? ?| ?| ??
| ￣￣ `─' ??? ?
| ? ?| |
| ?? Ｑ＿_?|＿＿,Ｏ | ／
`ヽ､＿ ?? ?＼＿__／ ﾄ､＿＿＿_?_?
￣＼?? ?Ｏ／ ＼Ｏ ?
／.⌒ヽ
／ ..＼
../ ヽ. ＼
／￣￣＼ (./ .ヽ. ）
／ ＼ / l"
|:::::: ｜ .ﾉ l
. |::::::::::: | | ─ ─ .::| 李斯の方が大きいから、
|:::::::::::::: ｜ . | （●） （●） .:::::|
. |:::::::::::::: } | （__人__） ..:::::::| 春秋佐氏伝は先に読む
. ヽ:::::::::::::: } ヽ.._ ｀ ⌒´ _,ノ
ヽ:::::::::: ノ | ＼
/:::::::::::: く | | | |
-―――――|:::::::::::::::: ＼――┴┴――――-┴┴――
／ .⌒ ヽ
／ ..＼
../ ヽ. ＼
／￣￣＼ (.／ ヽ. ）
／ ＼ / .<
|:::::: ｜ ﾉ ヽ
. |::::::::::: | | ⌒ ⌒ .:l
|:::::::::::::: ｜| （◯） （◯） .:::::|
. |:::::::::::::: } | )（__人__）( ..:::::ﾉ
. ヽ:::::::::::::: } ヽ.._ | ‰ﾟ | _,ノ
ヽ:::::::::: ノ | ‰‰ﾟl ヽ
/:::::::::::: く (⌒)｀ ⌒´ | |
-―――――|:::::::::::::::: ＼― ／／――――-┴┴――
【番外編】 おわり
538 名前：1 ◆4j/UDY4cyQ[] 投稿日：2008/10/11(土) 23:00:53.84 ID:RQh8js2o
７話 【来訪】
° _,,--⌒^``:､ ο
,r''" ` ‐-、 _,,._
,,r''"~⌒^`:､ _,,..-‐''" ^`: `､ __,, --‐''
⌒^~' ` ‐- --‐'''""`⌒^.､..,,__ __ ,... .-‐`‐ -‐‐''''""
,i'⌒ヽ シ ''':‐-,‐‐''' ⌒^~
,（ ）ο // ο ° ""'⌒-- ,, , ;; ,,, ,,,;;
＼ | ゛-、 /./ --
＼`ｰ' ＼／／ ο ° ο
`\ ",ノ
ｏ | /ﾟ ,i'⌒ヽ、 ο °
ﾞ､＼_ﾉ i ｏ （ ） °
` 、ﾞ ﾉ ／`;;;;;_ノ ο
\ i,／／´
i ／
i | r °
i |ノ
/ο i ο
i |
ｰ.^ﾉ､.......,iｰ.⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒
/ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ⌒｀´⌒ ＼
| ,-） （-、.| ｼｬｸｼｬｸ
| l ヽ＿＿ ノ l | _＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
＼ ｀ ⌒´ ／ ..jﾞ~~| | | |
＿＿／ ＼ |_＿| | | |
| | / , ＼ｎ|| | | |
| | / / r. （ こ） | | |
| | | ⌒ ーnｎｎ |＼ (⊆ｿ .|_|_＿＿＿＿_＿＿＿＿_|
￣ ＼＿_､("二）￣￣￣￣￣ｌ二二ｌ二二 ＿|_|＿_|＿
B.C.248 楚の役人を辞め、秦に向かう
B.C.246 呂不韋の家来のフリをしつつ秦王政に仕える
B.C.243 翠星石と結婚したお！ ← ココ重要！
. 王翦、蒙武、蒙驁が韓を攻める
. 王翦、蒙武、蒙驁、李信が魏を攻める。
B.C.241 王翦、蒙武、蒙驁、李信が再び魏を攻める。
. 韓非が引き篭もる
B.C.240 韓・魏・趙・衛・楚が連合して秦を討ち、寿陵を取られた。
. 衛を滅ぼし、東郡に編入する。
B.C.239 弟の長安君が趙と組み、反乱を起こすが失敗。
B.C.238 秦王、戴冠し実権を握る
. 変態が反乱するが大失敗
. 呂不韋クビ
. 李斯もクビ･･･と思いきや昇進
B.C.237 李斯が韓に行き、韓王がギャフンと言う
. 韓非が元気になる
【前回の史記】
,.. --- ..
,..-.:.￣.:..:..:.. : : : : ｀丶、
／:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :＼ ─B.C.238〜B.C.237─
/:ﾍ=､､:.＿: : : : ＿＿:ヽ:_: -^,.ﾄ､.
ノ:..:..:./:.. ￣: :７´:―― : :|‐: :´､: ヽヽ. 相国呂不韋を?アイの事件に連坐して職を免じ
ｰ-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:ｲ:.ﾊ:.. : j:.. :}:.､ヽ:. ﾄ;ヽ.. 都から追放して洛陽に移した。
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ﾉ ' }:.／_}_ｲ:. } |:.｜:|:|.
Vl:.:.|:. Vl´｢＿ ､｀ ﾉ′ ＿ﾉ:ｿ:ｲ: ﾘ ﾉ
}:ハ: : l f7｢::｀ﾊ /:::7}7ｲ:/}/;:'; また斉人茅焦が太后を外にうつしたことを諌めたので、
ﾉﾍｰl､: :!VZﾂ ﾋ:ﾉ/:.//; 太后を雍から迎えて咸陽に入れ、南宮におらせる。
｀ｨﾍ:ﾄ､ _ _ ノ:ｲ/
rく､＼｀ ヽ二コ:千:|K、′ 李斯の進言で韓を降させることとし
|:..:ヽヽ＼: :Yﾆ|: :!:/j!:.l 李斯を使わした。
ﾄ:..:..:.＼ヽ＼!r|┴＝ミ!r ァ７
｜!::.:..:.ヽ＼ヽ|! /７ / そして急に韓を討った。
j::.l::..:..:.⌒ｰｧ⌒} / / /^} 韓王はこれを聞いて大いに憂う。
|::.:.＼::..::.::.::>ｰ'―-L∠_¨´
l::.::.:..:.￣￣ト ､, --､―弋i
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -―
｀｀ｰニ´／ー-､ | _|
_. -― ￣ ト―.:｢:.:l
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ﾉ
── B.C.237 11月 韓の国 ──
, -― （ /
. ／: : : :-＝千＜／￣＞ ﾂｷﾞﾏーｽ
/.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ｰ＜
. ,'::::/::::/::/⌒ｲ::/ |:l_:::::::ヽ
/::::,':::: W|／ j:/ j∧｀::: ハ
.ﾚ l（|::::: | （●） j::/:/::::|. ／￣￣＼ いきなり登用されたと思ったら
. l/|::::: | （●ん|/∧| ／ ヽ_ .＼
. lﾍ:: ﾄ､ `‐'-' ﾉ::::: / （ ●）（ ●） ｜ 新居だの家人だの････
. _ﾑ:|-f`_r―ｧ≠!:::::/ （__人__） |
/=､＼｢｀}ヽ/／ j／ ｌ｀ ⌒´ ｜ 今までと待遇変わりすぎだろｊｋ
（ ＼{: ﾘ ∧. . { ｜
ﾉ ＿,}Ｖ／ } . { / おっとっと･･･どどどうもだろ
〉彡＝{ﾚ'＝ﾐ､{ [￣￣￣ニ ヽ ノ
| ＼ 二⌒)⌒)￣ ▼／￣ ￣￣）＿＿
| ￣ 〃(⊥) ´/ /￣./ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧∧し'＿＿|;;;;;;;;;;i
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼ 愚鈍な王が、いい加減法家の価値に
i :::::::⌒ .（__人__） ⌒::i
ヽ、 . `ー ' ／ 気がついたって事だお。
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .酒 }ヽ 秦での韓非の評価に比べりゃまだまだなんだお。
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_＿＿_＿ノ＿ノ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒）
. | （__人__） だと嬉しいんだがな。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } 秦でそこまで評価されてる方が不思議だろ。
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)､
＼
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.', 秦王様は本当に韓非を評価してるですよ？
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l.
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ' ウチに来てもずーっと韓非の書物を
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´};' 読んでるのですぅ。
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! __ _.ィ´｀ヽ
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { ／ ｀ヾ! ;;|.
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'´ r' '
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼ まぁ信じられないのなら
i :::::::⌒ .（__人__） ⌒::i
ヽ、 . `ー ' ／ 秦に来ればいいんだお。
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .酒 }ヽ 秦はいつでも賢者を求めてるんだお。
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_＿＿_＿ノ＿ノ
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
| （／）（＼）
. |///⌒（__人//） 賢者･･･照れるだろ。
| |r┬| .}
. | ｰ―' } まぁ韓でも何とかやっていけそうだし、
. ヽ }
ヽ ノ 折を見て使者としてでも尋ねる事にするさ。
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
── その後しばらくの間、韓非と李斯は再会を祝い、語り、詠った ──
／￣￣＼
／ _ノ' ,,＼
| ( -‐）（‐)
. | ::~（__人__）
| 'ヽ ヾﾘ
. | ﾞｰ'ﾉ
ヽ ｿ}
ヽ ノ ●ｫ､_
/⌒Y◆・◆､ ”¶ﾄ．
/ y |｡=, ＼. ||
ﾉ ,/＿__,ﾝ)_|,、 ｿ'〜,‐っっ||
（＿"＿__ﾘ＿ソ `ー─iｿ´~ ||
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.',
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l.
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ' ＿＿＿（⌒ヽ
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/ ／⌒ ⌒⊂_ ヽヾ
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´};' （⌒ヽ∩／（ ⌒） （⌒） |(⌒ヽ
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! __ _.ィ´｀ヽ ヽ ﾉ| :::⌒（__人__）⌒ ::| ⊂ `､
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { ／ ｀ヾ! ;;|. ＼ ＼ ）┬-| / /> ） ））
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'´ r' ' (( （⌒ )､ ヽ＿ `ー‐' ,／ ／ ／
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | じゃあ、達者でな･･･
ｌ｀ ⌒´ ｜ 近いうちに秦に行くだろ
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ ＿＿＿_
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.', . ／ ＼
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l. ／ ⌒ ⌒＼
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ' ／ （●） （●） ＼
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/; | （__人__） |
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´};' / ∩ノ ⊃ ／
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! ( ＼ ／ ＿ノ | |
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { .＼ “ ／＿＿| |
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'. ＼ ／＿＿＿ ／
『韓非子の新作もちゃんと書いておくんだおー』
『孫の顔も見にきやがれですぅ』
── 韓の国 新鄭 ──
((~|| || || || || |
. l || || || || || |
| || || || || || |
| || || || || || |
|'''｡'"´￣￣￣o￣￣ﾞ|
,''l.T:/´ ￣￣ `'"￣ ｀| 何と･･･
l::| |/ |
!::| | ／｀ヽ､,,_ _,.=ﾍ| 仕官取り消しとは
!ヽ!j ',´('7｀ .{ ｴi｀ |
| 9.lj ￣ l￣ .! 一体どういう事なのです！
!`ｰｌｌ _.j |
,'::::::::ｌ',. 〃_＿__ ', ,'
,'::::::::/ ヽ '' './l
. ゞ:／ヽ ＼ ／::ﾉ
__／ヽ ヽ ｀ ''iﾘi" |ヾ
r―――- 、 ＿＿
￣￣＼ ＼. -―――- .／ ＼
＼ / ＿＿＿＿＿_ヽ. ／￣￣
Y 〈＿, == ､--, = ､ l/ 仕方ないでしょ？
ﾚ⌒l l| （_, =ﾟｲ⌒ﾋﾟ-､ﾘ
ゝ _ﾉ |ー‐/⌒ '' ＼ｲ 城は根こそぎ持っていかれたし
＿＿＿｣＿｣企_ーﾍ. ＼
└r┘| ＼＿￣＼＿_）￣ 貢物だって倍になっちゃったんだから。
＿ rr=l l― ､ | l￣l
／ l＼｣ V ＼ ＼ Ｌ ｣＿| とにかく予算がないのよ！以上！
/ /⌒ヽー ､＼ﾉl＼ ー┴┐ /⌒＼- ､
r‐く⌒＼ 卜、 | / /＼ 厂 ／ -| | |
＿＿＿＿＿_
r〃〃〃 f７⌒ろ）
l‖‖‖ || f灯
|‖‖‖ || | |
|儿儿儿._」⊥厶 今は亡き祖父張開地、父張平に
〔＿_o＿＿＿_o_≦ﾄ､
. 「⌒ヽノ ヽ|l __ ヽ 何と言って詫びればいいのだ。
|ヘ、 rノ¬､ l「r,ヽ i
. l ー| ｀ー' ||､_八 | 無念･･･
l │ ll 〃V
､｛｀―-ヽ ,〃 〃 ＼
__＼ rテ ノ´ 〃 ／ ｰ- ､
. ,ｨ(⊆≧ﾘ≦⊇)〃 / rｸ＼
. ／ |￣r少}¨￣〃 / /′ ヽ
〃 l | l| | l| 〃 / / └ヽ
/ l |l | |ｌ/″ / ! 厂 ＼
く, Y ! l」fﾚﾄ! / | / 1
丿 | | 丿} じ’ / | / |
/ l | ｀¨ / ﾚ′ |
秦の圧力によって領土と財力を削られた韓は、いよいよ滅亡の危機に
貧するにょろ。
もはや戦うだけの兵力も、役人を増やす余裕もなくなり、今の小僧のように
代々韓に仕えた一家ですら門を閉ざされるような状態だったにょろよ。
,. - ‐ ''ｌ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ｌ゛` ‐ - ､
,. - ‐ '' "￣ | / // | ￣ ゛` ‐ -､
|. // | // // .| / |
| / // | -‐ '´￣￣｀ヽ､ | / // |
|. // | ／ ／" ｀ヽ ヽ ＼. | // .|
| .,. '´￣ ｀‐、 | //, '/ ヽﾊ ､ ヽ.| ,.‐ '´￣｀ヽ |
| ／ ／｀ノ ＼＼ | 〃 {_{ノ ｀ヽﾘ| ｌ │ i|.| /.／"丶ヽ_ ＼ |
| |i ﾊ/ （ ●）（●）i| | ﾚ!小ｌ● ● 从 |、i|.| |i（●）（● ）ヽﾊ i| |
|.|i| /从 （__人__） i|.| ヽ|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |ﾉ.│| |i.（__人__） 从ヽ .i| |
| |i |人|⊂⊃｀⌒´ﾉ i||/⌒ヽ__|-‐ '´￣￣｀ヽj /⌒i.!| |i.ヽ｀⌒´⊂⊃| ﾉ i| |
| |i | | .| } .i||ゝ._）／ ＼ / | |i { . | i|. |
| |i | | } .i|.| ＼//, '､ヽ | |i { | ｜i| |
| |i | | .| ノ i|| 〃 │ i| .| |i ヽ | i| .|
| |i | | ヽ i|,| ﾚ! |、i| | ／ | ｜.i| |
| |i ,. - ‐ '' ￣ヽ| |ﾉ│￣゛` ‐ - ､ ｜ .i|.|
|,. - ‐ ''"￣ /⌒ヽ__| | | | | | ! ￣゛` ‐ -､...|
. ＼ /:::::| | | | | | │
/:::::/| | | | | | |
｀ヽ< | | ﾉ ﾊ. | | |
＿,,..........,,,,＿
,.z.!ﾞ || || || ||`,
((~|| || || || || |
. l || || || || || |
| || || || || || |
| || || || || || |
|'''｡'"´￣￣￣o￣￣ﾞ|
,''l.T:/´ ￣￣ `'"￣ ｀|
l::| |/ |
!::| | ／｀ヽ､,,_ _,.=ﾍ|
!ヽ!j ',´('7｀ .{ ｴi｀ |
| 9.lj ￣ l￣ .!
!`ｰｌｌ _.j | 秦め･･･
,'::::::::ｌ',. 〃_＿__ ', ,'
,'::::::::/ ヽ '' './l この恨み、いつか必ず！
. ゞ:／ヽ ＼ ／::ﾉ
__／ヽ ヽ ｀ ''iﾘi" |ヾ
【張良】
新時代の軍師。
後に『謀を帷幄のなかにめぐらし、千里の外に勝利を決した』と賞される。
今は一介のニートとして、秦への恨みをつのらせる。
再び歴史に登場するのは、この20年後となる。
,r'7'7'フヽ、
/ / / / ,r-､i
_/_/_/_/ / ｌ|
__/_ｏ＿_ｏ__ ￣｀`i
{,､r‐'"´<||: : : : :￣:ﾞ､
,' ,,r―ヾ||:: : : : : : : :',
. { ｲけﾌ .||ｆ^l: : : : : : :',
. / ￣ ||_リ: : : : : : : ',
〈､ ｌl |:: : : : : : : : :}
|―‐ヽ 〃 l: : : : : : : : /
l 〃=.､ヽ､_:__:__:ノ
├π'"ﾀ=-′／::::::::::::>､
′｀ﾗｉ| /::::::::::::／ ｀ヽ､
／/!ｌ|l /:::::::::::/ ｀ヽ､
／ /::ｌl || /:::::::::::/ /´ ＼
/ /::::ｌｌ 0./:::::::::::/ l l ヽ
/ /:::::ｌl /:::::::::::/ l.l
/ /:::::::ｌｌ /:::::::::::/ ｌl
/ ,':::::::::0/:::::::::::/ l
r―――- 、 ＿＿
￣￣＼ ＼. -―――- .／ ＼
＼ / ＿＿＿＿＿_ヽ. ／￣￣
Y 〈＿, == ､--, = ､ l/ ･･･というワケでね、韓非ちゃん。
ﾚ⌒l l| （_, =ﾟｲ⌒ﾋﾟ-､ﾘ
ゝ _ﾉ |ー‐/⌒ '' ＼ｲ 秦王のご機嫌取りのためにも
＿＿＿｣＿｣企_ーﾍ. ＼
└r┘| ＼＿￣＼＿_）￣ 新作を急いで欲しいのよ。
＿ rr=l l― ､ | l￣l
／ l＼｣ V ＼ ＼ Ｌ ｣＿| ね？ね？
/ /⌒ヽー ､＼ﾉl＼ ー┴┐ /⌒＼- ､
r‐く⌒＼ 卜、 | / /＼ 厂 ／ -| | |
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | かか考えておくだろ･･･
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜ まあまま任せておけ
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
r―――- 、 ＿＿
￣￣＼ ＼. -―――- .／ ＼
＼ / ＿＿＿＿＿_ヽ. ／￣￣
Y 〈＿, == ､--, = ､ l/
ﾚ⌒l l| （_, =ﾟｲ⌒ﾋﾟ-､ﾘ
ゝ _ﾉ |ー‐/⌒ '' ＼ｲ あーりがとー韓非ちゃん。
＿＿＿｣＿｣企_ーﾍ. ＼
└r┘| ＼＿￣＼＿_）￣ お礼にチューしたげる。え、いらない？
＿ rr=l l― ､ | l￣l
／ l＼｣ V ＼ ＼ Ｌ ｣＿| （クソっ、この吃非め･･･覚えてなさい）
/ /⌒ヽー ､＼ﾉl＼ ー┴┐ /⌒＼- ､
r‐く⌒＼ 卜、 | / /＼ 厂 ／ -| | |
── B.C.236 2月 秦の国 李斯宅──
∩∩∩ . ∩∩∩
.∩_:||_:|_:| |_:||_:|_:∩
│ ___ つ ⊂ ___ │
ヽ ノ ＿＿＿ ヽ ノ
／ ／ ／_ノ ヽ､_＼ ヽ ＼
( く oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo > ）
＼ ｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／ やっぱり実家が一番だおｗｗｗｗｗｗｗｗ
ヽ| |r┬-| |/
＼ | | | ／
| | |
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.',
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l.
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ' 韓は韓で楽しかったですが、
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´};' 自宅がやっぱり一番ですぅ
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! __ _.ィ´｀ヽ
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { ／ ｀ヾ! ;;|.
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'´ r' '
.＿＿ .＿＿
n_ .／ - -＼ . n_ ／ - -＼
(_／ （● ●）＼ ＜ トーサンカーサン！(_／ （● ●）＼ ＜ｵｶｴﾘ！
（⊂⊃(_人_) ⊂） （ :::: (_人_) ::: ）
ヽ ヽﾉ ヽ ヽ ヽﾉ ヽ
l l､_つ l l､_つ
/ ￣｀＞､―‐- ￣ヽl | ',
l ／/ ＼ ￣＼｣ ｌ ｌ | l
＼ ／ / ＿_ ｣l＼＿＿／ l/ / l
丶 | / ´ ⌒ ⌒ ＼/ /＼./
￣｀工l r‐〒テ r‐〒テ ＼/＼ / りしー、遅いぞ。
/ ﾍ|ﾊ 辷ﾉ 、辷ﾉ |/⌒ヽ
＼(| ｒ ／〉｜ おかーさんおかえりー
人 ､＿＿ r┘_／
＞ .._ └--┘ ィ ￣ ＼
￣￣ 厂l不二¨´⌒Ｎ ￣￣
／＞┘ -――〈
,､- ─ - ､､
,．'"´ ｀`ヽ
/ ',
,′ /.:ヽ
./l |:::::::l
l::| |:::::::|
i::l -=＝;、 ,ﾆﾆ ヽ i.:.:.:.! 李斯、翠星石、お帰り。
H! ,. -==ﾐi ぐ＝=;､ ,, ﾊ !
i j} ´.:i ｀" リ/ 今日帰ると聞いていたから
い; ､ ,.j )､ ,:; ,j ノ{
｀, ', / ｀ﾞﾞﾞ´ `ヽ ,' j ',;;ﾄ､ あがらせて貰ったぜ。
ﾞ､ ｀ﾆﾆﾆ´ / V.:.ﾄ､
ヽ ,．'´ /.:.:.!:.:.ヽ
／ ｀ y--‐''´ ／.:.:.:/.:.:.:.:.:`ヽ
/.:.:.:.:.:/.:.:} ,． .:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ ＿＿＿_
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.', . ／ ＼
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l. ／ ⌒ ⌒＼
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ' ／ （●） （●） ＼
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/; | （__人__） |
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´};' / ∩ノ ⊃ ／
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! ( ＼ ／ ＿ノ | |
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { .＼ “ ／＿＿| |
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'. ＼ ／＿＿＿ ／
『蔡沢！燕から帰ったのかお？まぁただいまだおー』
『おじじ、ただいまなのですぅ。あとお帰りなのです』
,． -───-､､､
,．'´ ｀ヽ
/ ヽ
_/,,､---ィ .::;′ ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:彡 '′ ,r─‐- ､ i
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡 ´￣ 二ﾆ r‐j!
l::::::::/⌒ヽj! _'' ,rﾃﾃｯ ,'｀ﾞ}
|:::::〈 ハ ''´ 斤'1
';:::::::ヽ い ', j! .!
ヾ;;;;;;;;〉 _ ヽ ,r' ｰ-く ,′
ヾ/ i i , '´ ; / おやおや、ベッタリじゃねぇか。
_,′ ﾄ､ / ¨''ー--'/
/￣/ ', ヽ､ ｀ﾞﾞﾞ｀,′ まぁ夫婦仲がいいのはいいこった。
/ ヽ､. ', ヽ ,.′
_ノ ｀丶､ ｀ｰr-‐'′
/ﾆＹﾆヽ
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /)
(((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i)))
／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼
( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ） 胸にキスマークつきまくりっていうｗｗｗｗｗｗｗｗ
| `ー'´ /´
| /
', ,. イ.::; .:.:., .:.:.::::::::::.`ゝ､
V／.::/.:.:／ .:.:l:! .:.:::::::::.`ヽ _」 _
／. .,.ｨ.:.::/ .:.:::::::.:. .l:! ､ .:.:.:::::::::.`､下 .!
/.:/ .::l:!.:./ .:.:.:.:::::::〃.:/::!::::.:.､ .:.:.:::::::.`､ /
./.:/ .::::l:|.:.:. .:.:.:.:::::::::〃.:/.:::ﾄ､::::.:.ヽ .:.:.::::::::Vヽ
/.:/ .:.:::::l:|.:.:. .:.:.:::::::::／/.:/.::::ハﾄ､.:.:::::', .:.:.:::::::!.::.',
./.:/ .:.:.::::::i:|.:.:'"´￣`>' /.:/.:::/´￣`ヽ .:.:l .:.:.:::::!::::::', え？嘘！？
l:::ﾊ .:.:.:::::::ﾘ.:.:.:.:::::／ ノ.::/.:::/´ ¨` V:l .:.::::::j:::::::::
|::| ',.:.:.:::::.ヽ｀ `Y⌒_ /:／ ,. ｨ'⌒Y77 ﾘ .:.:.:::/l.::::::::: っていうか見えるはず
|::| ﾄ､.:.:::::::.ヽ_ 辷_ｿ 辷_ｿノ ./ .:.:::/ ﾘ:::::::::: ないのですぅ。
ヽ! {i ＼.:.::::V///// i ///// /.:.::／ ﾘ:::::::::::
{i _」 _ハｰ-- ｀ /;:イ ﾘ.::::::::::::
{i 下 j} 1.:::ﾄ､ r‐---っ ﾉﾉ_」 _ ﾘ.:::::::::i::::
{i j}. ＼.:.:::＞.､ ￣￣ ノﾉ 下 ,.ｲ|::::::::::|::::
{i j} ,．'´ ｀`ﾆﾆﾆ"´ﾉノ ,.ｲ:::i:l::::::::::|::::
. r'ﾆ;v'ﾆ;､
_,!_(9i (9i:、
／ ｀ヽ,. ┘ヽ
. i ′′ }
l、 ､ ,! ああ、嘘だぜ。
ヽ.＿___,ノ` ,∠!
｀ーｧ ﾍ＞ だがマヌケは見つかったようだな･･･
i′ ヾＺ＿__／｀i
| , ヾ;.､ヾ;､ !
l、 | |,.、ヾ二_）|
567 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/11(土) 23:12:09.54 ID:RfekqUEo
でってう李信UZZEEeee！
＜ 李信！
＜ ちょっとからかっただけっていうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
＜ 許せねぇな。オイ、アレもってこい
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
＜ 『例えそれが……焼けた鉄板の上でも……！ ゆっくりしていってね……！』
＜ ちょｗｗｗｗ待てっていうｗｗｗｗｗｗギャァァァァｗｗｗｗｗｗ
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼ 秦はやっぱり平和だお。
i :::::::⌒ .（__人__） ⌒::i
ヽ、 . `ー ' ／ 昌平君、こっち変わりはないかお？
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .酒 }ヽ
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_＿＿_＿ノ＿ノ
＿＿＿＿
, '´::::::::::::::::::, ' - ､::￣￣二 - '´
/_:::::::::::_:::::::::/::,_:::::::::｀ヽ｀ﾞヽ
, '´~:::::::::::::/｀ヽ/:::::::ヽ:::::::::ヽ､::::ヽ.
/::::::::::::::::::l:::::::::::!,ﾍ::::､::::＼ ヾヽ',
l:::::::::::::::::::::l | l'''''ﾍ ヽ ヽ::::::::ヽ ヽ.
j::j _l:::::::l!.| ヽ_::ﾄ､::ｫ'´:::::ﾄﾍ
/ｲ::::::::::::::ﾉ }:::::::ﾊ.!, ''´,_〉､! ﾞ処ﾆ:::::::| ヽ. ありませんよ。
′ﾘ:::::::::::/ .ﾊ:::::::l ヽ <ゞ' ｀ヽ､Y､:::l
ﾍ::::|// .ﾑ-,..,.j ` ´ ノﾍ:/ …と言いたいのですが、
ﾉｲ.ヽ! ' ' ! ヽ , ィ'|
|ﾌ入 l ｰ'ィ'ﾍl 色々とありました。
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ﾉ､ ｀
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ /
// ∨ ｀` ￣ l ./〉
j j ､ l l ,._ll′
l | ｀ヽ ﾍ l! /
|........ :;:::::::::::／.:::::::::／:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... ／..............／........./........ ﾊ:::::|:::::: :|
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::／:::::::::::::::／.:::::::／::::::::/::::/ .|i ...| ､: .|
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:! まず燕と同盟し、
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ 蔡沢が戻ってきました。
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/ そして同盟の証として
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/ 燕の太子、丹が来ました。
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ まぁ蔡公なら同盟程度、成功して当然だお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 燕の太子、丹と言えば…確か幼少期、秦王と
/ ∩ノ ⊃ ／ 共に趙で人質だったはず。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 噂では結構仲が良かったとか。
＼ ／＿＿＿ ／
,． -───-､､､
,．'´ ｀ヽ
/ ヽ
_/,,､---ィ .::;′ ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:彡 '′ ,r─‐- ､ i
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡 ´￣ 二ﾆ r‐j!
l::::::::/⌒ヽj! _'' ,rﾃﾃｯ ,'｀ﾞ}
|:::::〈 ハ ''´ 斤'1
';:::::::ヽ い ', j! .!
ヾ;;;;;;;;〉 _ ヽ ,r' ｰ-く ,′
ヾ/ i i , '´ ; / 俺もそう聞いてたんだが…
_,′ ﾄ､ / ¨''ー--'/
/￣/ ', ヽ､ ｀ﾞﾞﾞ｀,′ どうも政の様子が変なんだよなぁ。
/ ヽ､. ', ヽ ,.′
_ノ ｀丶､ ｀ｰr-‐'′
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ ほほう？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ちょっと回想シーン付きで説明頼むお。
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
── 先月 秦の国 宮廷 ──
,． -───-､､､
,．'´ ｀ヽ
/ ヽ
_/,,､---ィ .::;′ ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:彡 '′ ,r─‐- ､ i
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡 ´￣ 二ﾆ r‐j!
l::::::::/⌒ヽj! _'' ,rﾃﾃｯ ,'｀ﾞ}
|:::::〈 ハ ''´ 斤'1
';:::::::ヽ い ', j! .!
ヾ;;;;;;;;〉 _ ヽ ,r' ｰ-く ,′
ヾ/ i i , '´ ; / 政坊ちゃ…秦王、燕との同盟が
_,′ ﾄ､ / ¨''ー--'/
/￣/ ', ヽ､ ｀ﾞﾞﾞ｀,′ 成功しましたぞ。
/ ヽ､. ', ヽ ,.′
_ノ ｀丶､ ｀ｰr-‐'′
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/ 蔡沢！久しいな。会えて嬉しいぞ。
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/ 燕との同盟も大儀であった。
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/
iN ＼. ｀ ニ′／}' 久々の宮廷だ、ゆっくりしていくといい。
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
/ ヽ
_/,,､---ィ .::;′ ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:彡 '′ ,r─‐- ､ i
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡 ´￣ 二ﾆ r‐j!
l::::::::/⌒ヽj! _'' ,rﾃﾃｯ ,'｀ﾞ}
|:::::〈 ハ ''´ 斤'1
';:::::::ヽ い ', j! .! 有難い。まぁ久々の宮廷だ。
ヾ;;;;;;;;〉 _ ヽ ,r' ｰ-く ,′
ヾ/ i i , '´ ; / 後でゆっくり散歩でもしていくさ。
_,′ ﾄ､ / ¨''ー--'/
/￣/ ', ヽ､ ｀ﾞﾞﾞ｀,′ おっと忘れてた。
/ ヽ､. ', ヽ ,.′
_ノ ｀丶､ ｀ｰr-‐'′ 燕からの人質を連れて来たぜ。
＿__
, ':::::::::::`丶､
／::::::::::::::::::::::::::::::｀.､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ. 政、久しぶりだな！
/ ` ｰ -､_ _ ,. - ' ´ ヽ
/￣`/ , - ‐､ , - ‐､ V ￣ヽ しばらくの間厄介になるぜ
l へ/ , - ､ , - ､ ヽへ l
ヽヽ/ l..::::.l l..::::.l ',ノ./
ヽ| `--' `--' |ノ
', / l ヽ ゝ / l ヽ /
` ､ `ｰ─‐'' ／
` ｰ - ＿＿＿＿＿＿_ , - '´
／......l／|＼l.........＼
/ヽl .| ＿_ l´',
/::::i::::､:::ヽ､:::＼:ヽ:＼::ヽ:､:ヽ:､:',
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:ヽ:､:::::＼::ヽ::l:ヽ:i::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ:::､:＼::ヽ:ヽ!:::i::|:::!::!
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:ヽ:|!:|:|i.
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､:|:l:
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:! げっ……
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ 丹じゃないか……
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::! ひ、ひさしぶり。ゆっくりしていけ
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:'
＿__
, ':::::::::::`丶､
／::::::::::::::::::::::::::::::｀.､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ.
/ ` ｰ -､_ _ ,. - ' ´ ヽ
/￣`/ , - ‐､ , - ‐､ V ￣ヽ 何だよ余所余所しいな。
l へ/ , - ､ , - ､ ヽへ l
ヽヽ/ l..::::.l l..::::.l ',ノ./ あとで遊びにでも行こうぜ
ヽ| `--' `--' |ノ
', / l ヽ ゝ / l ヽ /
` ､ `ｰ─‐'' ／
` ｰ - ＿＿＿＿＿＿_ , - '´
／......l／|＼l.........＼
【丹】
燕の太子（王子）。
同盟の証として秦に人質としてやってきた。
幼年期も趙へ人質として出向いていた事があり、
政とは顔見知り。
_ -
ィ三三二ﾆ ､
ィ三三三二ニﾆ= ヽ
／三三三三三三ニﾆ= `､
／ ‐= ﾆ三三三三三二ﾆ= `､
, -― 〈 /_ｨ=-､ ￣ ‐= ﾆﾆ= -.
{ .ハ ｀ { ,, -- ､＞' ,_ノ'⌒ } v^ ､
ヽヽく ,r'" 父ｒぇｧ､ミ _,ィ辷こ-' l /ﾉ
ヽ､_） ─ ｀＾´￣ , ﾄ､-ゞくﾉ _＞'く-ｯ ､＿__ ノ
{ ' / l く_ ､_} . ´＿ . ィ彡' ＼ヽ 7＿_ _ _
ヽ {､ - こ､っ/, 7 7 / ｲi i i ヽヽノ´ ＞ >＼ヽ - ..__
_＼ゝ ､＿ ゝ二ﾉ////ｌ | i 川 i_ノ´ . ´ . ´. ´. ´ ノ -､ ｀丶､_
. く､_ノハ､ ｢_r V}_ 7 ｒmnｲ/_くj_jﾊ_j_j,､ﾉイ´ く__／_. ´. ´ -‐ ´ ﾉ { (_) i〉
／ //二二!' _ノ､{_{_>〉__＞'/ _ 川´ -―ゝr ト=- 二 ＿_V}'′__ ／ ´ ､ ｢/
／ ／//Vヽ／ /-‐く _ ィ ノ､ヘヘｲv /ノ´ l ／' { {７ =､ __//
{､三彡イ /_ﾍ ´｀ヽ⌒´_.. -// ,<ｏヽﾊ8j_rィ ／ :| _/ ゝ 仁ﾉ/ ノ
/// //!／__ 丶、7 { - ＜_(_､8 ﾄ沙ヽド ≠-､_ ﾍ / _ -‐ _ {ﾆノ´
. /// / {_r ´7/＼ ヽ⌒> ＿.. z-―ァ '< そ､_｝ -=､_/、 ＼ , ｧ'_ -‐ ' ´ } l/´
/ノ-っ__ノ _{ l } }-=ﾉjfj￣r≫- '´V^´ ハ ＞−f iｆ′ /ﾉ′
／／rrｧ r―､ r‐イ_ﾉミくjfjfj /´ , =ｧ′ _,､ _,. -―ヽУ ﾊ V ／
{ ｲ 7 ミノ | | /fj У,ｊfjfj' ノ ｏ / /r v-‐ ﾆ二二,､ V´ /ﾍ ゝ＝´,く、
j { { , r＝､x' 'fj//fjfjfj' /´ ｲ / ｀７ゝ-- ､ , __ ｀ヽ/ ﾊrｧイ/ ｀ ､
｛ , -― !_ ＞ ,ノ fjゝｲjfjfj/ , ＜ _ノ ／rァ 二´ ゝノ 小 __} 丶
ヽ (_ノﾉ´_／｀7 fj .//ヾＷ ｀ ＞/ /- ､｀￣7Oi ｢/ ﾊァ― ´ ｀ｰ´ `､
,． -───-､､､
,．'´ ｀ヽ
/ ヽ
_/,,､---ィ .::;′ ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:彡 '′ ,r─‐- ､ i
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡 ´￣ 二ﾆ r‐j!
l::::::::/⌒ヽj! _'' ,rﾃﾃｯ ,'｀ﾞ}
|:::::〈 ハ ''´ 斤'1
';:::::::ヽ い ', j! .! …という訳で、顔見知りにしちゃ
ヾ;;;;;;;;〉 _ ヽ ,r' ｰ-く ,′
ヾ/ i i , '´ ; / どことなく壁を感じたな。
_,′ ﾄ､ / ¨''ー--'/
/￣/ ', ヽ､ ｀ﾞﾞﾞ｀,′ 後でコッソリ聞いて見ちゃどうだ。
/ ヽ､. ', ヽ ,.′
_ノ ｀丶､ ｀ｰr-‐'′
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | なるほど。確かにちょっと気になる話だお。
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | 折を見てどういう事か聞いてみるお。
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
|........ :;:::::::::::／.:::::::::／:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... ／..............／........./........ ﾊ:::::|:::::: :|
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::／:::::::::::::::／.:::::::／::::::::/::::/ .|i ...| ､: .|
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:! それでですね…
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l 燕が太子との引き換えに、
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/ こちらも誰か寄越せと。
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/ というか張唐をご指名です。
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （●） （●） ＼ 張唐て…蔡沢と同じくらいジジイじゃないかお？
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ あんなん送っても燕に着く前に干物だと
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
:::. ..:::::::::;;;;;:'',,::-,‐,::,,_''::::::;;;;:::',.:i;;;;'::';::ﾞ
:, _ ':::. ,,.:-‐','.::;,::::::::::::::::::;;::::;;;;:.i.;'ﾞ.;;;..;.ﾞ; .ﾞ/.;;;;;;::::::',;':,:;;;;::;:l
:',':', ':: ,:‐,ﾞ-''"ﾞﾞ::;;;;;;:::::::::::::::::::;;::;;;:::.!..',;_._.ノ〆.::::::::::::::::;:.,;ﾞ;;;::.i
:::',::'ﾞ, ':. ,.;ﾞ‐ﾞ::::::::''._,.....,.';;;;;:::::::.'"'ヽ.:::''';;;;;;;:::,,,,,::::::::::::::::::::::;;:.i;;:::::.l ああ、同じくらいジジイだ。
::: ',.:::', ,.ﾞ'ﾞ:::::::;::.,,‐:;;;''::.,ﾞ'::､.::;;::.l . ヽ':::::::..'' :::' ::::::::::::::::::::;;;;:.!.::::::!
: : ::',:::', ::::::::::::.,;ﾞ.!,'::;;;:.,.!/ﾞ:;':''::.', ﾞ':,, :::::::::.... ::::::::::;;;;::.';;〆 なのに俺を3年も燕に送った
: ,:''‐::;;', ::::::::::::..!‐-ﾞ'=''ﾞ''ﾞ.:::;;:::::::.'i .. . ﾞ.ﾞ'':;-;,.::::::::::... ::::::;;;::::ﾞi 白饅頭がいたよな？
::','､-:,_ﾞ' . ''〆:::::::::::::::::::';;'':::::::..,.l ': :,:'ﾞ::::ﾞ'‐.,,_.:::;::::...::;;:::::..',
::,ﾞ,:ﾞ:;.;;:::;;..;.,´ '''' ,; .::::::..;.'ｰ-::.....,.:'.;:::::::::::::::::ﾞ_:.,..;::::::;;::::..',. オイ、アレもってこい。
: : ':,.:':,_::;;;',ﾞ':.,_::... ., ::::.., ,;..::::::::::::::::::::::::..,....:‐,ﾞ'.::::';;::::::::::::..,'
: : : :'ｰ:,`ｰ:ﾞ.',_.:':;;;;;;;;:::::: :::..,'..;.:::::::::::::...,.=ﾞ-'".,.:‐"::::::::::;::::::::::..,'
: : : : : :',ﾞﾞ-:.,_::::.':,.:::;;;;;:::::. :..;:;;;.:::..._,.:-'ﾞ__,...::‐ﾞ.::::::;;;:::::::::::::::..,.:'
_ : :.,:'ﾞ"'':,':;;.':,`ｰ-':,..::':;;;,:::..':.':;;;,''"ﾞﾞﾞ""ﾞ.::::::::::::;;;;;;;:'':::::::::::::,:'
:ﾞﾞ"ﾞ.;;,::';;;.ﾞ:,.;;;.',.;;;;;;;;.ﾞ':,::::::';;,:::. :'':;,...:::::::::`'':::::''''".:::::::::::::...,'
:::::.ﾞ'-.,.;;:;;;.':,.;;;.',..;;;;;;;;..ﾞ':,...:::::::::::::::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...,'
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼
／ ∪ （__人__） ＼. ちょっ…まっ…
| ｀ ⌒´ |.
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒) 蔡公ごめんだお。
ノ | / / / (⌒) / / / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/ でも張唐は嫌がってるんじゃないかお？
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
,． -───-､､､
,．'´ ｀ヽ
/ ヽ
_/,,､---ィ .::;′ ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:彡 '′ ,r─‐- ､ i
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡 ´￣ 二ﾆ r‐j!
l::::::::/⌒ヽj! _'' ,rﾃﾃｯ ,'｀ﾞ}
|:::::〈 ハ ''´ 斤'1
';:::::::ヽ い ', j! .! そうなんだよなぁ。
ヾ;;;;;;;;〉 _ ヽ ,r' ｰ-く ,′
ヾ/ i i , '´ ; / アイツ白起と一緒に趙を散々攻めたろ？
_,′ ﾄ､ / ¨''ー--'/
/￣/ ', ヽ､ ｀ﾞﾞﾞ｀,′ だから燕に行く途中で趙の連中に
/ ヽ､. ', ヽ ,.′
_ノ ｀丶､ ｀ｰr-‐'′ 殺されるからｲﾔだって聞かねぇんだ。
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （●） （●） ＼ うーん…
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ まぁそっちはどうにか説得するお。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 今日はゆっくり飲もうじゃないか
＼ ／＿＿＿ ／
【解説】
［:::::::::::::::］←政即位後に侵略した土地
燕の国に行くには趙を通過せねばならず、
趙で賞金首扱いされてる張唐が趙を通ろうとすれば
かなりの確率で始末されてしまうんだお
匈奴 _＿＿ .／￣￣￣￣
__rｮlllllｭ＿ ,,r‐"´ ｀‐ ｀ﾞﾞｰ--......／ 斗ｒl'、
,..---_ lll〕 '^''''ｒ{聿uｭ--ｯnlｔ广 ‐ _]ll广 .lゞ
/冖 '冖+'ゞょ＿_ ''"￣~~ ''廴..、 燕 ..、-_jll 〃｀
丿 ｒt - 冂 、 ｰ' "ｌ'、 こ]ll!メ 、]l辷_ｙｔ
||､ ' ､/′ __ll′ _-..uj}┬ｬ''~~＾ ll{ｌlＦ′
''|ト .. j三 趙 ﾞ廴 」l}nｉ
_ゞ 'ｉj〃´ >ｻｌﾆ]テ’´ ￣''H 、 _ｪ‐' ､＿＿
_..-l ﾞ｜|'' ’ 巛 '廴_..r'´ ~~ ,,
..-イ" ,′ - ｀|]ｬ4ｮぇ＿__ ｌ九 '' ､ . _/￣
| ′ :::::::::::::::|____ ┴―tＬ_'′ ｌ 丁 ..‐ ﾝ'￣
ｭ-＿__,,..--x;'、 ｀:::::::::::::::::::::|____、 ￣ﾞﾞﾞ''手′ _'ｺl二ｪ-
ﾍ､｀' ''''‐`ｰ ￣ ::::::::::::::::::::::::::|、魏、 |||F 斉 `/’ '''''’゛"
￣ﾞﾞゝ ..:::::::::::::::::::::::::::.广ゝr 」广 ｀'ｷ-＿
ﾞ‐- -ｨ ､ 秦 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|||| ' ﾆ}Ｕ+'''′
丶 丿 _:::::::::::::::::::::::::::::::: lll」＿ょ＿.. _ｪ..こｭｭ..1. .. ]i厂'ゝ､
!（‐ ||丶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::／￣リ=!ﾞﾞﾞ'7广’ ｀┴lてﾞｴ ^┐
｀′ ! yニフlー―一'‐''''ﾞﾞ｀´ﾞ'ﾞｉｔur‐" 个 |_韓 丿 '' '' | ﾞ
丿 ﾍこ;火､- ´ ､ ﾞﾍｧ'′丶 、 x辷ｩ二ﾞゝ
ﾉ `'┐ ''''′ _ ､｀'っi辷
,,／ "1 ' ﾞﾞゝ〃
/ ′ 卜 楚 _..r4二_
|........ :;:::::::::::／.:::::::::／:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... ／..............／........./........ ﾊ:::::|:::::: :|
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::／:::::::::::::::／.:::::::／::::::::/::::/ .|i ...| ､: .|
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:! あ、あと一つだけ。
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l 来年の魏戦、副将は
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/ 桓齮となりました。
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼ それは聞かずとも解ってた事だお。
i :::::::⌒ .（__人__） ⌒::i
ヽ、 . `ー ' ／ 何をどうやっても李信が城攻めで
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .酒 }ヽ 勝てる訳がないんだお。
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_＿＿_＿ノ＿ノ
_________
／ ＼
/ ﾆＹﾆヽ ／ ⌒ ⌒＼
/ （ ﾟ)( ﾟ）ヽ ／ （ ○） （○）＼
／ ::::⌒｀´⌒:::＼ ﾍﾟﾛｰﾝ i :::::::⌒ .（__人__） ⌒::i ｷｭｩｯ
| ,-）＿＿＿（-| ヽ、 . `ー ' ／
| l |============================三三三三三
＼ `ー'´ ／ ／ | ＼
＜ 李斯じゃなかったら死んでるお！
＜ お前のせいで副将になれなかったっていうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
＿ ......... __
,.ィ"／,. ィ'":.:.:.:＼:.:｀丶､
／ ／ ,:":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.＼
／ ./ /:.:./:.:.:.:.:.:.:.|:.:ﾄ;.:.:l:.:.:.:.:.ヽヽ
／ / /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/:.:| ',:.:ト､:.:.!:.:.ｌ:.',
く ,' l:.:.:.:l:.:.:./:.:.://_/ .l:/ー-ヽ:.:| ',|
ヽ､.」 ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.l_:／ﾌ ' /' ､,,,,,.ﾉ:./ ′
/:.:.{ !:.:.:.:.Vr ,,ｨ ′ ///ｲ} んー、おいしい♪
/:.:.:.:{ ﾍ:.:.:.:＼=''"// _ ﾊ!
/:.:.:.:.:.{ ,ｲ_ヽT rr‐', ＜ノ , ' }
/:.:.:.:.:.:..{ r-,.‐-.､＞､ヽヽヽ ..＿_／ }
/:.:.:.:.:.:.:.:{
/:.:.:.:.:.:.::.:.{ {l: : : : : :.:.!{,〃ﾞYﾆ - _ュく{. }
. , ':.:.:.:／:.:.:.:{ /:|:.: : : : : :ヾ,ヽ='ｨ､ﾆ. r.ｲYヽ }
, ':.:.:.／:.:.:.:.,ｲ/:.:.|:.:.',: : /: : : ＼/ ! / /{:ﾊ. }. ちょっと感激ですぅ
. , ':.:.:／:.:.:.:.:./ /:.:.:.:!:.:.:.∨: :_:_: : / l ' .,'ｲ: : :! }. ,
, ':.:.／:.:.:.:.:.:./ ./:.:.:.:.:.!:.:.:/: :/r =７ ,'.ﾌ: :ヽl }Y
── 三日後 秦の国 宮廷 ──
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | と、まぁ、そんな感じで韓の四城と、
＼. ｀ ⌒´ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.. 三年間貢物倍。役人半分クビって条件で
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | 韓涙目ですお。
＞ ヽ. ハ | |｜
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj 随分派手にやったな。
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. 数年放置してズタボロになったら
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ 正式に滅ぼそう。
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
_＿_
,. ''"ﾉﾉ::::::::｀li ､
／::::::::｢/::::::::::::::::ll:::ヽ
,. '´￣￣//─‐- :::_ll::::::ﾞ､
/ .r-‐･''¨!/ l i‐-｡ _ ﾊ､｀丶i
/ 丶 __..ノ,ﾍヽ i ｀, 7 l _y-､ 政〜仕事なんて放っておいて、
/ ' ' 'l＝==-､,ﾆi__｀ ‐-‐' l l ,cﾍi
. / l/ _l l l￣Ｔ ﾌハ) ） ｂ/i 俺と侍女追い回そうぜ〜
i ヽ､「￣i…┼‐ｵ/ / l r_ﾆノ
｀丶､,へ ｀＝=‐--tﾆノ l.∧.l !
ヽ ｀ ┘‐-￣!L,. -‐ 7ﾉi ﾉl ノ
｀ヽi ｡ ｡ ／-─…'''"
l |
ト-‐ﾟ─‐─ﾍ
/::::i::::､:::ヽ､:::＼:ヽ:＼::ヽ:､:ヽ:､:',
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:ヽ:､:::::＼::ヽ::l:ヽ:i::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ:::､:＼::ヽ:ヽ!:::i::|:::!::!
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:ヽ:|!:|:|i.
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､:|:l:
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:! 丹、
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ 悪いが今大事な話なんでな。
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::! また今度にしてくれ
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:'
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （●） （●） ＼ 秦王は彼と幼馴染と聞いたのですが……
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ あまり仲がよろしくないので？
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj 昔から一方的に付きまとわれててな。
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/.
ヾﾄ辷N! U ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ 正直苦手だ。
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | まぁアレですお。
/ ∩ノ ⊃ ／ 困る秦王ってのも中々オツなもんで。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 嫌われない程度に構ってやるといいお。
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj ああ、考えとくさ
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/.
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （─） （─） ＼ まぁ何ですか、彼を見ると自分も
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 何となくやりにくい感じになるんだお。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | これはきっと李斯も相性が悪いのですお。
＼ ／＿＿＿ ／
/::::i::::､:::ヽ､:::＼:ヽ:＼::ヽ:､:ヽ:､:',
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:ヽ:､:::::＼::ヽ::l:ヽ:i::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ:::､:＼::ヽ:ヽ!:::i::|:::!::!
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:ヽ:|!:|:|i.
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､:|:l:
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:! （似た物同士だからだろ）
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ ああ、そうだな
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::!
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:'
＜ 似た物同士だからですよ
__＿＿＿
／ ＼ ／ ＼ て
／ （●） （●）＼ そ
／ （__人__） ＼
| |::::::| | この李斯を正面から罵倒するのは誰だお？
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i 言いたい事があるなら目の前で言うんだお！
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ
`ー､＿ﾉ 煤@l､Ｅ ﾉ <
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' 私ですよ、李斯。
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､:::::::
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀ 相変わらず元気そうで何よりです
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､:::
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､
', ',. i＼ ／ / l .::〉､
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
' ´ ヽ ヽ `' ､ヽ＼:! ／ ／ ｀ ' ｰ- ､
【尉繚(ｳﾂﾘｮｳ)】
秦の臣。大梁の人。
孫子や呉起と並ぶ、春秋戦国時代きっての軍略家。
/ ', ,. -┼`` /
い ミ ', ／,.. .:-ﾆ''"_＿ _⊂ｌ / だ ： ：
な ル i. 〃ﾝ::::::::::::::三ニ=::::::.' ﾉ _ ,'. ろ 砂 ：
い ク ｌ （l!i´::二ﾆ＝-:;;;;:::..-.::::::つ__ｌ う 糖 ：
ぞ も ｌ ,-'从ミへ:::::ヾ::::::.,ヽ:::::::: ・ ､ｌ ？ は ：
： 入 i. /::'!::::::､､::::､::ヾ:::ヽヽ:::::::::: ・ :ｌ ワ 三 ：
？ っ !/:::.!l/::::::ヾ::::::､:::::ヽヾ.:＼:::::ヽ:ｌ タ 杯 ：
て ,'i!:::::.:i.!:lｬ,:::::::..ヽ､＼::::::::＼:::ヽ:::l リ だ ：
､ ,' l!i:l::!!:ヾ.i-ｬ.::::､::::::::._ヽ､:::::::ヽ:::::l. ： と ：
. ヽ､ _,ヘ!_l. !y::|::l!ｌrt:ｯﾐ＼:ヾ rt:ｯﾃ､::::: ＜ 言 ：
`''‐ーｰ' ,-=ニ-ﾐﾍﾊ:::::::ｌ `''''"_`_｀ヽ`'''" ｌ:::ヽ::::', っ ：
ン ﾆ 二｀ヽ;=､!ﾊl!y''~´ ~`ヽ !:::::/i!､', た ：
_..ｨf´ ､ `'''‐ﾆ'ヽ..ッ'ｩ､ ｌ ／ﾘl::ﾚｌヽヽ, は ：
_.-ﾆ／ `'ﾌ´~｀ヽ..X´｀`''''ｦ, r'''~''ｯ ..〆 / ,liｿ | ,.ｧiヽ､ ず ：
‐ﾆ‐'八-､_...:::::n⌒`!~ ヾ' ､. ヾ､`'''ｬ''''~´ / // ,ン´ ヽ､ヽ､_＿＿＿＿
´ .ｌ / ヽ >::::!ｿ/ ＼＼ |ヽ'i ヽヽ､_゛_,,...-zﾝ. - '''´~｀`''ｰ- ...,,;__ _ _,
ヽ 、 ＼__ﾝ￣~`'''''- .., ｌ ゛ ｰ-ｰ'´ /,' ,:-‐'' ､'‐- .,. ,.＼//
＞._/ ; ﾔ ! ', /､ / ! ヽ ｀く:: ヽ､
_,.::;;;;/ | 'i::i ', 〈', ｌ i ,' ,' ﾄ ヽ, ﾔ
‐-‐'' ~ ｱ ヽ ｌ.､ ヾ , i_jy' ,' ./ ｌ ', ', iノ !`
〈 i ＼ !ヽ ＼ ｌ , / | i ./ ｌ ', ',|､ ｌ
ヽ! ' , li 'i＼ .liヽ ｌ '. / | ,' / ｌ , | >
. |:', ＼ ',i ', ヽ |､ヽ l. ヽｌ | ﾚ ｌ /', 'ｌﾒ､
|:::', ゝ i ', ｌ ' ,', ＼ｌ |! |!| ｌ / i ｌ ヽ
_＿＿＿
／ ノ ＼＼
／ （○） （○）＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' いい反応ですよ、李斯。
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､:::::::
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__ 韓非を救ってくれたそうですね？
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､::: 私からも礼を言っておきます。
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､
', ',. i＼ ／ / l .::〉､
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
' ´ ヽ ヽ `' ､ヽ＼:! ／ ／ ｀ ' ｰ- ､
i!.i ｿ il ir !ﾐ、､ i !､ ', ! ',l ｉ ', ',',::::i
l i ,' ﾊ i !! 廴ﾂ､ヾ ':､ i i i !ヽゝ::::l
!.li!.l|!| リ ` ｪ､..ヾ ヾ､ ヽ:､ i ! ﾊ､!ｌ ヾ､::l
! !从 """ヽﾞ:､ヽﾞ: ､弌itｰマ､:ヽi 貴様、誰の許可を得て
′ i .:: ヽ ｰ`=.公､`:i
. _,r:::i rｰ-‐ '''' ー ‐ --:: ､:ヽ::i この場にいるのだ？
、､､､､､､ -‐ー''''''' /:::'. ｀`¨':':‐:::::::-::::::::､_ ヽ:;::l
'" ./" ﾞ:, ﾞ､ ヽ､,..:::::::::::::::／ , ` ､ ` それにその格好、
__, ',::､ ﾞヽ ､:_:::::::::::r ;´ ' ヽ､ ` -､ まるで乞食ではないか
;;=--‐‐''''"" ',:::､ `'':::::::::::::;: ' i ヽ､,
, ',::ヽ ::::;::i _ -t^ヽ､_ ﾞ`
i ヽ::`:ー ':::::i .ﾉ:i ﾉ:::::::: 〉
::',::',:,ヽヽ､:::＼'::::ヽ::::ヽ,::::､::::::ヽ､＼:::::'::::'., ':,ヽ:::::':,:
､:',:::',:':;:`::.`､;_:ヽ､::::＼:ヽ:',ヽ;'::､;;;;ヽ`､::::::::'., ':,゛,'::::::
.!:::゛::',::ヽ:::＼::::::::::ヽ:::::`:､:'yｯﾝｧ::::ヾ;＼';::::::ヽ':,::',,ヾ
::::::::::::'::::＼::::ヾ:::::::::､､:`:::::::i! !::::::::::ﾒ'ｯ､`:::::::::':,:::',,:: 秦王は下らぬ権威や礼に囚われぬ
::::::::､::::',:､:::::ヽ＼::::::::'.,＼::::,ヽ ` ｰ "／ `;:ヽ::::'.,:::l!: 傑物だと、韓非から聞いたのですが。
:::ﾊi!ハ::､ ヽ:::ヽ. i ヽ､::ヽ ヽ::',`''､'''" !:',::､::::::::!
:::i,丶'､ ヾ `'､`;、 `'-`､ ヽ、 i:::',:!:､::::::: どうやら噂は噂と言った所ですね。
::::! ` ｀ ｀iヽ､ ヽ i::::',:i:ヽ:::::
:::::l, ! i!.ﾉ';,:::;::':,::: また趙が合従を計画しているので、
:::､:i ..､ヽ､ _,,,.. !,､:'::::::'::::':,: それを崩す策を手土産に
::::.､', ´ /::::::::::::::',.:::::: したつもりですが…
::::::ヾ'、 ..､､...... ,;:'i:::::::::::::::::',.::､:
::::::::::ヽ ''``ｱ`'''ﾏ''''``''ｰ ,;:': .i:::::::::::::::::::',:ﾄ まぁいいです。失礼致しました
';::::::::::::`;;､ / ｌ:. ,;:'' .ｌ:::::::::::::::::::::::i
. !:lヾ:::i :. ;ヽ／ ﾉ: ／' i:::::::::::::::!';ヽ::
';! ヾ'i: : / / ,.ｨ'´' .. !:::::i::::::::', '､
/::::i::::､:::ヽ､:::＼:ヽ:＼::ヽ:､:ヽ:､:',
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:ヽ:､:::::＼::ヽ::l:ヽ:i::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ:::､:＼::ヽ:ヽ!:::i::|:::!::!
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:ヽ:|!:|:|i.
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､:|:l:
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:! ま、待ってくれ。、
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ 韓非？合従？策？
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::! こちらの非礼は詫びる。どうか話を
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:'
, '::::::::〃:::::::::::.i::::::::ヽヽ:ヽ ::::::､::::::::::::::::':::､､,__
_ｨ:::::::::〃::::::::::::l!::!:::::::::::＼ヽヽ:::::ヽ:::::::::::::::::::t=ｰ-.
_ｨｼ='7:::〃::::ｨ''|!i:::!i::,::::::､::::::ヽ::::::':,',､;,:::::::::::::::::::::ﾝｯy､,_
´" /::::::/:::/,.-ｬj:::l 'i!';::::i＼::::ヽ:::::::',',',i!::::::::::::::f"''''＝=-''
,.ｼｨ::::::::ｿ !. (::)ﾘ! ﾍ',:::l,,､ﾇ;:::ヽ::::::',',',':::::::::::::::',
〃 ｼi::::::::ｌ ｀""゛ ` 'ﾘ (:::)ﾔ､:ヽ:::!:','::::::::::::::::',
' ' .ｌ::::::::l ヾ'''''" Y:::::::::::::!::::::::::::::::',
i::/ｌ::::! ヽ 、 ｌ:::::::::::::::'::::::::ｯ::::::', だが断ります。
l/ !:::'､ ｧ､. !:::::::::::::::::ｫ:::::!';::::::',
. ,!. |/ ';､. ヾﾐ.`j ,イ::ｧ:::::::::::::::i '､::',ﾔ::::､ 対等の礼で接するなら
" . ';ヽ ,､y'´ /ｼ ｌ::::::ヽ:::::ｌ ヾ; ゛丶
'|!`=tｰ:::'"／ /' ﾊ::;::::il!';::! 考えてもいいですが？
. 'i::: ' ﾘ ｿ ヽ'ﾘ､
!'i j ~ヽ
ﾘ ､ ／ ―ー '''"""f,
『いいから話せ！』
┏┓┏┳┓ /:.:.:＜＿.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
┏┛┗┻╋┛ /!:.､＼ヽ一.:￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
┗┓┏┓┃ i:.ﾊ.:.:.:.:.＼｀ヽ､:.｀丶､.:.:.＼:.ヽ:.:
┃┃┃┃ |i:.l.ヽ＼:.:.:.｀丶:.､:.:.:.:｀丶､ ヽ:.:.:
┗┛┗┛ ||.:ヽ:ヽ＼:｀ヽ､:..:..:｀丶､:..:..＼`:
､ ,. _,. -‐_,ァ ┏┳┳┓ !.:.:ﾄ､ヽ:.:.＼､:.:｀丶､:＼｀ヽ:.:.:.:.:
＼ ,.／∠ ‐ﾆ-‐ﾆ´＿＿＿ ┗╋┛┃ ',.:.:.{iヽ ＞'ｎ''フヽヽ.:.ト､:.:.:＼ヽ:
_ -‐＜:::|i::::::::::::::二 ‐-::::::::::::＜´ ┗━┛ ヽ个!｀ ¨´ ヽﾘ''_｣ヽ:.:､ヽゝ
_フ:::::::::::｀ヽ::‐＜:::::::::‐=ﾆ￣:::::ｰ‐｀ゝ ,.. ‐''" ヽll_ i ﾘヽNヽ
:::::::::/^ヽ:::::::＼:::｀ヽ::::::::ヽ:::::::::::::::::二ﾆ=‐ ／ ヽ｀＿ /
:彡ﾉ::/::::i､:::::::::ヽ::::::::＼::::::＼:::::二ﾆ=‐,.‐'" ﾞヽ ／〈 :::.. /
／:::|:|:::/,_ヽ:::::|:::ヽ::::::ヽ::ヽ:::､ヽ:::::＞'" ヽヽ-‐' L__＼､＿／/
ｲ::ハ:|'f（).ｿ|::/ﾘ:::::ヽ/N:::V;＞''"´: ....:::::::::::;＞､ ＼ ./
|:/:::ハ ∨ ﾘ |:::::::::;: -''" : : .. ::::: ..::::_,. ‐''" ｀ヽ、
|::::ﾉ / ,.; レ''" : :: ...:: .._;: ‐''"´ ｀丶､
::::ヽ" ／‐'" .: .: : .:::::;:: ‐く
ヽN::〉'" .::: .::.,. ‐''" ヽ ヽ
:!／ ..:::::,. ‐'" ヽ ! ﾞ,
,. ‐''" ` |. i
_,. -＜、 ﾉ l
,.. ‐''く::ト､:､::::::} ｀`丶､ ／ |
ﾘ ヽ}リﾘ ／
『対等の礼と言うのは、仕返しもすると言う事ですよ？』
,|lllllll| |llllll| |lllll|
|lllllll| _,-‐7|llllll| |lllll|
|lllllllll'´lllllllll| |lllll| |llll| _＿、_ .
__,｣|llllllllllllllllllll」 |llll|.|llll| __,,/´ ヽ｀゛‐-､__ i'´,-‐=、__ 。
_,-‐llllllllllllllllllllll-‐" ,ニ-ｰ‐----､-=,,,_ ,／,,,、 ゝ＼ ﾐr´;;ﾍ;;`;;丶;ヾ
|llllllllllllll-7lllllll| |lllllll|/lﾉ,へつ__,,ノﾆ_;;;::::＞'￣￣ , _,,/,ノ￣゛｀'l;i;i､;;lﾞ‐'-､;;ﾍ;ヽ､ .
!ﾞ'´ﾞ.,;;,iｌ |llllllll| |lllllll|｡゛。 ￣ _,-‐'／,´ ,／-､____ ﾟ _ﾙi;;i ' ‐=7i;;;ﾊ｀：
|llllll| |lllll| ｡o|lllllll ゜. ﾟ__,､r-‐' "゛゛ ..::／:::::::::::::::::::::::::::.|/ヽ｀ヽ､｀/!″゜
|ll|ll| |lllloﾟ ,l!!;ﾞﾞ￣ﾞ^ﾆ=-､=‐'´ ,／..::／｀ﾞ゛｀‐-､:::::::::::::::::::::V´::::::::⌒ヽ
｀ﾞ,ヽｰ―'l!llll｢ =､⌒=ﾆノﾆ,-‐´ ｀＼、 ／／o｡ ヽ:::::::::::::,::,-‐､､:::::::::::::/
＼,_ ﾞi,__,,／´ ﾊ ヽ ...:::/／ 「i l7ﾟco∞∞oi:::::::::／ ,)）ﾉ:::::::::ノ
＿￣ 从._,,-|ヽ、 、（ ,| ヾ'l::／lll|_,llll| |l||l］ /:::::::/／,、 l::::::::／
､ 、~ヾ:｀ミｰｲ:::::ヽi::::::::ヽ,,ヽ､_＼i ,／ |､,;-lllll￣ " " /::::,ﾉﾉii ,i::l ii |:::Y
｀＼､_（｀>::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ｲi、/| ヽ|lllllllllll］ <:::::::::::/.':l l::l.||.!:丿
＼::￣´:::::::::ﾐｭ.:::::::::::::::､:::::::::::::::::ヽ、,__、 ヾ､lll「" /:::::::::::":::::'.:::':::::/
、ヾ､:::ヾ:::::::､::..ｴヾ:::::::::::＼::::::::::::）," "）ll| rｉi r, <,-‐=loi=‐--､,_;;;_|
゛=ﾆ´:::::::＼､:::::::､_..:::::::::゛):::::::::/／ // |ll| |llル7 ,丿 ,,l_i_/-‐"゛ !
＼::::::::::::::::_::::::::::::フ:::::::::::::／ ､/'´ " "//／｀゛"‐ l i_,=-‐ｰ- ,゛
｀'‐-,,_=-:::::／:::ノﾉ::::::ゞ ﾉ ／ ／.::l,/´ /
ｰ=≡:::::::::::ｭ:,シ::::／--、 / ,,／ ..:::ノ,ゝ ヽ/
~ﾞﾆニ=-Ｔ:ソ´ ,〉、,/| ,,／ _,;= 7 ﾉ |! i
/ _〆:::::y;/V／ _,,∠" |／ i ,l
/ l､__ノ;:: ｌ, ,／゛ ,l l |
! ヽ;;;: l iﾉ ヽ ／ ﾉ / |/
,l I;;:.. /／'|, / ヾr l´/ l
ﾉ, 、i 、ヽ､:/ |、 / |/ ,|
＜ 蹴ってはいない！だからお返しだ
ﾄﾞｺﾞｯ
_＿＿＿
／ ノ ＼＼
／ （○） （○）＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:!
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/ 李斯！
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/ 早く止めないと！
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼
＜ じゃあ殴っておあいこです。
ｺﾞｯ
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎ ヽ;;;;;;;;;/ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;/
＿｣;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ! ∨∨ |;;;;;;;;;;;;;;７´
￣｀ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ ‐ ､ ｀i;;;;;;;;;/
＿>;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎヽｖ- ‐ ﾐ:､__ _,,ｨｧ¬､ｖｊ!;;;;;/
ヽ、｀ヽ;;/ｒク7;;;ﾄ､ﾐｉ{ {:::〉 l}>-ｚ=i
';'､ { !､ﾚﾊ､! ヾﾐ=−ｼﾞ~´ ｀ﾆ=‐'" ,}K //
＼};;;ヽ、>､ − i ヽ、 /ﾞ '^! ､、 ./ﾉ-'/ /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀￣| }､ / ＿＿_ ＿＿ l ﾉl|'IIﾞ_,ノ-';;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／| ヾﾐーﾑ三三三三三ﾐﾆジﾉB;;;;;;;;;;;;; 面白！
;;;;;;;;;;;;;;;ｒ‐＜|!ヽ,l ｀ヾﾐ{从儿从儿从州' /Y＾＾i;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;ナ' ノ ｀ﾄ､ ｀'ﾐ三三三三三ﾂ ハ ヽへ;;;;;;;;;;
;;;;;;;Ｉニｺ / ! |ヽ､, ｀￣´ ｀￣´ /! Ｚ;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;<, /{ | i､ヾ冖''´ ｀ア´ i } IニI;;;;;;;
;;;;;;;;匕 ヽ〉 ｌ | ヽ ＼＿＿＿/ l ′ _,}_;;;;;;;;
616 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/11(土) 23:25:07.71 ID:XUUbxIko
面白っじゃねぇww臣下として止めろwww
:.:／:/./:／/:|:.:|:!:|:|i:.:.:ﾞ,:.:.:.ﾘ:.ヽ＼
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ﾊ:.V:.;､:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.ﾞ:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:､|!:.:.:.ﾊ:.||:.',:.i:､:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |ﾚ/∧:l:ﾒ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.ﾘ:､',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐､.:|.ﾄ､:l:|､:.!:.:.i:ヽ|:.|:| …解った。
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽﾐ !.ﾒ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:Ｎ:.| これでおあいこだな。
:.:.l!:l､.:.:l､:l｀ヽ::ﾉ_, ' ﾘ |i |.,.ｨl､.|::!||:.ﾒ:ﾘ
､:.l!.Ｎ､:い!. !く:::ｿ } |:.:|/:/ さあ聞かせてくれ、君の策を。
!:i､.i!ﾘ ヽ! , ｀~ /|:ﾉ:/
:.i|:iN ` .: ノ /:!ﾚ/′ …いや、君の名からだな
:､l:|ﾊ ､＿___ /::i/'′
小| ヽ ｀''ｰ‐`'' ／|/l
:.:ﾄヽ ＼ ／
Ｎ|｀ヽ ヽ､ , '´
､:',:::',:':;:`::.`､;_:ヽ､::::＼:ヽ:',ヽ;'::､;;;;ヽ`､::::::::'., ':,゛,'::::::
.!:::゛::',::ヽ:::＼::::::::::ヽ:::::`:､:'yｯﾝｧ::::ヾ;＼';::::::ヽ':,::',,ヾ
::::::::::::'::::＼::::ヾ:::::::::､､:`:::::::i! !::::::::::ﾒ'ｯ､`:::::::::':,:::',,::
::::::::､::::',:､:::::ヽ＼::::::::'.,＼::::,ヽ ` ｰ "／ `;:ヽ::::'.,:::l!: （なるほど…確かに変わった王だ）
:::ﾊi!ハ::､ ヽ:::ヽ. i ヽ､::ヽ ヽ::',`''､'''" !:',::､::::::::!
:::i,丶'､ ヾ `'､`;、 `'-`､ ヽ、 i:::',:!:､::::::: まぁいいでしょう。
::::! ` ｀ ｀iヽ､ ヽ i::::',:i:ヽ:::::
:::::l, ! i!.ﾉ';,:::;::':,::: 私の名は尉繚。
:::､:i ..､ヽ､ _,,,.. !,､:'::::::'::::':,:
::::.､', ´ /::::::::::::::',.:::::: 韓非と李斯とは腐れ縁です。
::::::ヾ'、 ..､､...... ,;:'i:::::::::::::::::',.::､:
::::::::::ヽ ''``ｱ`'''ﾏ''''``''ｰ ,;:': .i:::::::::::::::::::',:ﾄ そして合従ですが…
';::::::::::::`;;､ / ｌ:. ,;:'' .ｌ:::::::::::::::::::::::i
. !:lヾ:::i :. ;ヽ／ ﾉ: ／' i:::::::::::::::!';ヽ::
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト- ､、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､ ｀ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､｀ﾞ丶､
::::::::::::::,､i､,::::::::､、､、::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶､、ヽ
:::::::::::::li-rｭヽ､ヽ〃rt;;jゞ::::::::::::::::::::i＼
::::::::::::iヽヽ-",;;＼iヽ-‐'´ i:::::::::::i＼､::ヽ＼ 大将は趙の李牧、
:::::::::::::iヽ i｀ i::::::::::::ﾄ､ ＼ヾ＼
iヽ::::::i､ ､ , /:::::::::::::i 丶 ヽ 副将は楚の項燕。
| !:::::::ヽ -‐‐‐- /:::::::iヽiヽi ヽ
! i|ヽ:i ｀ヽ｀ﾞﾞﾞﾞ´ ／゛ ｝::i:ゝヽ ゝ_,-‐'´｀゛゛二＝=-'"｀｀ﾞﾞﾞﾞ゛丁 兵力は互角。
! ヽ: ｀ﾞ‐-´゛ .: (＼iV ^/'" ,...-‐'￣ .:i
j::. .:: / ﾉ,-‐´ ,.. .::‐‐‐---.::i しかし将の質は
､,_-‐'" :. " ノ-'''__,,,-､-,---‐'"::ιノ￣￣:::::::::::i
ゝﾐ‐-､.,,_ヽ r_ﾆ-‐'"／...:;;;;;::::::::::::::''／ ／ :::::::i あちらが数段上。
｀‐-､二｀ ___,,／ ／／i" i::::::::／ ,;／ ,,,.. ノ :::::i
￣ ／ / / /´＼ ノ:::／ ,;,´／ ,..-‐::::ゝ 魏・韓・燕は傍観なので
i ／ /ノi i|::::|､i:|:/ ,;:::::::::ヽ.......::::'''''""
i i.ﾉi! :ゝ::i" ／::ﾉ￣￣ 斉・楚・趙との戦となります。
i ｀i::i「｀ﾞヽi ／..:::::i
i::i i .......:::i
i::i i:::::::::::/
i i::i i:::::::/
i ｀ヽ､__,..／ .....i::i i:::::/
i ......:::::iλ,,_ j:/
ヽ .....::::::::::::::::::::::::/
.......::::::::::::::::::::::::::::::::::'''''i
.....::::::::::::::::::::::::::::::''" ::''' i
.......:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ i
_＿＿＿
／ ノ ＼＼
／ （○） （○）＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| | あの李牧と…
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:!
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/ あの項燕…
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼
621 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/11(土) 23:27:15.06 ID:h2rFHqso
きっついの〜
622 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/11(土) 23:27:17.24 ID:RfekqUEo
一大事じゃない
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎ ヽ;;;;;;;;;/ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;/
＿｣;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ! ∨∨ |;;;;;;;;;;;;;;７´
￣｀ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ ‐ ､ ｀i;;;;;;;;;/
＿>;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎヽｖ- ‐ ﾐ:､__ _,,ｨｧ¬､ｖｊ!;;;;;/
ヽ、｀ヽ;;/ｒク7;;;ﾄ､ﾐｉ{ {:::〉 l}>-ｚ=i
';'､ { !､ﾚﾊ､! ヾﾐ=−ｼﾞ~´ ｀ﾆ=‐'" ,}K // 戦うには、王翦があと
＼};;;ヽ、>､ − i ヽ、 /ﾞ '^! ､、 ./ﾉ-'/ / 3人くらい必要だな。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀￣| }､ / ＿＿_ ＿＿ l ﾉl|'IIﾞ_,ノ-';;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／| ヾﾐーﾑ三三三三三ﾐﾆジﾉB;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;ｒ‐＜|!ヽ,l ｀ヾﾐ{从儿从儿从州' /Y＾＾i;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;ナ' ノ ｀ﾄ､ ｀'ﾐ三三三三三ﾂ ハ ヽへ;;;;;;;;;;
;;;;;;;Ｉニｺ / ! |ヽ､, ｀￣´ ｀￣´ /! Ｚ;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;<, /{ | i､ヾ冖''´ ｀ア´ i } IニI;;;;;;;
;;;;;;;;匕 ヽ〉 ｌ | ヽ ＼＿＿＿/ l ′ _,}_;;;;;;;;
､:',:::',:':;:`::.`､;_:ヽ､::::＼:ヽ:',ヽ;'::､;;;;ヽ`､::::::::'., ':,゛,'::::::
.!:::゛::',::ヽ:::＼::::::::::ヽ:::::`:､:'yｯﾝｧ::::ヾ;＼';::::::ヽ':,::',,ヾ
::::::::::::'::::＼::::ヾ:::::::::､､:`:::::::i! !::::::::::ﾒ'ｯ､`:::::::::':,:::',,::
::::::::､::::',:､:::::ヽ＼::::::::'.,＼::::,ヽ ` ｰ "／ `;:ヽ::::'.,:::l!: 楚と趙の二方向である事と、
:::ﾊi!ハ::､ ヽ:::ヽ. i ヽ､::ヽ ヽ::',`''､'''" !:',::､::::::::!
:::i,丶'､ ヾ `'､`;、 `'-`､ ヽ、 i:::',:!:､::::::: 司馬尚のような名将もいる事を
::::! ` ｀ ｀iヽ､ ヽ i::::',:i:ヽ:::::
:::::l, ! i!.ﾉ';,:::;::':,::: 加味すれば…まぁそんな感じですね。
:::､:i ..､ヽ､ _,,,.. !,､:'::::::'::::':,:
::::.､', ´ /::::::::::::::',.:::::: あと老いてはいますが、廉頗も今
::::::ヾ'、 ..､､...... ,;:'i:::::::::::::::::',.::､:
::::::::::ヽ ''``ｱ`'''ﾏ''''``''ｰ ,;:': .i:::::::::::::::::::',:ﾄ 楚にいるのですよ。
';::::::::::::`;;､ / ｌ:. ,;:'' .ｌ:::::::::::::::::::::::i
. !:lヾ:::i :. ;ヽ／ ﾉ: ／' i:::::::::::::::!';ヽ::
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （─） （─） ＼ あのジジイ、まだ生きていたのかお…
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ もう70歳後半になるんじゃないかお？
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' あなたの策で完全に失脚して、
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､:::::::
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__ 逃げた先の魏でも捨てられて…
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､::: 今は楚で腐っていますよ。
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l 趙への復帰を阻んだのも…
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､
', ',. i＼ ／ / l .::〉､ 李斯の策でしょう？
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
' ´ ヽ ヽ `' ､ヽ＼:! ／ ／ ｀ ' ｰ- ､
_＿＿＿
／ ノ ＼＼
／ （○） （○）＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| | （こいつ…本当にやり辛いお）
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / / よく秦の人間でもないのにそこまで
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
, '::::::::〃:::::::::::.i::::::::ヽヽ:ヽ ::::::､::::::::::::::::':::､､,__
_ｨ:::::::::〃::::::::::::l!::!:::::::::::＼ヽヽ:::::ヽ:::::::::::::::::::t=ｰ-.
_ｨｼ='7:::〃::::ｨ''|!i:::!i::,::::::､::::::ヽ::::::':,',､;,:::::::::::::::::::::ﾝｯy､,_
´" /::::::/:::/,.-ｬj:::l 'i!';::::i＼::::ヽ:::::::',',',i!::::::::::::::f"''''＝=-''
,.ｼｨ::::::::ｿ !. (::)ﾘ! ﾍ',:::l,,､ﾇ;:::ヽ::::::',',',':::::::::::::::',
〃 ｼi::::::::ｌ ｀""゛ ` 'ﾘ (:::)ﾔ､:ヽ:::!:','::::::::::::::::',
' ' .ｌ::::::::l ヾ'''''" Y:::::::::::::!::::::::::::::::',
i::/ｌ::::! ヽ 、 ｌ:::::::::::::::'::::::::ｯ::::::', あんなしつこい策を練るのは
l/ !:::'､ ｧ､. !:::::::::::::::::ｫ:::::!';::::::',
. ,!. |/ ';､. ヾﾐ.`j ,イ::ｧ:::::::::::::::i '､::',ﾔ::::､ 秦でも貴方くらいでしょう？
" . ';ヽ ,､y'´ /ｼ ｌ::::::ヽ:::::ｌ ヾ; ゛丶
'|!`=tｰ:::'"／ /' ﾊ::;::::il!';::!
. 'i::: ' ﾘ ｿ ヽ'ﾘ､
!'i j ~ヽ
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj 尉繚、君の実力と今の状況は解った。
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. して、どのような策がある？
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ 手土産と言う位だ、李斯がやるよりも
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／ 良い策があるのだろう？
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' 30万金。
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､:::::::
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__ この機に、斉の首脳陣を
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､::: 完全に買収してしまいましょう。
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l 斉が落ちれば、北の趙と南の楚、
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､
', ',. i＼ ／ / l .::〉､ 連絡すら取れませんよ。
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj なるほど。
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. 斉は元々、田氏に乗っ取られた国だ。
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ 金をチラつかせれば国ごと買えると。
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／ そういう事だな？
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
629 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/11(土) 23:30:58.29 ID:3Q5uC7ko
敵として組ませたくない2人ですね〜w
【また解説】
趙と楚が連絡を取るには、斉を通らないとならないため、
斉さえ落とせば連絡が取れないって策だお！
匈奴 _＿＿ .／￣￣￣￣
__rｮlllllｭ＿ ,,r‐"´ ｀‐ ｀ﾞﾞｰ--......／ 斗ｒl'、
,..---_ lll〕 '^''''ｒ{聿uｭ--ｯnlｔ广 ‐ _]ll广 .lゞ
/冖 '冖+'ゞょ＿_ ''"￣~~ ''廴..、 燕 ..、-_jll 〃｀
丿 ｒt - 冂 、 ｰ' "ｌ'、 こ]ll!メ 、]l辷_ｙｔ
||､ ' ､/′ __ll′ _-..uj}┬ｬ''~~＾ ll{ｌlＦ′
''|ト .. j三 趙 ﾞ廴 」l}nｉ
_ゞ 'ｉj〃´ >ｻｌﾆ]テ’´ ￣''H 、 _ｪ‐' ､＿＿
_..-l ﾞ｜|'' ’ 巛 '廴_..r'´ ~~ ,,
..-イ" ,′ - ｀|]ｬ4ｮぇ＿__ ｌ九 '' ､ . _/￣
| ′ :::::::::::::::|____ ┴―tＬ_'′ ｌ 丁 ..‐ ﾝ'￣
ｭ-＿__,,..--x;'、 ｀:::::::::::::::::::::|____、 ￣ﾞﾞﾞ''手′ _'ｺl二ｪ-
ﾍ､｀' ''''‐`ｰ ￣ ::::::::::::::::::::::::::|、魏、 |||F 斉 `/’ '''''’゛"
￣ﾞﾞゝ ..:::::::::::::::::::::::::::.广ゝr 」广 ｀'ｷ-＿
ﾞ‐- -ｨ ､ 秦 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|||| ' ﾆ}Ｕ+'''′
丶 丿 _:::::::::::::::::::::::::::::::: lll」＿ょ＿.. _ｪ..こｭｭ..1. .. ]i厂'ゝ､
!（‐ ||丶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::／￣リ=!ﾞﾞﾞ'7广’ ｀┴lてﾞｴ ^┐
｀′ ! yニフlー―一'‐''''ﾞﾞ｀´ﾞ'ﾞｉｔur‐" 个 |_韓 丿 '' '' | ﾞ
丿 ﾍこ;火､- ´ ､ ﾞﾍｧ'′丶 、 x辷ｩ二ﾞゝ
ﾉ `'┐ ''''′ _ ､｀'っi辷
,,／ "1 ' ﾞﾞゝ〃
/ ′ 卜 楚 _..r4二_
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' 中々筋がいいですね。
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､:::::::
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__ そして、連絡が取れなくなれば…
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､:::
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､
', ',. i＼ ／ / l .::〉､
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （─） （─） ＼ メールを返さなくなったキャバ譲のように
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 自然消滅する。と。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 相変わらずヒネた策だお。
＼ ／＿＿＿ ／
, '::::::::〃:::::::::::.i::::::::ヽヽ:ヽ ::::::､::::::::::::::::':::､､,__
_ｨ:::::::::〃::::::::::::l!::!:::::::::::＼ヽヽ:::::ヽ:::::::::::::::::::t=ｰ-.
_ｨｼ='7:::〃::::ｨ''|!i:::!i::,::::::､::::::ヽ::::::':,',､;,:::::::::::::::::::::ﾝｯy､,_
´" /::::::/:::/,.-ｬj:::l 'i!';::::i＼::::ヽ:::::::',',',i!::::::::::::::f"''''＝=-''
,.ｼｨ::::::::ｿ !. (::)ﾘ! ﾍ',:::l,,､ﾇ;:::ヽ::::::',',',':::::::::::::::',
〃 ｼi::::::::ｌ ｀""゛ ` 'ﾘ (:::)ﾔ､:ヽ:::!:','::::::::::::::::',
' ' .ｌ::::::::l ヾ'''''" Y:::::::::::::!::::::::::::::::',
i::/ｌ::::! ヽ 、 ｌ:::::::::::::::'::::::::ｯ::::::', あなたが愚直すぎるのですよ。
l/ !:::'､ ｧ､. !:::::::::::::::::ｫ:::::!';::::::',
. ,!. |/ ';､. ヾﾐ.`j ,イ::ｧ:::::::::::::::i '､::',ﾔ::::､
" . ';ヽ ,､y'´ /ｼ ｌ::::::ヽ:::::ｌ ヾ; ゛丶
'|!`=tｰ:::'"／ /' ﾊ::;::::il!';::!
. 'i::: ' ﾘ ｿ ヽ'ﾘ､
!'i j ~ヽ
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:!
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/ なるほど。
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/ 我々のような政治家とは違う…
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/ 言うなれば
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼ 策士と言ったところですか。
:.:／:/./:／/:|:.:|:!:|:|i:.:.:ﾞ,:.:.:.ﾘ:.ヽ＼
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ﾊ:.V:.;､:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.ﾞ:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:､|!:.:.:.ﾊ:.||:.',:.i:､:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |ﾚ/∧:l:ﾒ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.ﾘ:､',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐､.:|.ﾄ､:l:|､:.!:.:.i:ヽ|:.|:| 決まりだな。
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽﾐ !.ﾒ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:Ｎ:.|
:.:.l!:l､.:.:l､:l｀ヽ::ﾉ_, ' ﾘ |i |.,.ｨl､.|::!||:.ﾒ:ﾘ 今回は尉繚の策で行く。
､:.l!.Ｎ､:い!. !く:::ｿ } |:.:|/:/
!:i､.i!ﾘ ヽ! , ｀~ /|:ﾉ:/ 李斯、尉繚を補佐してやれ。
:.i|:iN ` .: ノ /:!ﾚ/′
:､l:|ﾊ ､＿___ /::i/'′ あと尉繚、今日は策について、
小| ヽ ｀''ｰ‐`'' ／|/l 夜通し語ってもらうぞ。
:.:ﾄヽ ＼ ／
Ｎ|｀ヽ ヽ､ , '´ 以上、解散！
､:',:::',:':;:`::.`､;_:ヽ､::::＼:ヽ:',ヽ;'::､;;;;ヽ`､::::::::'., ':,゛,'::::::
.!:::゛::',::ヽ:::＼::::::::::ヽ:::::`:､:'yｯﾝｧ::::ヾ;＼';::::::ヽ':,::',,ヾ
::::::::::::'::::＼::::ヾ:::::::::､､:`:::::::i! !::::::::::ﾒ'ｯ､`:::::::::':,:::',,::
::::::::､::::',:､:::::ヽ＼::::::::'.,＼::::,ヽ ` ｰ "／ `;:ヽ::::'.,:::l!: （今日は李斯の家に厄介になろうと…）
:::ﾊi!ハ::､ ヽ:::ヽ. i ヽ､::ヽ ヽ::',`''､'''" !:',::､::::::::!
:::i,丶'､ ヾ `'､`;、 `'-`､ ヽ、 i:::',:!:､::::::: （思いの他気に入られてしまいましたね）
::::! ` ｀ ｀iヽ､ ヽ i::::',:i:ヽ:::::
:::::l, ! i!.ﾉ';,:::;::':,::: （対等の礼などと言わなければ良かった）
:::､:i ..､ヽ､ _,,,.. !,､:'::::::'::::':,:
::::.､', ´ /::::::::::::::',.::::::
::::::ヾ'、 ..､､...... ,;:'i:::::::::::::::::',.::､:
::::::::::ヽ ''``ｱ`'''ﾏ''''``''ｰ ,;:': .i:::::::::::::::::::',:ﾄ
';::::::::::::`;;､ / ｌ:. ,;:'' .ｌ:::::::::::::::::::::::i
── 李斯宅 ──
／:::::::::::||＿＿＿＿
|:::::::::::::::|| || ｶﾞﾁｬ
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::||￣￣＼ ||
|:::::::::::::::|| ノ ヽ_＼
|:::::::::::::::||●) (●) ＼ ただいまですおー
|:::::::::::::::|| (_人_) |
|:::::::::::::::||_＿＿ ／ あのね、今日尉繚が仕官してきたお？
|::::::::::::::(___＿＿ノ´||
|::::::::::::::(_ノ ／ . . . ||
|:::::::::::::::||／ ||
|:::::::::::::::|| ||
＼:::::::::::||￣￣￣￣
＼ ::::||
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.',
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ' お帰りなのです。
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´} ' そっちに行く前に、ウチに来て
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! __ _.ィ´｀ヽ たらふくご飯を食べていったです。
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { ／ ｀ヾ! j
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'´ r'' もう10年ぶりくらいなので、懐かしかったですぅ。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ 本っ当にアイツは翠星石の飯が大好きなんだお。
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 今日もウチに泊まりたいって顔してたけど、
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 秦王に捕まってザマミロなんだお。
＼ ／＿＿＿ ／
< ／ ／,ｨ‐ "`Ｔ ⌒`ヽ- ､_::::::::::: ＼
／ .／／: : : :￣ｒ " : : : : : : : ヽ､:::::: ＼
＼ / ト: : : :＿ ,,=-ｪ ､ : : : : : : : ｨヽ::: ､ ＼
〉 ＾", ‐⌒￣ ｀Ｔ" ヽ､_ ｿ - ヽ ヽ::::::.. >
{{ ／ / ｉ ｉ | ＼ "ヽ: : : ヽ. ｉ:::::／
. ﾚ'´ / ,ｲ .ｌ ｌ ヽ ヽ: : :ヽ ﾚ´
/ / / | ｌ ｉ } ヽ }レ∧
/ .ｉ ｉ ／ / ｉ ハ_ ｉ ', ｿｲ ｌ
| ｉ. ｉ _＿/_ / /＿＿ヽ__ ｉ. ト-| ｌ
| ｉ ｉ" ／､_／ / __ ＼ヽ ｉ }. ｌ そんな言い方しちゃ
ヽ ｉ ＫＴ7ﾊヽ Ｔ７ﾊ;フト / :}. ｌ 可哀想なのですぅ。
＼.､い. ﾋ;ゾ ﾋﾆｿ./.ｉ ｲ .:} ｌ
|ヽ＼ヽ .::::. ; .:::::./ノｲ／ .} L .} ｌ まぁまたひょっこり来ると
ｌｉ ｀ｉ＼ ｰ‐' ／イ ｉ .} ｢ .{ ｌ 思うのです。
∧ｉ ﾚ_ | ｉ. `: .､ _ _, '´ ﾄ､. ｉ ｉ {ｉ } ｉ. ｌ
/ .{ｉ ｖ` { ｉ ｉ__/ } .／ ＼ {ｉ } ｉ.
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ＞） （＜）＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 当面は蔡公の家に住むらしいから、
| /| | | | | |
＼ (、`ー―'´, ／ これから賑やかになるお！
￣￣￣
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l > これで韓非も来たら…
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 きっと毎日が楽しいのですぅ
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/ /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
＜ さ、お腹すいたからご飯にするお！
＜ 実は尉繚が全部食べちゃったのですぅ
＜ …李斯のご飯は？
＜ た、たまにはダイエットもいいと思うのですよ
爻 _,,-‐ｔ‐''⌒ﾊ、 _,,, -‐''三]
ｋ;;:､ (,, ﾒ μ ,,´｀, -―一''''""~ _,, -‐／::::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, / --一'''"~￣ ,／:::::['i']::::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼BB Y,／ ／ii[]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ]、
━
〓 ━〓 ー ---- ､---―
. _____
; ／ ＼ ;
; ;／ ＼:::::／_＼ ;
; ／<●>.:::<●> ＼
| ＼ （__人__） ／ | ; ぉぉおぉぉ…
; ＼ |. ｀ ⌒´ | ／
; ／ | ;
.;（＿)| ・ ・ |｜ ;
; ｌ⌒ヽΞ Ξ/| |
; | |＼＿(;;U;;;)＿￣）) ;
; （＿） ／／
（ ＿） ;
ダイエット成功
── 秦の国 洛陽 ──
＿＿＿__
／:..:.:.:.:..:..:..:..:.ヽ
/:.: .:..:..:..:..:..:..:..:..:.:',
. i.:.:..:.:.:（●）:.:.:（●）:i 秦では張唐を説得できる人材を
. |:.:..:..:..:..:.:.:.:.:<ｌ>.:..:.:.:|二つ三つ 探しております！
{二二つ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:三つ 二つ
|:.:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 是非、この甘羅にその役目を！
. !.:.:.:.:..:..:.:.:.:..:..:.:.:.:.:..:.|
. ヽ .:..:..:.:..::.:..:.,.、:.:..:./
/、、,;,,;:..:..:.._lヨ:／
￣/ノ￣￣Ｅつ
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'"".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'""´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉"
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ} 甘羅、お主はまだ12歳だぞ？
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|! 政務に加わるのは100年早い。
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀""｀""｀ﾞ .::::;'
イ´::ﾉ|::::l ＼ ""' :::/ それに…
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼ 正直な所、もう余生を静かに
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼ 過ごせれば、それだけでいいのだよ。
【甘羅】
秦の臣、文官。
祖父は昭襄王の時代に左丞相を勤めた甘茂。
今は落ちぶれて呂不韋の食客。
［宣伝］
AAの元ネタはYJで連載中の「キングダム」
やる夫李斯と同じ時代を書いた漫画で、主人公は李信。
創作ネタと史実のバランスが素晴らしい名作です。
未読な方はには是非お薦めです。
＿--､､ハ、、
ﾉ'' ＼
ノ' ＼
／ 丿/ ノ/ /│＼ │
ﾉ /│/ヽ/丿 ││＼ │
ﾒ =│ ´●｀ ´●｀ │/
∠＼ ｀￣´ ｀￣´ ││
│.:..:..:..ヽ /´ﾉ◎ﾚ＼ ノ.:..:..::│
│ﾘ/│.:..:.││:..:＼│.:..:..:│.:.│
│゛＼:..::..:ノ ﾉ:..:..:..:.＼ヽノ ヽ.:..│
│:│/ ノ:..:..:..:.:..:..:..:.＼ ＼丿.:.│
│:..:.:＿ノ..:..:.:..:....:..:.:..::..:...丶__/:..:.│
│:..:.:..:....:..:.:..::..:.:..:.:..:....:..:.:..::...:.:..::│
│:...:.:..:....:..:.:..::..:.:..:.:..:....:..:.:..::...:.:│
│.:..:....:..:.:..::..:.:..:.:..:....:..:.:..::....:.:ノ ）
ﾉ｀＼..:..:.:..::..:.:..:.:..:....:....:.:..:/、＿/
/＼、丿＼..:.:..:.:..:....:....:／＼ ノ
ヽ＿ノ ￣￣￣￣./＿＿つ
【彼のAA募集中】
＿＿＿__
／:..:.:.:.:..:..:..:..:.ヽ
/:.: .:..:..:..:..:..:..:..:..:.:',
. i.:.:..:.:.:（●）:.:.:（●）:i かの項?は７歳で
. |:.:..:..:..:..:.:.:.:.:<ｌ>.:..:.:.:|二つ三つ 孔子の師となりました。
{二二つ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:三つ 二つ
|:.:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| どうか一度お試しを！
. !.:.:.:.:..:..:.:.:.:..:..:.:.:.:.:..:.|
. ヽ .:..:..:.:..::.:..:.,.、:.:..:./
/、、,;,,;:..:..:.._lヨ:／
￣/ノ￣￣Ｅつ
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'"".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'""´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉"
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{ …解った。
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ}
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{ だが私の部下としてではなく、
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|! 秦王に仕える文官としてだがな。
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀""｀""｀ﾞ .::::;'
イ´::ﾉ|::::l ＼ ""' :::/ 秦王宛に推薦状を書いてやるから
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､ 正式に仕官するといい。
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
── 秦の国 ──
i!.i ｿ il ir !ﾐ、､ i !､ ', ! ',l ｉ ', ',',::::i
l i ,' ﾊ i !! 廴ﾂ､ヾ ':､ i i i !ヽゝ::::l
!.li!.l|!| リ ` ｪ､..ヾ ヾ､ ヽ:､ i ! ﾊ､!ｌ ヾ､::l
! !从 """ヽﾞ:､ヽﾞ: ､弌itｰマ､:ヽi 呂不韋からのお手紙です。
′ i .:: ヽ ｰ`=.公､`:i
. _,r:::i rｰ-‐ '''' ー ‐ --:: ､:ヽ::i 「 張唐を説得できる人材を
､ ､、､､､､､､ -‐ー''''''' /:::'. ｀`¨':':‐:::::::-::::::::､_ ヽ:;::l 見つけたので推薦します。
'" ./" ﾞ:, ﾞ､ ヽ､,..:::::::::::::::／ , ` ､ `
__, ',::､ ﾞヽ ､:_:::::::::::r ;´ ' ヽ､ ` -､ 甘茂の孫で、名は甘羅。」
` ;;=--‐‐''''"" ',:::､ `'':::::::::::::;: ' i ヽ､,
i´ , ',::ヽ ::::;::i _ -t^ヽ､_ ﾞ` さて、どうしたものか。
i ヽ::`:ー ':::::i .ﾉ:i ﾉ:::::::: 〉
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:!
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l 甘羅は甘茂の領地と名誉を
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/ 取り戻したいだけかと。
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/ 呂不韋は…
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/ 李斯、貴方はどう見ます？
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （─） （─） ＼ わざわざ推薦状とか書いてる時点で、
| （__人__） | 手柄も何もいりませんてとこじゃないかお？
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | 今は斉の買収がメインだし、ぶっちゃけ
.＼ “ ／＿＿| | 張唐なんてどうでもいいので説得させてみるお。
＼ ／＿＿＿ ／
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' 失敗したら難癖つけて
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､::::::: 呂不韋を始末。
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀ 張唐の説得が成功したら…
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､:::
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､ 趙で始末されるも良し、
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l 燕に辿り着くも良し。
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､
', ',. i＼ ／ / l .::〉､ そういう事ですね？
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
_＿＿＿
／ ノ ＼＼
／ （●） （●）＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| | あんまり表立って言うもんじゃないお。
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / / いくら干物でも張唐は長年秦に仕え…
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎ ヽ;;;;;;;;;/ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;/
＿｣;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ! ∨∨ |;;;;;;;;;;;;;;７´
￣｀ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ ‐ ､ ｀i;;;;;;;;;/
＿>;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎヽｖ- ‐ ﾐ:､__ _,,ｨｧ¬､ｖｊ!;;;;;/
ヽ、｀ヽ;;/ｒク7;;;ﾄ､ﾐｉ{ {:::〉 l}>-ｚ=i
';'､ { !､ﾚﾊ､! ヾﾐ=−ｼﾞ~´ ｀ﾆ=‐'" ,}K // 李斯も中々の毒だぜ？
＼};;;ヽ、>､ − i ヽ、 /ﾞ '^! ､、 ./ﾉ-'/ /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀￣| }､ / ＿＿_ ＿＿ l ﾉl|'IIﾞ_,ノ-';;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／| ヾﾐーﾑ三三三三三ﾐﾆジﾉB;;;;;;;;;;;;; っと、件の買収…
;;;;;;;;;;;;;;;ｒ‐＜|!ヽ,l ｀ヾﾐ{从儿从儿从州' /Y＾＾i;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;ナ' ノ ｀ﾄ､ ｀'ﾐ三三三三三ﾂ ハ ヽへ;;;;;;;;;; じゃねぇ、友好条約の件で、
;;;;;;;Ｉニｺ / ! |ヽ､, ｀￣´ ｀￣´ /! Ｚ;;;;;;;;;; 斉王様が直々に来やがっ…
;;;;;;;;;<, /{ | i､ヾ冖''´ ｀ア´ i } IニI;;;;;;;
;;;;;;;;匕 ヽ〉 ｌ | ヽ ＼＿＿＿/ l ′ _,}_;;;;;;;; いらっしゃいましたぜ
, --、 ＿
｜｜｜ / ヽ
Ｌ L 」 ｜ / ″
, - ￣└--┘~| /nｍ
／ ,-vO-^-O─| /ヽ、 ″
^〜（ Y(○ .. (○｜ /〜^ ｍn ご機嫌麗しゅう〜
nm ,（.入 ″〈〉 ″| / nＭｍ
しと「厂 l`'丁 ~i| /、
nＭn 〈〈_人_￣_入|/ ヽ、 ″
（ ,二、 `ト-‐' nＭn
″ ~~￣ ヽ＿丿
`~
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj 斉王建、ようこそ秦へ。
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. 家臣一同歓迎するぞ。
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ 後程、酒宴でも開こうじゃないか。
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
建(ｹﾝ)【王】
田斉王(5(7)代目)。襄王の子。母は君王后。
ただのお坊ちゃま
', ｌ l
ｌ ', ._,,,..........l
ｌ, ._,.. -'''"゛._,,,,,........L＿,,,,_、
ﾞ(ﾞ゛ _,, -'''ﾞ″ ｀ﾞ`''ー ,,,_
,..‐'″ .|.ｌ. ,;;;;'''''-,,.. -..、 ｀`''ｰ ..,,
,／´ ._、 _,,..-" ﾞ‐'ﾞ´ く--'ﾞ ｀ﾞ'-､ ｀`'''-,,,,,,､
／ .,,,,.r'. ブ´ _.. -ｰ''¬ｰ､、 ｀''､..-‐'''''ｰ-、 ＜_
／ .,i'゛ ｀″ 'r‐v,,＿＿_____,,,,',＝@ヽ _, ｀'､ _＞
.／ ./ .,..‐'"￣ﾞフ`､ | .し＿二ノ ! ｌ'" .ｌ._.. -'"゛
／ ./ .r'__,ｰ-‐,ﾞ,' │ ｌ ミミミミミミ ﾉ ! /
.／ / .! `､ゝソﾍミ ﾉ ｀'-..,,＿____,, '" |、 ／
.／ ／￣│ '､ ﾐミミ ／ ,- ＝@ ﾌ トｙ' ／ / ￣
.-'ﾂ .,' ,_.! `'―ｰ'''ﾞ＿ ' │ '"`'｀ .／
../ ', ' ,, _/ｰ/ｰ7゛ ﾞｰ'" _..-'゛
'!'''"ﾞﾞ´ ヽ. `';;..、′｀`''″ ｀゛ .＿,,, -=,ﾞ゛
`'ｰ.... -'" .｀`'';;r‐―-.y-r‐''''''',ﾞ∧- ..,,,, ｀';;..､ ._,,_.. -､、
,r'゛ ｀'､,,,ﾞゞ ゛ﾞ'ﾅ'-..,,..-ﾞﾞ“ﾞ_..-'"'-,,_._,..-‐'″ .ヽ ,ﾞ'y
/ .,, ―ｰｲ'ﾞヽ ／ .｀''-､..-'"゛ ［￣ﾞﾞ゛
ｌ ヽ .`､ .,_,, !
" ′ " .″ "
【斉の歴史】
,.. --- ..
,..-.:.￣.:..:..:.. : : : : ｀丶、
／:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :＼
/:ﾍ=､､:.＿: : : : ＿＿:ヽ:_: -^,.ﾄ､. 斉は周建国の功臣、太公望が建国した国。
ノ:..:..:./:.. ￣: :７´:―― : :|‐: :´､: ヽヽ.
ｰ-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:ｲ:.ﾊ:.. : j:.. :}:.､ヽ:. ﾄ;ヽ.. 当時の周の実力では東方には影響力を及ぼせず
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ﾉ ' }:.／_}_ｲ:. } |:.｜:|:|. 萊と呼ばれる族がこの地域にいた。
Vl:.:.|:. Vl´｢＿ ､｀ ﾉ′ ＿ﾉ:ｿ:ｲ: ﾘ ﾉ
}:ハ: : l f7｢::｀ﾊ /:::7}7ｲ:/}/;:'; 太公望は萊を討ち、現地の風俗に合わせて
ﾉﾍｰl､: :!VZﾂ ﾋ:ﾉ/:.//; 政治を簡素にし、この地方を安定させた。
｀ｨﾍ:ﾄ､ _ _ ノ:ｲ/
rく､＼｀ ヽ二コ:千:|K、′ しかし、B.C.386に家臣の田和によって
|:..:ヽヽ＼: :Yﾆ|: :!:/j!:.l 滅ぼされた（乗っ取られた）。
ﾄ:..:..:.＼ヽ＼!r|┴＝ミ!r ァ７
｜!::.:..:.ヽ＼ヽ|! /７ / その後も東方最強の国として君臨していたが、
j::.l::..:..:.⌒ｰｧ⌒} / / /^} 戦国の魔王、楽毅に合従を仕掛けられ、
|::.:.＼::..::.::.::>ｰ'―-L∠_¨´ 覇権争いから脱落する。
l::.::.:..:.￣￣ト ､, --､―弋i
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― 70余城を奪われ、一時は首都のみとなったが
｀｀ｰニ´／ー-､ | _| 田単の「火牛の計」によって領土を取り戻す。
_. -― ￣ ト―.:｢:.:l
ヽ:..__:L_| ただ衰えた国力までは戻せていない。
ヽ.__)ﾉ
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj 趙高、そういう事だから
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. 甘羅を連れて来るように。
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
___|二ニｰ-､、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
/rヽ三三三三三─‐-- ､;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
',i ,-三三三三三、 _,.ニ､ｰ-､!;: -‐二￣彡′
',､、ヾ三三'"￣￣ `ー‐" ヾ-'" .〉′
ヽ ヽヾ三,' :::..,. -‐- ､ _,,..-‐､、,'
｀ー',ミﾐ ::.弋ラ''ｰ､ i'"ｨ'之フ l
／:l lﾐﾐ ::::.. 二フ´ l ヽ､.ノ ,' 承知したでおじゃる
,.-‐フ:::::| |,ミ l /
／ r‐'":::::::::| |ヾ ／__. l /
" .|::::::::::::::::::',.',. ＼ ⌒ヽ､,ノ /ヽ,＿
l ヽ:::::::::::::::::ヽヽ. ＼ ＿,＿,.､〃 ／l | ＿__,. -､
' ,＼＼:::::::::::::::ヽ＼ ＼ ､.￣⌒"￣／:::::| | （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
＼＼＼;::::::::::::＼＼ ｀､.__ ￣´￣／::::::::::l | ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
ヽ ＼｀ｰ-､::::::ヽ ヽ ￣フフ::::::::::::::ﾉ ./ ,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ
── 秦の国 洛陽 ──
___|二ニｰ-､、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
/rヽ三三三三三─‐-- ､;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
',i ,-三三三三三、 _,.ニ､ｰ-､!;: -‐二￣彡′
',､、ヾ三三'"￣￣ `ー‐" ヾ-'" .〉′
ヽ ヽヾ三,' :::..,. -‐- ､ _,,..-‐､、,'
｀ー',ミﾐ ::.弋ラ''ｰ､ i'"ｨ'之フ l ……とそういう訳で、
／:l lﾐﾐ ::::.. 二フ´ l ヽ､.ノ ,' 甘羅を登用するでおじゃる。
,.-‐フ:::::| |,ミ l /
／ r‐'":::::::::| |ヾ ／__. l / 今すぐつれてまいれ。
" .|::::::::::::::::::',.',. ＼ ⌒ヽ､,ノ /ヽ,＿
l ヽ:::::::::::::::::ヽヽ. ＼ ＿,＿,.､〃 ／l | ＿__,. -､
' ,＼＼:::::::::::::::ヽ＼ ＼ ､.￣⌒"￣／:::::| | （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
＼＼＼;::::::::::::＼＼ ｀､.__ ￣´￣／::::::::::l | ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
ヽ ＼｀ｰ-､::::::ヽ ヽ ￣フフ::::::::::::::ﾉ ./ ,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'"".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'""´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉"
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ}
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{ 承知した。
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|!
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀""｀""｀ﾞ .::::;' しばしお待ちくだされ。
イ´::ﾉ|::::l ＼ ""' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､ …おい甘羅！宮廷の使者だ！
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
＿＿＿__
／:..:.:.:.:..:..:..:..:.ヽ
/:.: .:..:..:..:..:..:..:..:..:.:',
. i.:.:..:.:.:（●）:.:.:（●）:i 甘羅と申します。
. |:.:..:..:..:..:.:.:.:.:<ｌ>.:..:.:.:|二つ三つ
{二二つ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:三つ 二つ この任務、命を賭して…
|:.:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
. !.:.:.:.:..:..:.:.:.:..:..:.:.:.:.:..:.|
. ヽ .:..:..:.:..::.:..:.,.、:.:..:./
/、、,;,,;:..:..:.._lヨ:／
￣/ノ￣￣Ｅつ
//｀,ヾミミミﾐｼ‐'″ 'ー‐' : 'ﾆﾌ' i;/
l l ,rヾミミﾐ _,,,,, ﾉ _,,_ l
',ヽヾ､ヾミミ ｨで)ヽ､ r';ｨび､.ﾉ
ヽ､__,, ミミ ｀ﾞﾞ'''"ﾌ｀ | ｀ﾞ'''ﾌ'i 前口上はいらんでおじゃる。
〃 i l ミﾐ ／´ | ｀ｰ'´l
／ヾ.l ﾐﾐ /' | /
. /:::::',ヽヽ` / ｀ `ﾞｰ-' / さ、行くでおじゃるよ。
r/::::::::::',ヽヽ i:i ', /
/::::::::::::::ヽヽ＼ '"ｰ=＝=-'/
ヽ:::::::::::::::::ヾ､ ` ､ ﾞ'一''ｰ'ﾉ′
､ ＼:::::::::::::::ヽ ｀ ｰ‐-t't::i´ﾞｰ-､
.｀-､ ｀ｰ-:､::::::ヾ'､ //:::l ヽ ｀ﾞｰ- ､
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'"".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'""´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉"
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ}
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{ …行ったか。
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|!
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀""｀""｀ﾞ .::::;' 願わくばこのまま、隠者のように
イ´::ﾉ|::::l ＼ ""' :::/ 暮らして行きたいのだがな…
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
/ / .:: /:.:. ,.::〃 ｌ| / |:. .: ｜ｌ:: | / ハ
. / ..:/ .:: /:.:. |:.:丱_|:ｌ | |:.:.. j ｌ|::.: |:. l
/ ..:/ ..:.; /::.:.. |/l | } l≧ｘ ｣:.. / |::.:. ハ ､ |
. / ..:/ . : ://::.::. ｜斗与=ミ｀ヽ|:: / ,':.: /ﾘ::.:ｌ:.. l| |
/, ..:/ . .:://7::.:. l l ヽ {斥ぅ癶 l|/ /::.:// }:: |::. l| |
. // .:; ′ .: ..:/人!:.:.. l| ｜ ｀ヾﾝ′ 厶メヽ ﾊ::.j::.:/ﾘ l
´/ ／ ..: .::.:.／/ヽl::.. ハ l ｆi仇ｲ/ﾘ: / ,' /
／ . .: .:.:／ ,'::.::}|:.:.. | | | 〉V /N厶イ 彡′
.: .:.:.:.:::／ .:／ ::;ｲ|:.:. l| | | _ __ ´ ,小
. ..:.:.::.::.:／ ::／ .:.::川:.:. | ｜ | ｀_┘ / ,' | …そうね
_: _: .:; ′, '´ .:.::／_/_|:.: l ヽ ＼ , ィ /l| |
..:.::.::.::／ .:.:.::∠_//:.:.:|:. ト､ ﾊ ヽ , '´/ ｌ / ! |
.:.:.;イ二ニ≦_／ ＾ヽ､|:.. |::.:.:｀ヽ､| l￣ ,ｲ // ｜|
／/: .: .::.:.::.:.:.:｀ヾﾐﾄ､::|:. {::.::.:.:.:. ∧ ! ／} ｌ l | ﾄ､
／: .:.::.::.:;': :.:.:.:.::.::.::V!:|:. |::.::.:.:.r衣} 厂 ／/| | | l |
── 馬車の中 ──
//｀,ヾミミミﾐｼ‐'″ 'ー‐' : 'ﾆﾌ' i;/
l l ,rヾミミﾐ _,,,,, ﾉ _,,_ l
',ヽヾ､ヾミミ ｨで)ヽ､ r';ｨび､.ﾉ
ヽ､__,, ミミ ｀ﾞﾞ'''"ﾌ｀ | ｀ﾞ'''ﾌ'i
〃 i l ミﾐ ／´ | ｀ｰ'´l
／ヾ.l ﾐﾐ /' | /
. /:::::',ヽヽ` / ｀ `ﾞｰ-' / あれが呂不韋か…
r/::::::::::',ヽヽ i:i ', /
/::::::::::::::ヽヽ＼ '"ｰ=＝=-'/ ただの豚でおじゃる。
ヽ:::::::::::::::::ヾ､ ` ､ ﾞ'一''ｰ'ﾉ′
､ ＼:::::::::::::::ヽ ｀ ｰ‐-t't::i´ﾞｰ-､ ……ん？
.｀-､ ｀ｰ-:､::::::ヾ'､ //:::l ヽ ｀ﾞｰ- ､
（あれは……確か……）
/ /: / / ;: l ヽ ＼
/ : ./: :/ / /:: l、 ', ',
. / .:/ : /:: .;ｲ ｲ: / !::: l ', | l
/ .:/ .: ,:::: /l l:/_|:l , |:::: l l: l: l
. /′ .:/ .::: l::: ! l | l｀ヽ.l::::: / |::: ,::: ｌ |
〃 .:/ .::://l::: l l ､=ァｭ､|｀ !`/ /::://ｌ::l :. l. |
.// :/ .::::::// l::: l|: l ､トう/｀ j/ ｲ/く/ ｌ:::l ::/! !
:/ .:/ .:::::::://ヽ!:: l ｌ: l ｀^ ,､ヽ >!::.l:/ .l/
/ .::::::::::/ /::| l::: .ｌ: l: l ､lﾝ'///／ /
/ ..:::::::::／.／::::l !::: l. l: ｌ '′,'::T′
::::::::::／.:／.:::::::/!l:::: ｌ .l: l. `.丶 /l:: l
- ' ´:／ .::::::/// !:::: ! !:ｌ ／ l.l::.!
::::／ .::::::∠〃:::ｌ:::: ト.､ /!:l_ ,.ィ:´!: l !:l
//二ニ ＝彳:＼!:::: .l::::::::＼ｌ:l ￣::: /ｲ: ! ｌ::l
___|二ニｰ-､、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
/rヽ三三三三三─‐-- ､;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
',i ,-三三三三三、 _,.ニ､ｰ-､!;: -‐二￣彡′
',､、ヾ三三'"￣￣ `ー‐" ヾ-'" .〉′
ヽ ヽヾ三,' :::..,. -‐- ､ _,,..-‐､、,'
｀ー',ミﾐ ::.弋ラ''ｰ､ i'"ｨ'之フ l つまり…そういう事か。
／:l lﾐﾐ ::::.. 二フ´ l ヽ､.ノ ,'
,.-‐フ:::::| |,ミ l / …この趙高、他人の幸せは
／r‐'":::::::::| |ヾ ／__. l /
_,. -‐"i .|::::::::::::::::::',.',. ＼ ⌒ヽ､,ノ /ヽ,＿ 全て摘むでおじゃる
" l ヽ:::::::::::::::::ヽヽ. ＼ ＿,＿,.､〃 ／l | ＿__,. -､
',＼＼:::::::::::::::ヽ＼ ＼ ､.￣⌒"￣／:::::| | （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
＼＼＼;::::::::::::＼＼ ｀､.__ ￣´￣／::::::::::l | ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
ヽ ＼｀ｰ-､::::::ヽ ヽ ￣フフ::::::::::::::ﾉ ./ ,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ
｀ー-二'‐┴┴､＿_／‐'‐´二ｰ'".ノ / _,. く ／ ゝ_／￣|
￣｀ー─--─‐''"￣ / にﾆ'／,.､-t‐┴―'''''ヽ
/ / .（_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
/ / ／ ￣ ） ﾉ__'-ﾉ
/ / ゝﾆ--‐､‐ |
/ /‐＜_ ヽ |ヽ
703 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/12(日) 23:10:29.85 ID:9zd/lAQo
ひでぇ・・・
704 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/12(日) 23:10:32.11 ID:xqgv8NU0
あああああ…
──三日後 秦の国 首都 ──
, ---――---、
_／lllllllllllllllllllllllllllllll`ヽ、
/lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllヽ
/＼､lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll冫
|:/ ヽllllllllllllllll,,--ｰヽ--'´:::::::|
| `ヽ、二二_..-''''-､ |::::::::::::::|
/ -ﾆヽ、 _..-'ﾆヽ ＼::::::::::|
r-‐‐‐--､ 二二____ ,!‐-<
〔 |￣￣`i --' r‐‐---､`／ /＾ 冫 今度の使者は随分若いのう…
i､----//~l＼ヽ__＿__// > 〉/
`|￣ / ﾉ┐`‐--‐'´ / __ノ だが、何を言われてもワシは
`l`l<ヽﾆ-'´ヽ、 ,-‐' /ﾄ､ 燕には行かんぞ？
＼`‐‐-‐-‐-> / | ＼
,-'´ |ﾄﾆ二ﾆﾆ/ __／ / | |＼
.,-'´ //|ｰ‐‐‐‐' ／ / ／／／＼
ヽ――'´ /／／
＿＿＿__
／:..:.:.:.:..:..:..:..:.ヽ
/:.: .:..:..:..:..:..:..:..:..:.:', 張唐殿…
. i.:.:..:.:.:（●）:.:.:（●）:i あなたの勲功は白起と比べて
. |:.:..:..:..:..:.:.:.:.:<ｌ>.:..:.:.:|二つ三つ どちらが大きいでしょう？
{二二つ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:三つ 二つ
|:.:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
. !.:.:.:.:..:..:.:.:.:..:..:.:.:.:.:..:.|
. ヽ .:..:..:.:..::.:..:.,.、:.:..:./
/、、,;,,;:..:..:.._lヨ:／
￣/ノ￣￣Ｅつ
, ---――---、
_／lllllllllllllllllllllllllllllll`ヽ、
/lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllヽ
/＼､lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll冫
|:/ ヽllllllllllllllll,,--ｰヽ--'´:::::::|
| `ヽ、二二_..-''''-､ |::::::::::::::|
/ -ﾆヽ、 _..-'ﾆヽ ＼::::::::::|
r-‐‐‐--､ 二二____ ,!‐-<
〔 |￣￣`i --' r‐‐---､`／ /＾ 冫 そらお前さん、秦の国で
i､----//~l＼ヽ__＿__// > 〉/
`|￣ / ﾉ┐`‐--‐'´ / __ノ あの殺戮兵器と並ぶ者など
`l`l<ヽﾆ-'´ヽ、 ,-‐' /ﾄ､
＼`‐‐-‐-‐-> / | ＼ いるはずがないじゃろう？
,-'´ |ﾄﾆ二ﾆﾆ/ __／ / | |＼
.,-'´ //|ｰ‐‐‐‐' ／ / ／／／＼
ヽ――'´ /／／
＿＿＿__
／:..:.:.:.:..:..:..:..:.ヽ
/:.: .:..:..:..:..:..:..:..:..:.:',
. i.:.:..:.:.:（●）:.:.:（●）:i ですがその白起も、王の命令を
. |:.:..:..:..:..:.:.:.:.:<ｌ>.:..:.:.:|二つ三つ
{二二つ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:三つ 二つ 断ったがために死を賜りました。
|:.:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
. !.:.:.:.:..:..:.:.:.:..:..:.:.:.:.:..:.| あなたはどこで死なれるおつもりで？
. ヽ .:..:..:.:..::.:..:.,.、:.:..:./
/、、,;,,;:..:..:.._lヨ:／
￣/ノ￣￣Ｅつ
, ---――---、
_／lllllllllllllllllllllllllllllll`ヽ、
/lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllヽ
/＼､lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll冫
|:/ ヽllllllllllllllll,,--ｰヽ--'´:::::::|
| `ヽ、二二_..-''''-､ |::::::::::::::|
/ -ﾆヽ、 _..-'ﾆヽ ＼::::::::::|
r-‐‐‐--､ 二二____ ,!‐-<
〔 |￣￣`i --' r‐‐---､`／ /＾ 冫 むう…
i､----//~l＼ヽ__＿__// > 〉/
`|￣ / ﾉ┐`‐--‐'´ /U__ノ だが、趙に捕まり拷問で死ぬのは…
`l`l<ヽﾆ-'´ヽ、 ,-‐' /ﾄ､
＼`‐‐-‐-‐-> / | ＼
,-'´ |ﾄﾆ二ﾆﾆ/ __／ / | |＼
.,-'´ //|ｰ‐‐‐‐' ／ / ／／／＼
ヽ――'´ /／／
＿＿＿__
／:..:.:.:.:..:..:..:..:.ヽ
/:.: .:..:..:..:..:..:..:..:..:.:',
. i.:.:..:.:.:（●）:.:.:（●）:i そこはお任せ下さい。
. |:.:..:..:..:..:.:.:.:.:<ｌ>.:..:.:.:|二つ三つ
{二二つ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:三つ 二つ 必ずや、張唐殿を燕まで
|:.:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
. !.:.:.:.:..:..:.:.:.:..:..:.:.:.:.:..:.| 送り届けましょうぞ。
. ヽ .:..:..:.:..::.:..:.,.、:.:..:./
/、、,;,,;:..:..:.._lヨ:／
￣/ノ￣￣Ｅつ
── 二週間後 宮廷 斉王歓迎の酒宴──
＿＿__,....
,. ‐';ﾆ"´ﾆイ:i!:､ヽ:.:｀ヽ､_
／.:／／／:.ｲ:.|:|:|i:.:ヽ:.､ヽ:､ヽ、
:.:／:/./:／/:|:.:|:!:|:|i:.:.:ﾞ,:.:.:.ﾘ:.ヽ＼
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ﾊ:.V:.;､:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.ﾞ:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:､|!:.:.:.ﾊ:.||:.',:.i:､:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |ﾚ/∧:l:ﾒ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.ﾘ:､',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐､.:|.ﾄ､:l:|､:.!:.:.i:ヽ|:.|:|
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽﾐ !.ﾒ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:Ｎ::.| あの甘羅とか言う奴、
:.:.l!:l､.:.:l､:l｀ヽ::ﾉ_, ' ﾘ |i |.,.ｨl､.|::!||:.ﾒ:ﾘ
､:.l!.Ｎ､:い!. !く:::ｿ } |:.:|/:/ 中々優秀じゃないか？
!:i､.i!ﾘ ヽ! , ｀~ /|:ﾉ:/
:.i|:iN ` .: ノ /:!ﾚ/′
:､l:|ﾊ ､＿___ /::i/'′
小| ヽ ｀''ｰ‐`'' ／|/l
:.:ﾄヽ ＼ ／
Ｎ|｀ヽ ヽ､ , '´
｀`'''‐- ..,_ iT"´
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼ 張唐を説得したかと思いきや、
i :::::::⌒ .（__人__） ⌒::i その足で趙に向かって張唐の安全を
ヽ、 . `ー ' ／ 確保してましたな。
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .酒 }ヽ オマケに悼襄王から５城を奪ってきたお。
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ とても12歳とは思えぬ働きっぷり。
と_＿＿_＿ノ＿ノ
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj 褒美はどうするか…
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. よし、甘羅を封じて上卿とし、
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ もとの甘茂の田宅をくれてやろう。
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:!
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/ いい案かと。
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/ 蔡沢に代わる外交官が
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼ 欲しかった所ですしね。
/ミﾐ;:;､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾞ''‐┼‐''";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ｨ彡三l
l三三ミ`ｰ ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;-‐''"´彡三三l
r=三三ミﾐ ｀ﾞ''ｰ-､;:;:l;:;:;:::-‐''"´ ｨ彡三三lr‐､
ヽ l三三ﾆゞ ,r＝=､ ￣ ,-‐=､ ﾞヾﾆ三三ｌr, l
l l三ｼ´ `ﾞﾞﾞﾞﾞ′ `ｰ'''" ｀`彡=l: /
',.ｌミﾐ ､....__,,,..,,,,,,,_ 丿 ､ _,,,,,,..,,,,,,_. l三/./
l.ヾﾐ '《_ヾﾟﾂヽ､ : i:"´,ｨ'ヾﾟﾂ_,,ゝ lミi l
ヽ_ヾ. ヽ､ ｀ﾞ'''"´ノ l l::. ヽ｀`'''" .ノ lミl,ノ 時に秦王…
｀ﾐ, ｀ﾞﾞﾞﾞﾞ"´ , .l |::. ｀ﾞﾞ'''''" .lミ'
'ﾐ ｨ .:: l:::.､ lﾂ どうもこの一件以来、
ヽ ／ r _） ヽ /iヽ 呂不韋の元へ食客が
ヽ ／ ｀`'ー‐'" ＼ / l:::ヽ 再び募り始めています。
_,ヽ.､ ,‐-､ : : _, -､｀ / /:::::::ヾｰ-､
／／l.l＼ ヽヾミ三三彡',ン´ , ' ／:::::::::::::ヽ ヽ この際蜀へ流刑などは…
_, -‐'"´/ /::::::l l. ＼ ｀ ー--一'" ／／:::::::::::::::::::::::） ）､
'"´ / /::::::::',. ヽ ヽ､ ／／:::::::::::::::::::::::::／ / ＼
ヽ ヽ;::::::ヽ ヽ ｀ー--‐‐'"´ ／::::::::::::::::::::::::／ ／ ＼
/::::i::::､:::ヽ､:::＼:ヽ:＼::ヽ:､:ヽ:､:',
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:ヽ:､:::::＼::ヽ::l:ヽ:i::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ:::､:＼::ヽ:ヽ!:::i::|:::!::!
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:ヽ:|!:|:|i.
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､:|:l:
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:! …そうか。
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ 解った、そちに任せよう。
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::! だがあまり事を荒らげるなよ？
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:'
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ 秦王、あまり宦官の提案を
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 採用するものではありませんぞ
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' 李斯、顔に「嫉妬」と
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､:::::::
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__ 書いてありますよ？
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､:::
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､
', ',. i＼ ／ / l .::〉､
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
＜ そんな事ないお！
＜ ハハハ、まるで乙女ですね。ガチホモですか？
＿､‐-､, -‐ｚ._
＞ ` " " ′.＜
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
7 " " ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ r‐ ' _ノ
! " " /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N ＿ ) (_
| "ｎ l =｡== _ ,≦ﾊ! （⊂ﾆﾆ⊃)
|."しｌ| ￣ ,._ ∨ ｀二⊃ﾉ 毎度賑やかなこって。
| " ﾞハ ー--7′ （( ￣
r'ﾆﾆヽ._＼. ¨/ ;; そうだ昌平君、魏戦はいつ頃だ？
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._ [l、
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
|........ :;:::::::::::／.:::::::::／:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... ／..............／........./........ ﾊ:::::|:::::: :|
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::／:::::::::::::::／.:::::::／::::::::/::::/ .|i ...| ､: .|
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:! 秋頃の予定です。
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l 王翦を主将、桓齮を副将
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/ 楊端和を末将とします。
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
_.. - ―――― - .._
ｆヾ爻爻爻爻爻爻爻爻ｼ:::l
lヾミ爻爻爻爻爻爻爻ｼ:::/l
|ﾐミヽヾﾐ爻爻爻爻爻ｼ::/ｲ
|ミヾﾐゝヾ爻爻爻爻ｼ:::/ｲl
|ミ（ , ベヽ､::::::::::::::::::::ノｨ:ﾘ
ｒ‐､(〃^ヽヽ､｀¨¨ﾌ／ ｌ|〈ム 俺は王翦の補佐、李信は
ｌ.ﾍﾘ そなﾗ)`ﾞ ﾘ'ｨ'なﾌ`' ﾘｲl
ｌヾｌ ｀"´ : l ｀¨´ ﾉリ 桓齮の補佐をするぜ。
〉┤ : : l : l''´
〃7l : __`'" : l
__ / ニ.ヽ / ハヽ : こ二(匸｝＼
_ ￣{ ｆ.l L｝｝￣/ﾞ´）ヽ＼ =＝`ー､ ＼
￣入 / /´￣ ＼ Ｌ ノ (￣￣（(＿）＿,.＿｝
_＿_
,. ''"ﾉﾉ::::::::｀li ､
／::::::::｢/::::::::::::::::ll:::ヽ
,. '´￣￣//─‐- :::_ll::::::ﾞ､
/ .r-‐･''¨!/ l i‐-｡ _ ﾊ､｀丶i
/ 丶 __..ノ,ﾍヽ i ｀, 7 l _y-､ フォッフォ、良いではないか
/ ' ' 'l＝==-､,ﾆi__｀ ‐-‐' l l ,cﾍi
. / l/ _l l l￣Ｔ ﾌハ) ） ｂ/i ちょっとでいいからチチ見せな
i ヽ､「￣i…┼‐ｵ/ / l r_ﾆノ
｀丶､,へ ｀＝=‐--tﾆノ l.∧.l !
ヽ ｀ ┘‐-￣!L,. -‐ 7ﾉi ﾉl ノ
｀ヽi ｡ ｡ ／-─…'''"
l |
ト-‐ﾟ─‐─ﾍ
,.----- ､ ：
： ／¨ '二¨. ＼ ：
/／´ i ､ヽ: ＼:..､＼
：.i/ /ハ ﾄ､ヽ:.:. ',:. ､ﾞi ：
ｉ!i i ﾄ{__,..ャ＼=ｔァ}:.|` な…
：.|^i : :l ｲi!j} 丶 '{il!jl::ﾄ' なんなんですか
.| ヾ`j'､ "゛ ___' /ﾞi:', ： どうしてあなたにそんな事
：.| :,..ｲ .:ﾞ :.,.ﾞ='ﾍイ .:ﾄ.ヽ しなくちゃいけないんですか…
ノ fi| { ;.::{ ,{ﾆ |､;:ﾉﾉﾊ.＼ ：
： / / .} ヾ､ヽﾊ ﾞl_ノj:ﾘ､'" .:|:.:.`;
{ /| .:i| : :r^ヾ=Yヾﾆﾉ:} . :l:.:/ij
ﾚ' |.:{ } ,{¨ ^} :.:{.:/:|{
ヽﾘ)( : :/ﾞi :./＼ ：
： ＼_:ノ/:.;ヽ.__／ : : ヽ ：
721 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/12(日) 23:18:47.04 ID:xqgv8NU0
丹自重しろｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
722 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2008/10/12(日) 23:19:03.09 ID:r4OR8Cso
太子丹、自重願いますｗｗ
＜ 良いではないか良いではないか。フォッフォ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─＼
／ （●） ＼ ハイそこ、侍女に手を出さない
| （__ﾉ）
＼ ＿_＿_／
/ く
/ ヽ
| ＿r'ﾟlﾆﾆﾆl]_ _＿＿＿/l ﾀｰﾝ
fﾆﾆﾆﾆllﾆﾆ| ＼[ l===ﾆﾆl]}||||||||ll]}ｺl|====iﾆｺ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
|l_,,=-'''~ | ＼... ヽ'''ニ「_,,,l⌒l｡__｡_]三i三三iＦ
| 〈,,/ヽ__＿）|ll [`ー'￣
＜ ｷﾞｬｰ
/::::i::::､:::ヽ､:::＼:ヽ:＼::ヽ:､:ヽ:､:',
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:ヽ:､:::::＼::ヽ::l:ヽ:i::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ:::､:＼::ヽ:ヽ!:::i::|:::!::!
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:ヽ:|!:|:|i.
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､:|:l:
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:! 丹…だ、大丈夫か？
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::!
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:'
／￣￣￣￣＼
／ ＼
| な あ |
| ん あ |
| と ： |
| か ： |
| な |,.. -‐''`´￣` -､_
＼ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＼ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
￣ フ∨￣二二二` ｰ- ､::::::::::::::::::::ヽ
／ ／: : : : : : :ヽ ` ｰ､::::::::::::',
／ /: : : : : : : : : : l `ｰ､::::l
./ ./: : : : : : : : /￣l '⊥_
/ |: : : : : : : :/ | '´ へ l
l |: : : : : : : l / （ゝ l
| l: : : : : : : l / ヽノ /
ヽ ヽ: : : : : : :ソ ─､./|
`ｰ､ `ｰ-‐'´ ､_＿/ |
｀`丶､ /
／ ` ｰ- ､_ ＿＿／
/ ￣￣￣ ￣＼
＜ ワーワー
＜ キャーキャー
, --、 ＿
｜｜｜ / ヽ
Ｌ L 」 ｜ / ″
, - ￣└--┘~| /nｍ
／ ,-vO-^-O─| /ヽ、 ″
^〜（ Y(○ .. (○｜ /〜^ ｍn 秦の宴会と言うのは、
nm ,（.入 ″〈〉 ″| / nＭｍ
しと「厂 l`'丁 ~i| /、
nＭn 〈〈_人_￣_入|/ ヽ、 ″ いつもこんなに賑やかでおじゃるか？
（ ,二、 `ト-‐' nＭn
″ ~~￣ ヽ＿丿
`~
|:;:;:;;:;:;:;:;:i;:;::::;:;|
|;:;:_:_;:;_:;:l:;_:_;:_;|
|＿＿＿|＿＿|
／ ・ ・ ＼
／ （●） （●） ＼ まぁ大体そうでおじゃるお。
| （__人__） |
＼＿＿＿＿＿＿＿_／ 斉王健殿も、もっとはっちゃけるでおじゃる
／|├┤├┤|＼
＜ わかったでおじゃーるぅ〜
／::i :::::::::;ｲ:::ヽ､::::::::::::::::`､:ヽ､ ::::::`:､`､:､､:::::｀:::ｰ::
／/:::::ﾞ ::::::/:::ﾞ､::ヽ:｀:::::､::::::::::':;::::｀'::::､:::::ヽ:ﾞ､`､｀::':ｰ‐
／ !/:::::'､ ;':::::::::ヽ::::`:､:::::｀::::､:::i:::::::::::::::`::､:',::';::ヽ;:::::::::
ﾉ::／:ヽ ::::::::Nﾞヽ::::｀:::､:::::::::r!､::::､::_:::::::ヽl::ﾄ:;:::::::::::;' 内政、外交、軍事と駒が
,:';:.ｲ::::::::l`､ :::| ,'T ＼:､::::`ヾ､＼;f'i i＼:::|:l:::ﾞ､::::::: 揃いつつあります。
ノ'" |::::::::|;::､ヽ! l ヽ-' ` ｀' ､:::､`ヽ､`'' ' 丿.l:':::::::';:__
, -＋!::{'|!､::ヽ､`` -‐' ｀ ヽ､ ''' ´ .ﾉ､::::::::l::｀ そして遠征に必要な資金も
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::､::: 確保できた。
/ | ﾞ;::f､` ､ | }:::;!`i､
/ ヽ. ';::ﾊ､. ､ ` ｀ , ﾚ'.|:ﾊ .|/l
', |: ヽ、 ー----‐ '" ／/ ﾘ '､ あとはこの度の斉買収が
', ',. i＼ ／ / l .::〉､ 上手く行けば…
ヽ ', _', ', l､ l＼ ,. '´ 」.._ .／／＼
＼, ＞ '"´ ､ヽ､ !､'､|::､` - '"´ ／ ,.. ｀`' ‐＜ ＼
' ´ ヽ ヽ `' ､ヽ＼:! ／ ／ ｀ ' ｰ- ､
_.. - ―――― - .._
ｆヾ爻爻爻爻爻爻爻爻ｼ:::l
lヾミ爻爻爻爻爻爻爻ｼ:::/l
|ﾐミヽヾﾐ爻爻爻爻爻ｼ::/ｲ
|ミヾﾐゝヾ爻爻爻爻ｼ:::/ｲl
|ミ（ , ベヽ､::::::::::::::::::::ノｨ:ﾘ
ｒ‐､(〃^ヽヽ､｀¨¨ﾌ／ ｌ|〈ム いよいよ中華統一に向けて
ｌ.ﾍﾘ そなﾗ)`ﾞ ﾘ'ｨ'なﾌ`' ﾘｲl
ｌヾｌ ｀"´ : l ｀¨´ ﾉリ 動き出せるってこったな？
〉┤ : : l : l''´
〃7l : __`'" : l
__ / ニ.ヽ / ハヽ : こ二(匸｝＼
_ ￣{ ｆ.l L｝｝￣/ﾞ´）ヽ＼ =＝`ー､ ＼
￣入 / /´￣ ＼ Ｌ ノ (￣￣（(＿）＿,.＿｝
|........ :;:::::::::::／.:::::::::／:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... ／..............／........./........ ﾊ:::::|:::::: :|
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::／:::::::::::::::／.:::::::／::::::::/::::/ .|i ...| ､: .|
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:! 期待してますよ、蒙武。
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l まずその第一歩が
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/ 今年の魏戦です。
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
r`"⌒`ｰ＝v ‐-､
1:::::..................... }
|:::::::::::::::::::::::＿__::ﾘ,
ｒ| ::::::::::::::( )|'爪|::ｊﾘ
／``＝====＝_‐ラ(6,′
,>‐'つ__... =-〒ｒｔッﾃ|h′ やれやれ、
／.ノ (:{,|| i ｉ ｌﾞ｀~.ｊl|ﾘ
! }／ﾞヽl.l ', ヾﾂ |ｌ!|) ＿ 今年から忙しくなりそうだな。
｛ (´／ヽ.):ヽ ｒ＝- l/ｌ:}/,ｒ=,ヽ.._
ヽ( ｲ- ）￣ｌ|､|!ﾞ¨´ / ｌ:八.>=iこ⊂⊃
＼ ｀ヽ:::::ｌドﾐ==‐' ﾚ＿___ｌ[二´__
￣:¨"７ﾞ<〉 ）::¨o７ / ￣ フ 7ｰ-､:_::￣
::::::::::/:::::::＼ ノﾉ:::／ ' '"´ / / ｀ヽ
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼ 平和な世の中を作るため、
i :::::::⌒ .（__人__） ⌒::i
ヽ、 . `ー ' ／ 今が踏ん張り所だお。
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .酒 }ヽ
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_＿＿_＿ノ＿ノ
＿､‐-､, -‐ｚ._
＞ ` " " ′.＜
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
7 " " ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ r‐ ' _ノ
! " " /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N ＿ ) (_
| "ｎ l =｡== _ ,≦ﾊ! （⊂ﾆﾆ⊃)
|."しｌ| ￣ ,._ ∨ ｀二⊃ﾉ ああ、平和と言えば…
| " ﾞハ ー--7′ （( ￣
r'ﾆﾆヽ._＼. ¨/ ;; 最近嫁さんと仲良さそうじゃないか。
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._ [l、
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ 旅先で何かあったのか？
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
∩∩∩ . ∩∩∩
.∩_:||_:|_:| |_:||_:|_:∩
│ ___ つ ⊂ ___ │
ヽ ノ ＿＿＿ ヽ ノ
／ ／ ／_ノ ヽ､_＼ ヽ ＼
( く oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo > ） 昔からラブラブだとｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
＼ ｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／
ヽ| |r┬-| |/ でもまぁ、韓から帰ったら確かに優しいんだお。
＼ | | | ／
| | |
`ー'´
. r'ﾆ;v'ﾆ;､
r､r.rヽ. _,!_(9i (9i:、
r |_,|_,|_,| ／ ｀ヽ,. ┘ヽ
|_,|_,|_,|_,|. i ′′ } 詳しくっていう
|_,|_,|_人 (^ i . l、 ､ ,!
| ) ヽﾉ | ヽ.＿___,ノ` ,∠!
| `".｀´ ﾉ ／i/ l＼ ー .ｲ|､
入＿ノ / | ｌ ￣ / | |`
＼＿／
／
_＿_
,. ''"ﾉﾉ::::::::｀li ､
／::::::::｢/::::::::::::::::ll:::ヽ
,. '´￣￣//─‐- :::_ll::::::ﾞ､
/ .r-‐･''¨!/ l i‐-｡ _ ﾊ､｀丶i
/ 丶 __..ノ,ﾍヽ i ｀, 7 l _y-､ 詳しく
/ ' ' 'l＝==-､,ﾆi__｀ ‐-‐' l l ,cﾍi
. / l/ _l l l￣Ｔ ﾌハ) ） ｂ/i
i ヽ､「￣i…┼‐ｵ/ / l r_ﾆノ
｀丶､,へ ｀＝=‐--tﾆノ l.∧.l !
ヽ ｀ ┘‐-￣!L,. -‐ 7ﾉi ﾉl ノ
｀ヽi ｡ ｡ ／-─…'''"
＜ それはホレ、アレですお。夜とか…
＜ それは○○もOKっていうｗｗｗｗｗｗｗｗ
＜ もちろんだおｗｗｗｗ更に…おっとコレ以上はフラグ成立なので言えないお
＜ だが更に詳しくっていうｗｗｗｗｗｗｗｗ
|／:::::::::,::::::::::::::::::::::::':::::::::::::::::::::::::::ヾヽ ＼
|:::::::::／:::::::::::::::::::::::ﾉ!:::::::::::::::::::::::::::::|!t,! ノ
|::::::'::::::::,／::::::/:::::从ヾ,.:::::::!::::::::::::::::f!ﾘ ／
|::/::::::::/:::::::::/:::::ィl;l!::::::＼:ﾘ:::::ヾﾘ:::::ﾚ ／
|/:::::::/::::::::::､ _:/_|:!ﾊ:::::::::.,＼:::,:/:::::/／
|:::::::/:::::::::/:::, '/ l「 lT:::;/::::j::ｨﾒ､:; '
|::::/:::::,:::ｨ:／,.ｫ==lﾄ,､ヾ〃:,.::/ﾒｩ∧
|::/::j／::/ ﾊ;;;;lﾘ /:::/:/zｫｲ::|
|'／´ j/ 辷ゝ /:::,:::/zｫ/::::!|
| ノィ'ﾚ'ﾒﾊｲ::::::::| ・ ・ ・
| ' '"´/ィ'',ﾊz/:|! :::::|
| ‐.‐ ｲ/ﾋﾒﾊ/ ,l! :::::|
i｀_ー ､ ,／ﾊｨﾋメﾊｲ ,::::l!::::: |
ﾋ ヽl､ __ ィ !::::::/ﾊｨﾋﾒﾊｲﾄl!:: l!::::: |
ﾄ｀ヽ ＼::::ノ !`!!:::iﾊｨﾋﾒ/l!:::|:::::::|! ::, |
_ ヽ ヽ Y _ノ ∨ﾊﾋﾊ!:::|::::|:::::::l!: ﾘ |
ヽ ｀ヽ ' |∠__,..lﾋﾒﾊｲ|::::|!:::|!:::::|:::,l:: |
,) | ,>|ﾋﾒﾊｲ|ﾄ､:::::ヾ::::ヽ::::::|
l , ヾ,.ﾉﾋﾒﾊﾒハzヽr-._ヾ. ::::|
| _ i_,_ lﾋﾒﾊﾒﾊﾒﾊｿ fノ:.:.:.:`r'-､
.П
L!＿
｜ /
＿| /＿_____ ﾄｽｯ
. , '´ _,-'´, -――- ゝ、
／ .／ ／ ｌ ﾄ、＼
＼__/ /l / ／ , /l'| ﾄ､l ',
l | / ｌ/|７ニイ´/〃| -Ｌ.l !
l | l | ┬::cr / / ┬c｣ |
ｌ | l !U l:::::::j ' l::::j.! /
ｌ | l l⊂⊃‐ (__人__)‐⊂/ あれは昨日の事デス…ｯｳ
! | |ヽ| ｀‐-'´ ﾘ
! | lゝ､ ｎ ／|
/ﾆＹﾆヽ
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /)
(((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i)))
／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼ …急用思いついたので
( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ） 逃げるっていうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
| `ー'´ /´
┓・・ ┓・・ ┓・・ ┓・・ ┓・・ ┓・・
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
, -‐- 、
／:::::::::::::::::::＼
く::::__儿_::__儿_::冫
l::::¨}「::::::¨}｢:::::!
l::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
l::::::::::::::::::::::::::::::::l
|:::::::::::::::::::::::::::::::::l
. |::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : :l
|: : : : : : : : : : : : : : l
ｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞ
＜ やめてっ 包丁っ深くっ差し込まないで…おっおっおっ
r ―――――-- ､
,ィ／￣￣￣￣￣￣￣`ヽヽ､
／／__, ィ―――､――､ ＼ヽ､
∠_／´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ﾊ`ヽ､ ＼ ＼
/ : : / : : ／ : : ／/ : : /: :! :ヽ :＼ ヽ ＼
/: : //: : / : : ／: :/: : : ﾉ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ ヽ
/: : : /: : /: :／: : ／: : ／: :i ∧: : :|: :ヽ! } /＼ヽ
! i : : !: :/: :/: : ／: : ／ィ: : /: : ヽ: :!: : : ! Y_ ヽヽ
.!: :| : : !/､_/_／ _ィ／/: : /∧: : : : !: : : : } | ｀ヽ､ ヽ!
! ﾊ: : |.／＞￣／ ノ :入〈 !: : : : !: : : :! /! `ヽ!
|〉､ヽ ! ﾞﾐﾐ三､ ／／ `〈__! : : /: : : :ｲ: :!
| 「ヽ!`ゝ::: ﾐ､､＿ 〉へ : : :ノ :|: :| 毎度ながら宮廷の食事は
| | ヽヽ :::: l ::: `ﾞﾞ=ﾐ/: :／:／ /: ! : ! おいしいのですぅ。
| | ヽ ＼ !ｰｧ ::: ／:／／ /: : |: :|
! .＼ ＼ `´ ,イ⌒ア^〉 /| : : !: :! 李信、そろそろ絞め[ﾋﾟｰｰｰ]のです。
/| }-､,-､__}＞r-ァ´￣ ／ / /: :! : : |: :!
／: ! >-､＿ 7―､`/ ノ /: : :! : : ヽ:|
/ : : / /＼ /==Y〈`-"⌒ヽ＜ / : : : |: : : : :
.П
L!＿
ｱｲﾖｯ ＿| /_
／ ＼_
/ ﾆＹﾆヽ ／ ／ ＼（ ;:;:;）
/ （ ﾟ)( ﾟ）ヽ ／（ ;:;:;:;:;ﾉ （＝） ＼
／ ::::⌒｀´⌒:::＼ ﾍﾟﾛｰﾝ （;:;:;:;;;:; （__人__） .:::::）
| ,-）＿＿＿（-| ＼ ｀ ⌒||| ,／ ｷｭｯ
| l |===============================三三三三三
＼ `ー'´ ／ ／ ||| ＼
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
7 " " ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ r‐ ' _ノ
! " " /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N ＿ ) (_
| "ｎ l =｡== _ ,≦ﾊ! （⊂ﾆﾆ⊃)
|."しｌ| ￣ ,._ ∨ ｀二⊃ﾉ
| " ﾞハU ー--7′ （( ￣
r'ﾆﾆヽ._＼. ¨/ ;; 変な話振って悪かった…
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._ [l、
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
П
＿ L!＿
／ ＼_
／ ／ ＼（ ;:;:;）
／（ ;:;:;:;:;ﾉ （＝） ＼
（;:;:;:;;;:; （__人__） .:::::） 大丈夫だお、これは李斯への
／ || ｀ ⌒||| ,／ 愛情表現なんだお…
/ / |＼／ / /ｌ | ￣
/ /__| ＼/ / | |
ヽ、//////） / | |
/ ￣￣ / | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
⊂---― 'ｰ----'
_ -- 、
ス 入 _>
タ /:::/トイ::::|
タ /:::/:::|::::|:::::|
タ /:::/:::;ｲ:::::l:::::|
タ ／:::/:／:.!::::::l:::::l 子供達が心配なので戻るですぅ。
_∠ニフ': : : :.',::::::l:::::ｌ
r┬':仁二): : : : : : :Y二二) 生ゴミには自力で帰るよう
└ﾊに二Y ｰ-: : :_:_:_｀フイ 言っておいてですー
｀}＼:.)ﾉ: : : : : : : : :└rう
⌒'７辷_┬┬┬イノ)）
/ // / //⌒⌒´
' // / // /
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj いい加減慣れちゃった。ハハハ
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. まぁ今日はこれくらいでお開きとしようか。
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
── 三日後 李斯宅 ──
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （●） （●） ＼ そろそろ家を新築しようと思うんだお。
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 子供部屋ももう少し大きくしたいし、
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 家人も増やさねば。
＼ ／＿＿＿ ／
_,. -ｧ――‐-- ､_
／ ノ* , - '^⌒"´｀丶、
／ ノ r'´ ヽ
/ ﾉ * ﾉ ／ , ､ ヽ
/ l l // , ／, jl i ',
/ ､_ l l l l/＿/_,ｨ// __ﾑ! l l l 贅沢は敵なのです。
￣|｀lヽj * 〈 l ,lｨ'_.ノ'´ﾉｨ' ,ｨﾘ l,' l l
,l l l { 'l下T::::T' /／ﾅ!;Tﾘ lj l 今のままでやっていけるなら
l l '､ }､' ﾄ｡'ー' ´ , 'ｰｲ /ﾘリ
l l ヽ* '､ヽ ノ それでいいじゃねーですか。
l l l { ヾ>､ ‐_,.ィ"l´
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （●） （●） ＼ まあそれもそうなんだけど…
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 家族が増えるなら、話は別だお？
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
< ／ ／,ｨ‐ "`Ｔ ⌒`ヽ- ､_::::::::::: ＼
／ .／／: : : :￣ｒ " : : : : : : : ヽ､:::::: ＼
＼ / ト: : : :＿ ,,=-ｪ ､ : : : : : : : ｨヽ::: ､ ＼
〉 ＾", ‐⌒￣ ｀Ｔ" ヽ､_ ｿ - ヽ ヽ::::::.. >
{{ ／ / ｉ ｉ | ＼ "ヽ: : : ヽ. ｉ:::::／
. ﾚ'´ / ,ｲ .ｌ ｌ ヽ ヽ: : :ヽ ﾚ´
/ / / | ｌ ｉ } ヽ }レ∧
/ .ｉ ｉ ／ / ｉ ハ_ ｉ ', ｿｲ ｌ
| ｉ. ｉ _＿/_ / /＿＿ヽ__ ｉ. ト-| ｌ
| ｉ ｉ" ／､_／ / __ ＼ヽ ｉ }. ｌ 李斯…
ヽ ｉ ＫＴ7ﾊヽ Ｔ７ﾊ;フト / :}. ｌ
＼.､い. ﾋ;ゾ ﾋﾆｿ./.ｉ ｲ .:} ｌ
|ヽ＼ヽ .::::. ; .:::::./ノｲ／ .} L .} ｌ 気付いてたのですか
ｌｉ ｀ｉ＼ ｰ‐' ／イ ｉ .} ｢ .{ ｌ
∧ｉ ﾚ_ | ｉ. `: .､ _ _, '´ ﾄ､. ｉ ｉ {ｉ } ｉ. ｌ
/ .{ｉ ｖ` { ｉ ｉ__/ } .／ ＼ {ｉ } ｉ.
∩∩∩ . ∩∩∩
.∩_:||_:|_:| |_:||_:|_:∩
│ ___ つ ⊂ ___ │
ヽ ノ ＿＿＿ ヽ ノ
／ ／ ／_ノ ヽ､_＼ ヽ ＼
( く oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo > ） 何年一緒にいると思ってｗｗｗｗｗｗｗｗ
＼ ｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／
ヽ| |r┬-| |/ まぁ三度目とはいえ、
＼ | | | ／ 無理しちゃダメだおｗｗｗｗｗｗｗｗ
| | |
`ー'´
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l > 今日の晩ご飯…
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 何が食べたいです？
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/ /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
＜ たまには豚がいいお！
＜ リユーもブタタベルオ！
＜ ﾌﾞﾀｰｗｗｗｗｗｗｗｗ
＜ はいはい、じゃあ今日は豚なのですぅ
爻 _,,-‐ｔ‐''⌒ﾊ、 _,,, -‐''三]
ｋ;;:､ (,, ﾒ μ ,,´｀, -―一''''""~ _,, -‐／::::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, / --一'''"~￣ ,／:::::['i']::::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼BB Y,／ ／ii[]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ]、
_ -‐ｧ ＿_
<三ﾆニＬ. _j‐-.三>
{:::rj ! ｀ﾄ､::::::j
_ノ＝=-く ,＞ｰﾍ、
/ { _,.> r=,￣￣ヽ、
. Ｌ-! | (| | | ﾊ
丁 | Lﾆ| /､_j i Ｌ.|
| ,ﾊ＿＿__l l ＿_ !`7′ ! |「 |
| | {:::::::::::::::ﾄ, ｌ ／::::::::::ヽ、 ﾉ ﾊ―-―.{l !
| 〉|::::::i::::ヽ| |_j ,.<:::::::::::::::::::::_ヽ rﾍ/ |::ﾉ:::::::::::ﾊ |
｀ !:::::i:::::::ｉ| / ｀￣￣￣ rっヽ 〉′l:::::::::i::::::| Ｌ!
. |:::::i:::::::::! ! ､（ | | |:::::::::!:::::|
l::::::〉:::::/ ヽ、＿＿＿＿＿ノ ｜ !::::::::!:::::!
|:::/:::::/ { ｀ ﾇ._＿_ノ !:::::::i:::::|
|/:::::/ ｜i 「`´ |:::::::i:::::|
. /:::::〈_ ヽヽ l |:::::::l:::::|
`ｰ一′ | l 〈_ |:::::::ト-′
｀'ー′ └‐┘ つづく
754 名前：1 ◆4j/UDY4cyQ[] 投稿日：2008/10/12(日) 23:33:03.27 ID:8jKsf5Io
短くて申し訳ないです。
これにて７話終了ですー
756 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日：2008/10/12(日) 23:33:14.56 ID:ja7.vYgo
公子www
>>1さん乙でしたw
757 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日：2008/10/12(日) 23:33:31.21 ID:xqgv8NU0
>>1乙、面白かったよー
ってちょｗｗｗｗｗｗ丹ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
※楽屋裏 【やっちまった】
＿＿＿_ ） 韓の王ってどんなんだっけ？
／⌒ ⌒＼ )
／（ ●） （●） ＼ )／⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Y⌒Y丶
／ ::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
／´ ヽ カ
| ｌ l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l カ タ
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､. タ
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
┌┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐
,. - ''"|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ρ￣`ｌ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ノ￣￣
＿＿＿_
／::::::─三三─＼
／:::::::: （ ○）三（○）＼ 十代目：桓恵王（B.C.272 - B.C.239）
|::::::::::::::::::::（__人__）:::: | ＿＿＿＿＿
＼::::::::: |r┬-| ,／ .| | 十一代目：王安（B.C.238 - B.C.230）
ノ:::::::: `ー'´ ＼ |
【作中】
── B.C.241 11月 韓 ──
r―――- 、 ＿＿
￣￣＼ ＼. -―――- .／ ＼
＼ / ＿＿＿＿＿_ヽ. ／￣￣
Y 〈＿, == ､--, = ､ l/ 役に立たないカタワ者は黙ってなさい。
ﾚ⌒l l| （_, =ﾟｲ⌒ﾋﾟ-､ﾘ
ゝ _ﾉ |ー‐/⌒ '' ＼ｲ 趙の龐煖が連合を持ちかけてきたのよ。
＿＿＿｣＿｣企_ーﾍ. ＼ 七覇のうち六国と、小国の衛の力を合わせれば
└r┘| ＼＿￣＼＿_）￣ 秦なんて楽勝なんだから。
＿ rr=l l― ､ | l￣l
／ l＼｣ V ＼ ＼ Ｌ ｣＿|
/ /⌒ヽー ､＼ﾉl＼ ー┴┐ /⌒＼- ､
r‐く⌒＼ 卜、 | / /＼ 厂 ／ -| | |
── B.C.237 韓 ──
r―――- 、 ＿＿
￣￣＼ ＼. -―――- .／ ＼
＼ / ＿＿＿＿＿_ヽ. ／￣￣
Y 〈＿, == ､--, = ､ l/
ﾚ⌒l l| （_, =ﾟｲ⌒ﾋﾟ-､ﾘ
ゝ _ﾉ |ー‐/⌒ '' ＼ｲ あだ名ですよ、あ・だ・名。
＿＿＿｣＿｣企_ーﾍ. Ｕ ＼
└r┘| ＼＿￣＼＿_）￣ 吃音の韓非だから吃非って呼んでるの。
＿ rr=l l― ､ | l￣l
／ l＼｣ V ＼ ＼ Ｌ ｣＿| 面白いでしょ。ハハハ
/ /⌒ヽー ､＼ﾉl＼ ー┴┐ /⌒＼- ､
r‐く⌒＼ 卜、 | / /＼ 厂 ／ -| | |
＿＿＿_
／::::::─三三─＼
／:::::::: （ ○）三（○）＼ 十代目：桓恵王（B.C.272 - B.C.239）
|::::::::::::::::::::（__人__）:::: | ＿＿＿＿＿
＼::::::::: |r┬-| ,／ .| | 十一代目：王安（B.C.238 - B.C.230）
ノ:::::::: `ー'´ ＼ |
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （─） （─） ＼
| （__人__） | これは…
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿. ＿＿
／ノ ヽ＼ ／ノ ヽ＼
／ （● ●）＼ ／ （● ●）＼
（⊂ oﾟ(_人_)o⊂） （ oﾟ(_人_)ﾟo ）
ﾉ/) )) ｌr-ｌ /) )) ﾊﾞﾝ!! ﾉ/) )) ｌr-ｌ /) )) ﾍﾟﾁ
（＿つ ))`-' ＿ つ )) ﾊﾞﾝ!! （＿つ ))`-' ＿ つ )) ﾍﾟﾁ
『そっくりな親子！！』
_＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼
ﾐ ﾐ ﾐ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ﾐ ﾐ ﾐ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒（__人__）⌒:::＼ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒). | | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ. | | | ＼ / ） /
ヽ / `ー'´ ヽ/ ／
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ
ヽ -一''''''"〜〜｀`'ー--､ -一'''''''ー-､ ン
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒)) バ
ン
.П
L!＿
｜ /
＿| /＿
／ ＼
／ ￣ ￣ ＼ ／￣￣＼
／ （○） （○） ＼ ／ _ノ ＼
| （__人__） | | （ ●）（●）
＼ ｀ ⌒´ ／ | （__人__） 馬鹿が…
／ ＼ | ｀ ⌒´ﾉ
｜ ｜ | }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ ﾌｷ
／￣ ノ⌒⌒ヾ ﾌｷ
/ γ ）
｜ ＼ ／ヽ ((
| ､ ＼／ ／） ヽ
＼ ／
おわり
※番外編 【楚の師と王】
── B.C.260 楚の国 ──
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼ こんばんは、李園と申します。
i :::::: __´___ i
ヽ、 `ー'´ ／ 実は春申君、貴方に差し上げたい物が
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .茶 }ヽ あるのです。
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_＿＿_＿ノ＿ノ
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（ 初対面で贈り物とは…
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ 怪しい…が、私の求める平安は
ヽ. ＼、 L`___l , , , , ,
＿＼ ヽ._>┘ そこにこそ あるのかも
／了＼＿ノ
◆（ しれないな…
門｜
＿＿＿_
／ ノ ⌒＼
／ （●） (●）＼
／ __´___ ＼ そう構えないで下さい。
| `ー'´ |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒) 少なくとも…
ノ | / / / (⌒) / / / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/ 邪魔になるものではありません。
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／ 差し上げたいのは私の妹なのです。
ヽ ＿＿ ／ / ／
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（ 妹…？
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ つまり私に妾を贈りにきたと。
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘ そういう事か？
／了＼＿ノ
◆（
門｜
【李園】
楚の臣。趙の人。
妹の美貌をたのみ、これを楚王の妾に差し出したいと思った。
しかし考烈王は子宝が得られていなかったので、
長い年月の間には寵愛を失うだろうと恐れた。
そこで春申君に仕えて舎人となり、春申君に妹を進めた。
┌─────────────────────────┐
│┏━━━┯━━━┯━━━┯━━━┯━━━┯━━━┓│
│┃ │ │ │ │ │ ┃│
│┃ │ │ │ │ │ ┃│
│┠───┼───┼───┼───┼───┼───┨│
│┃ │ │ │ │ │ ┃│
│┃ │ ＿＿＿ │ │ │ ┃│
│┃ .ｎi 7 ／⌒ ⌒＼ ──┼───┼───┨│
│┃l^l | | ｌ ,/) ／ （●）}ili{（●）＼ ｎ │ ┃│
│┃', U ! ﾚ' / ／ __´___ ＼ l^l | | ,/） │ ┃│
│┃/ 〈 | `ー'´ | | U ﾚ'/／)┼───┨│
│┃ ヽっ ／ ﾉ ／ │ ┃│
│┃ ／´￣￣ ノ ＼ｒニ | │ ┃│
│┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━┛│
└─────────────────────────┘
／ ,. ‐''"´ ｀`ヽ､. ＼
,ｲ/ ,. '" ＼ ヽ
/ i| ／ ヽ l、
ﾊ／ _,.. -───- ､ ﾞ､ ィ {
! i ,. ィ´::i:::::i:::::::::::::l!:::::::::iヽ､ i/／〉
l ,! ／::::;l|::/!:l|:|:::::i::::::| |::iﾞ;::::l i:::＼ l !
! ヽ,／:::::;:::l ||:|｣i_|:!i::/;:/i:l,.||ﾅヾ|'' i:::::::＼ ノ !
i //;::::::::|i::l´｣Lﾘ., ﾘ lﾉ ﾉ |l,.r'":::iヽ!:ilr'ヽヾ､_ i 李園の…妹です
! ,///!;r-､!|::!ﾊ:､::::i' '‐-' 'ﾞl〃).}.!::::ヽ｀ |
i /. !::|:::::!{''ヽヽ`｀"´ '' ''' '/ ／:::::::iﾘ i |
! |::|::::::`:.､,ヽ ''"" ' ,.へ,‐､'ﾆ,_:::::::;ｲ l.! |
i ,ハ:iヽ:::::､:::｀ヽ、 ,.'ニ-⊥L..,i__ヽ| |;:ノ ＼ |i !
,.-‐-く `ヾ`'`'／｀ヽ､._/ ｀ヽ ヽ_,..L
/ i ,....,,＿,../ ! ﾞ, / ヽ
',. ノ '" i ,. -‐'',i--r-─‐ｧTlヽ. ! ､__ ! !
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（ オーケイ合格だ。
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ すぐ貰おう。今貰おう。
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘ さ、寝室に行こうか
／了＼＿ノ
◆（
門｜
【春申君】
楚の人。戦国四君の一人。
舎人に荀子や周章等がいる。諸方に遊学して見聞が広かった。
ゴージャスさでは戦国四君随一
_,,,,,_
,,､ｨｲYﾊｿｭ､,, ﾄ､ ,ｲ|
,ｲ彡ｲｿ{"´`ヾh | LY´￣￣｀7/ !
,jｨｲﾘ'rｪzjゞ _,,,,jｶ} | | ｀`ー‐'"´; |
ﾘ^jﾞ', "´V'''''~jﾐi! l | ', |
ﾄﾚ' ,' ‐-､,, /ｿ' V _} !
ヾﾄ､ ｀` ,ﾞ/ {「::i!;ヽ ,ｨ;;i!:7 |
/j ヾ:;;;;;;:.:,ｲ´ l ゞ=''ﾞ; ;ゞ='',' |
, ｲ〈 .:;;;;;:.:/ ＿ _」 ', ,' i!
,イ / ! ,．'´ﾄ､ ,r'´子タ ﾄ､ ‐=- ／:.!L,．-──- ､
_,．-‐''´ / ! ,jr‐<´ ,ｲ ｀ヽ/｡ ｡ ｡ _」;;:ヽ __,ィ ,r'´ ,r''"´￣｀ﾌ＼
,r─''"´ / |／L_ハ｡／/／￣ﾉ ,rｭ_」7,ｲj!;:;:;:;:;::.:.:,ﾉ, イ7′ , '´/7rｪヽ
/ i ｀ﾌ ! /;.;i ,// ,/q /ﾊ ﾚ'ヾヾ＼;;:;:.:.:: .: . ./´ｰ＝=ｲ､, 弋夲/i
! | 「￣ l i;;;;;| ﾘ ,イl L_」l ﾚ'´ _ノ二ﾆヽ ヾヽ ｀¨7
| ﾞi i | |;;:;;| _,ﾊ__ノ^|」 ｏ ｏ oﾄ､/ ,．-‐'"´＼ _」」＿」_」､ /
,〉､ ﾞi､ | ,| ,!;;;::;|ノ-､/, イ:;￣￣｀¨`Y;:,r'"´二ﾆヽ,．-‐''"´｀ヽ ヽi| /
,ﾊ ＼ﾄ､ l !,!;;::;/ｰ-/ / .:.: _,ﾘ´ ￣｀＼＼ ヽ ＼ ,j!,ｲ
/ iヽ ﾊ | i!;r'ｰ=,/ / .:.: _／ / ﾞi＼ ｀, !／.:;:;!
,/ ! ＼,! ﾄ､ l ,r'´ ￣i i ／￣ / | ! i / /
/ !ヽ iﾄ､. |,イ | ＼/ _,, '´ ヾ | ,/;:::.:.:.,r'"´ ,/
,/ | ＼ | ﾞ､ ,l ﾊ､ ＼ ,/＿_ , '´ ≧j/;;;:r:;"´ ,/
i /￣｀` ｰ! ! iﾘ `'ー--‐ｭj ,/,r─-､ヽ/ ,r''"￣￣｀`ヽ::;:;:.:. ..／
| ,/ | i ヽ /;:;i 1 ,! l ,．-‐'"´!＼;;:.:. :.:. :. :.:l:::::.:／
ヽ l ﾊ ＼＿＿」;;;:.:.:＼＿ノ,/, イ77;;:.:r=ｭ!＿＼.:.:.:.:.,r''"¨´
＼_＿ o o ! i ＼ ｀＞:;:;:;:;>!三二二>;:;〉j戉7!:; .::;i.::.::〈
── 程なくして、李園の妹が身篭る。 ──
__,,,,,,_....:-‐‐'￣ﾆﾆ=-.,,､
,／ ／::::::::::::::::::/゛ ヽ:_:＼
/ ／:::: :::::::::::::::::::!.:.:.. ヽ::＼
,ゝ":::: : :.:::::::::::::::::::::ゝ::;;.:.: ﾞl::::::ヽ
/ /::::.:: :.:.::::::::::::::::::::::::::::::!:.:.:. ｝::::::ヽ
l lﾞ::::::.:::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::ゝ;;.:.: ,ノ:::::::::::::ｌ、
ﾞ'!:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::､::::::::::::::"'''''"::::::::::::::::::::ｌ
,!:::::::::::::::::::l::::::::i.|::!::::l::丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!-'"ﾞ'''''─- 、
l::::::::::::::ii l l､::::l |_ﾑ斗ｌ‐lヽ::::::::::::;:::::::::::::::_,／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､
|:::::::::::'iﾊi,ﾄ､!ヽl ｿ! ｨ';";ﾞｭﾊ::l::::!ﾉ|::::_,, -'''"__;,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._/
!:::::::::::!l|(^;ヽ 丶 .ヾ-" ,|lﾚ┴''ﾞ‐'''"￣"';;;;=-.:.:.:.:.:.:.:.:,;:‐´:ﾞ'>
ｌ:::::::::｀:!,ﾞ´,, 、 '''"／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:''''''^ﾞﾞ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:''.:.:.:.:.:.:,/ﾞﾞ''''ｰ､
｀ヽ::::::::ヽ, ‐､ｧ iン''''l￣ﾞ‐-t:,､‐--.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.‐--'".:.:.:.:.:.:.:.:`'ｰ ､
ｌヾ ､::::｀ﾞ''ｰ､,__ / ヽ,.:.:.:.:.:.:｀''ｰ-:......,,,,,,,,'''".:.:._.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:,,_,!
! ｌﾘヽｌｿ｀iﾊﾘ) ! ､iヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_,,r‐‐'"゛.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ﾞ''"'')
´ ! ｌ ｀Yﾞﾞ"'''''''''ｼ'''"´""""" "ﾞﾞﾞﾞヽ""""ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ''''''''''ヽ、
! ﾞヽ ／ﾞ,.r.;;''''"ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'''''─‐-‐‐''''''''''''─ｰ‐-ヽ､
ヽ ｌ'ﾞ,..┴ｰ-..,ﾞﾞ ､,: : : : : : : : "ﾞﾞﾞ''´: : : : : : : : :_ -‐､
ヽ ,ﾉ゛ ｀'' , ヽ: : : : : : : : : : : : : : ,,-'ﾞ,, -ｰ''''＼
ヽ / ＼ヽ,: : : : : : : : : : : ／ ヽ
}:ヽ, ! ﾞ'i :i: : : : : : : :!: / ﾞl、
/.:.:ｌ i ｌ ': : : : : :｛ / ｌ
／.:.:.:/ﾞli ､|: : : : : : : i/ノ |
/.:.:.:.:.:/.:.:i !: : : : : : / │
/|゛.:.:.:.:/.:.:.:lﾞ |: : : : : :/ !
! ｀'i, /.:.:.:.:l l__: : __,/ l
ヽ, l.:.:.:.:ｌ !.:.:￣.:.:l゛ lﾞ
ｌ /.:.:.:.:.:! /i.:.:.:.:.:|:l i
「いちご100% AA」で検索した作者の脳が腐り始めるのもこの頃
／/:::::::::::::::::::::::::::/:::/::::::/::::::/::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/〃:::::::::::::::::::::::::::::/:::/::::::/:::::/::::::;ｨ':::::::::|::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
/:::::::::::::::::::::::::/::::/:::/::::〃:::/::::::/.!:::::::::::|::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/:::::::::::::::::::::::::/|::::|::::l|::://:://::::/ |::::::/:::|::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.!|:::::::::::::::::::::|::/!|:::||:::||:://:://:::/ |:::::/::/|::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|:|::::|:::::::::::::/l::!T|::ﾄ|::||::| |:://:::/ |::::|l:/ .|!:::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 身篭っちゃった…
|:|:::l|:::::::::|:::||::ﾚ==､|::!|::| |:/|:::/ ''"´|::::|l/ヽ||:::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
!|::::||::::::::|:::|ヽ!l l:::::!l/ |:! l |:/ , -r＝=;､ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
ヾ:!|l::::::||:::! | ヾ;;;ﾉ ! ′ { ､::::::r| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l|
〉/::|.!::| |／／／ ヽ辷ノ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:!
//l::| ||:! ! , ／／／ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
〃l::/ ＼ /::/::::::; -┬ｧ===-､::::lﾄ､:!|
彡〉 ｀ヽ.⌒ヽ /::/:::,ｨ'／ ＼!ヾ!
/ ` ＼ 彡:,ｨ'／ ＼
> ､ , -r''Tlｰ､ヽ___, -‐ '´,ｨ'／ ＿＿__ヽ
人 ｀`ﾊ 〉 〉 |ヽ/ヽ ,.ィ'／ ,.ィ´ 〈
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（ ふむ…ではしばらくアッチはお預けだな。
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ 出産まで、安静にしているがいい、
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘
／了＼＿ノ
◆（
門｜
,.r '´:::::Zz. .. ..:｀ヽ､
／:::／:..:／::::::::::i!::Mヽヽ::ヽヽ
/:::::::::::::::.:/i!:M.i::. .Ni! i:::.ヽヽl ヽ え…うん。
/:::::::::::::::::::::::::::::::i::::i!Ni: N: i!',
li:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::N:.i::Ni::... Ni.::l それでね、私考えたんだけど…
|l:::::::::::::::::::::::::::::l.ﾄ､:::l::::::l:::::i!:.:::::::N i::l::l
|l:::::::::::::::::::::::::::::il 'l ,,ヽHi:lヽ:::::ﾄ:::r ､:|::l:::l 考烈王が死んだらさ、新しい王に
|i::::::::::::ﾄ__lヽ::::ﾄ::il､ヽ .r ﾏﾊ.l:::|.lj l !::::::::',
li::::::::::::lヽ,.!,､ヽli::::li '､_ソ.|::l ! /:::::::::::::i| 近い人が重用されると思うの。
l::::::,,.,:::ヽゞ;_:) ヽﾐ ｀ ;:;:;:.. |/ /´:::::::::::::/
l:/ ,,.､ヽ､ヽ:;:;. ./ l:::::::::::::/ で、今考烈王って子供がいないでしょ？
/ ''‐` ､ヽ. '､ｺ ／ /彡ﾉ/ノ
ヽ､ ヽ｀' ‐ ..,,__,.／ l‐‐、
ヽ l‐'''i'" 〉 ヽ､
,. r '' "´ヽ l: : ヽ、 /: : : l: :｀'' ‐ ､
.／: : : : : : :/ l ､: : :.＼ .／: : : /: : : : : : : ｀''ヽ､
／: : : : : : : :/ l: :.ヽ、: :｀ヽ／: : : : /: : : : : : : : : : : : ',
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ ……そうだな。
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘ それとお前の妊娠と、どう関係がある？
／了＼＿ノ
◆（
門｜
,.r '´:::::Zz. .. ..:｀ヽ､
／:::／:..:／::::::::::i!::Mヽヽ::ヽヽ
/:::::::::::::::.:/i!:M.i::. .Ni! i:::.ヽヽl ヽ だから…
/:::::::::::::::::::::::::::::::i::::i!Ni: N: i!',
li:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::N:.i::Ni::... Ni.::l 私が妊娠した事は内緒にして、
|l:::::::::::::::::::::::::::::l.ﾄ､:::l::::::l:::::i!:.:::::::N i::l::l
|l:::::::::::::::::::::::::::::il 'l ,,ヽHi:lヽ:::::ﾄ:::r ､:|::l:::l 私を考烈王に献上すれば…
|i::::::::::::ﾄ__lヽ::::ﾄ::il､ヽ .r ﾏﾊ.l:::|.lj l !::::::::',
li::::::::::::lヽ,.!,､ヽli::::li '､_ソ.|::l ! /:::::::::::::i| 貴方の子が次代の王になれるでしょ？
l::::::,,.,:::ヽゞ;_:) ヽﾐ ｀ ;:;:;:.. |/ /´:::::::::::::/
l:/ ,,.､ヽ､ヽ:;:;. ./ l:::::::::::::/ そうすれば、実権は貴方の物よ？
/ ''‐` ､ヽ. '､ｺ ／ /彡ﾉ/ノ
ヽ､ ヽ｀' ‐ ..,,__,.／ l‐‐、
ヽ l‐'''i'" 〉 ヽ､
,. r '' "´ヽ l: : ヽ、 /: : : l: :｀'' ‐ ､
.／: : : : : : :/ l ､: : :.＼ .／: : : /: : : : : : : ｀''ヽ､
／: : : : : : : :/ l: :.ヽ、: :｀ヽ／: : : : /: : : : : : : : : : : : ',
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ この売女が……！
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘ 貴様、初めからそのつもりで……
／了＼＿ノ
◆（
門｜
／ ,. ‐''"´ ｀`ヽ､. ＼
,ｲ/ ,. '" ＼ ヽ
/ i| ／ ヽ l、
ﾊ／ _,.. -───- ､ ﾞ､ ィ {
! i ,. ィ´::i:::::i:::::::::::::l!:::::::::iヽ､ i/／〉
l ,! ／::::;l|::/!:l|:|:::::i::::::| |::iﾞ;::::l i:::＼ l !
! ヽ,／:::::;:::l ||:|｣i_|:!i::/;:/i:l,.||ﾅヾ|'' i:::::::＼ ノ !
i //;::::::::|i::l´｣Lﾘ., ﾘ lﾉ ﾉ |l,.r'":::iヽ!:ilr'ヽヾ､_ i 違うの…
! ,///!;r-､!|::!ﾊ:､::::i' '‐-' 'ﾞl〃).}.!::::ヽ｀ | 貴方を愛しているから…
i /. !::|:::::!{''ヽヽ`｀"´ '' ''' '/ ／:::::::iﾘ i |
! |::|::::::`:.､,ヽ ''"" ' ,.へ,‐､'ﾆ,_:::::::;ｲ l.! | 貴方に王になって欲しくて…
i ,ハ:iヽ:::::､:::｀ヽ、 ,.'ニ-⊥L..,i__ヽ| |;:ノ ＼ |i !
,.-‐-く `ヾ`'`'／｀ヽ､._/ ｀ヽ ヽ_,..L
/ i ,....,,＿,../ ! ﾞ, / ヽ
',. ノ '" i ,. -‐'',i--r-─‐ｧTlヽ. ! ､__ ! !
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（ オーケイ信じた。
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ しばしの別れは辛いが、
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘ 今すぐ王宮に行こう。
／了＼＿ノ
◆（
門｜
春申君はもっともだと思い、李園の妹を考烈王に献上した。
ついに男子が生まれ、この子は太子となり、李園の妹は王后となった。
李園と春申君は重用されて政務をとるようになった
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼
i :::::: __´___ i …計画通り
ヽ、 `ー'´ ／
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .茶 }ヽ
ｒ ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_＿＿_＿ノ＿ノ
── B.C.252 楚の国 ──
,.. -‐''"~....::::::::::::::::::::`ヽ,
／..::::::::::::::::::::.....:::::::::::::::::....:ヽ,
/;' '''''""' :,,;:::::::::::::.....::::::::::::::.......::i
/ ";::::::::::.......::::::::::::::.....::i
i ,:::::::::::::......:,:-､:::::::::::::i …春申君。
. i-‐ ,. ";::::::::...;‐;'Aヽ.i::::....:::i
| ,.／二__ ';;::::::;ﾞ i=; 〉;i::....:...:| ／ ／ 李園には気をつけろ。
. 入` ﾍ;:}.／ " ;:,ﾞ L! /:::....:::::ヽ､ /' ､. /|
/ ''~ ' ［三］ヽ...:::::::ヾ|!i |, | |i ;i | まず間違いなく、お前の命を
/ （｡ ） ）;:;::;::;iﾞ//.i. ||/|ノ ﾉ/
`‐=; `'" ヽ,.､// iﾞ》';/!i' '/ ~i 狙っている。
ヽ.─ ,. -;;''~:::ﾍ//|/ 〆,,.. -
ヽ, ,.. ‐;'"‐::~::;:::::::/, | ／/／_,∠／
!,__ ,.∀,,.. ‐',~‐'~:::::i|::::/(/／/ ,.='/ _'_, =三'~
l~;‐''~:::::／::::/ﾚ' 彡 /／ ,／,.::‐'~:::::(⌒ヽ!
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（ まぁそうだろうな。
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ だがあんな小僧に始末されるほど
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘ 衰えちゃいないさ。
／了＼＿ノ
◆（
門｜
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0::::０::::::::＿一~ 春申君…
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼ 人は衰える。
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ 決して油断だけはしないようにね。
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（ 荀卿まで…
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/ 解ったよ、警戒だけはしておく。
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘
／了＼＿ノ
◆（
門｜
── 荀子の家 ──
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0::::０::::::::＿一~ はあ…どうしたもんか。
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼ あれ、李斯？
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ その格好はどうしたの？
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､ ＼
／ （●） （●） ＼ 李斯は秦に行くお。
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ どうもあの李園てのを見ると
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 顔がムズムズするんだお。
＼ ／＿＿＿ ／
,.--､、
,:' ﾞヽ、
/ ,,.-‐-- ､..ﾕ_
／ﾚ´ ｀ヽ､
, ´_ ,:''´￣｀ヽ. ﾞヽ.
,:',r´ ﾞヽ::i 「｀''‐-､ ﾍ
lｲ j:｛ ﾄ 、 ｀ヽi 同族嫌悪ってか？
|｛ (__)､_ __,.ノ′ ヽ、 l
｛,.ゝ-‐' __|_,,..二_ ヽ. l ,;ｧ まぁ自分の妹を出世のダシに
,..,r‐、| ,r'´_,..-─--ヾ、 ﾍ.ﾑ';j 使うようなクズじゃな。
| ｝ | l. |ﾘ k‐''''ﾞﾞ´フ ヽ ﾉ/ ｽ二ﾆ
| j | ヽ! ｛ ｀'''ﾞ´ ,,,... ゝ=-､_∠c'ﾝ-‐''´ こればっかりは李斯に同意だ。
| j＾l| ヽ-ヽ. ﾞﾞ"´ ,,,;;;' ,ノノク
j' 丿/ﾚ´) ヽ、_,.-1;;;;; _.ィ／/,.-‐─＝
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ─ ─__＼) ;;;;）
／ （●） （● /;;／ 別にそうじゃないお。
| （__人__） l;;,´|
/ ∩ ノ)━・'／ 貧しい人間が努力もせずに偉ぶるのは、
( ＼ ／ ＿ノ´.| | 獣が人の真似をするのと一緒だお。
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ だから方法は何であれ、足掻くのは当然なんだお。
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0::::０::::::::＿一~ じゃあ、どうして？
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ _ノ ヽ､ ＼) ;;;;） 頭では理解できるんだけど…
／ （●） （● /;;／
| （__人__） l;;,´| 心が…許さないんだお。
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| | 何より春申君の子が可哀想だお…
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ まぁちょっと韓に寄って韓非に相談するお。
,.--､、
,:' ﾞヽ、
/ ,,.-‐-- ､..ﾕ_
／ﾚ´ ｀ヽ､
, ´_ ,:''´￣｀ヽ. ﾞヽ.
,:',r´ ﾞヽ::i 「｀''‐-､ ﾍ
lｲ j:｛ ﾄ 、 ｀ヽi
|｛ (__)､_ __,.ノ′ ヽ、 l
｛,.ゝ-‐' __|_,,..二_ ヽ. l ,;ｧ …あいつも不器用な奴ですな。
,..,r‐、| ,r'´_,..-─--ヾ、 ﾍ.ﾑ';j
| ｝ | l. |ﾘ k‐''''ﾞﾞ´フ ヽ ﾉ/ ｽ二ﾆ 澄んだ心と邪悪な頭脳。
| j | ヽ! ｛ ｀'''ﾞ´ ,,,... ゝ=-､_∠c'ﾝ-‐''´
| j＾l| ヽ-ヽ. ﾞﾞ"´ ,,,;;;' ,ノノク 折り合いが付かないまま生きていく…
j' 丿/ﾚ´) ヽ、_,.-1;;;;; _.ィ／/,.-‐─＝
／＾､
／ |
／ 人 |
／ / | |
/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | |
( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V
ヽ＼ ~＼0::::０::::::::＿一~ …そうだね。
| | |￣||￣￣ /
| |＿ ／｡＝｡，一￣＼
ζ≡.||￣/ ｡乂｡ ヽ
| |ヽ|| / ∧ ヽ ヽ
| | ￣ﾉ / ヽ ヽ_＿ヽ
| | ﾉ／―――'､＿＿||ﾆUﾆ||
── B.C.238 考烈王が病気となり、17日ののち、考烈王が没する ──
__...,. - ...,.r__ i' _
／ i'´ ／ ,.ィ ｀フ' `ｰ ´ `i
i i' ﾌ ,ｒ' / ,i'./ ./ ／ i i `i ､
,. - ､_ノ ）ヽ l ｌ/ l, l ,i' l } ｀i
/ ,ｒ ,. -─ i、ヽ、l l.i i`､ ,i' ,ｒ' } ヽ
Ｖ ,〉´,r'´ ｀ヽ `､i i. ヽ i } ! l _ ノ / ﾉ / ,!l
､. ,{ l ,. ､ ヽ ヽ‐-､ i'./r,.‐',ﾆ´... イ,.. - ､ ' ./ i l.i
_ヽﾆノ ﾉ ,i. ｰﾐ i i i.l { /,. ‐'ﾆア_´,.､ i. i ' /,i i
‐- イ r ´ ,ｒ "'´ﾆン彡-‐ }ﾉ i ／//
,ゝl.ﾉ ,...、 ,.' ｀ ｒ' ｒ' ｒ _. ',i'
ｌ l. ''ヽヽ i l （_ ｒ´ｒ_
| l r .._ヽヽ. ） ` t:_,.ｒ=-､〉 遂に我が子が王となり…
ｌ l. ヽ.l ﾟンﾐ`! ＿_ ... _‐._´ヽ 二..,.ｒ ^)''
ゝl ｀￣´ '"',ﾆ._´ `` ／イ / 私が実権を握る日が来たか…
l / ヽゝﾟﾝヽ /ｒノ /
l / ｀ ´ / ,i'
. l i r ′ ／
! .__ `- " ,rr ´
i `ー 、 ,i' /.l`i
. }､ ` - .._ ` /／ l.l l
i i _. - ´ l i. l
. ,i ヽ､ _. - ´ / i、
/ __ ｀ ´ ,i' ヽ
／ .l ／,ｨ_,ｰ＾ｉ ／ `!
l' /o ,､,! ｉ ／ ,. - ''ヽ
l. 〉々ン _ i ／ ／ ヽ、
} ` ' ,.- ´ i ／ / ＼
＿＿＿_
∧､ ／ ＼
／⌒ヽ＼ ／ ⌒ ⌒ ＼
|( ● )| i＼ ／ （⌒） （⌒） ＼ ええ、そうですよ。
＼＿ノ ^i | | __´___ . |
|＿|,-''iつl ＼ `ー'´ ／ …永遠に実権を握って下さい
[__|_|／〉
[ニニ〉
└―'
.
.
.
. ﾀｰﾝ
.
.
. 『夢の中で──』
.
.
.
.
.
── B.C.238 秦の国 ──
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ _ノ ヽ､ ＼) ;;;;）
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´|
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
『── 李斯、元気か？ 私だ。浮丘伯だ。
楚での事は耳に入っているかと思うが、一応伝えておく ──』
『── 春申君は殺された。
李園とその一味に背後から襲われ…
死体の首を跳ねられ、その首は皮を剥がれて門外に捨てられた』
二 ｀丶、｀丶、_＼__＼〉ﾉﾉへ!
`‐-、 二. ｀ヽ、 ミ￣ ／⌒ｼ′）
二‐/,ｨ┐|=ミ=┘ ,r‐'_二ﾆ....イ
‐ニ| i＜ ｉ ,..-=ﾆ‐''＼ /彡}
二‐ヽ ┘ ｜ lヾ. } } / /リ
ﾆ ‐'"/ / |_{;)} ﾚ' /(（
' / / '" ` `ﾞ / ｿ
/ , Ｆ'′/
ヽ. ＼、 L`___l
＿＼ ヽ._>┘
／了＼＿ノ
◆（
門｜
『── 楚の跡を継いだのは、春申君の子、幽王だ。
多少性格が歪んではいるが…優秀な王になりそうだ』
ヽ//!／ｿ ＼,rヽ',! ゞ､ ＼ ヽ､ ｀ヽ ンヽヽ､
l,' / | .il/ ,i 心､ ヽ＼ _` ヾ=ｪ＿ ニﾆ -‐､' 「!＼
! .l i ', {l l!::',_ヽ＼､＿ `￣_二ン_,ノ __ ン r/:::｢!|!)ヽ
', | i 入', ｉ{,rf:::::､_ヽ､ｰ二ンfrt:::::::)ヾヽｰ' ,/:::::((||)://_
）! ', i iゝ|!､ﾞー'ヾ}ﾞ辷_､::::〃 ｀~´ }l:::ｿ/、 / ,r'＝_-
='､-' ､ヽ廴ヾゞ､＿ノ ' ...￣ ヾ=ｪ‐'ﾝ' iﾝ＿＞/‐'´ ｀
ﾞ∠ヽ}ｿヽﾆ- ￣ .:::::.. /（‐'＿il‐'''ー‐ヽ
{l､__,ﾉ/⌒ヽ',､ 、 , ,r'､::r＝__ｌ|＿_ _.
. i ﾞ=彡 ﾒンヾ､ 丶､__＿＿__,.ノ/_ ゝ(ー|l ｀ヾ､_
! | r'''''ヽ::: ＼ ` ー '´ /::::::`:::::､__｀`l|ｰ-､
. l |.Ｖ ﾞi⌒ヽ__ ｀ヽ､ /::::::::::::::::::://７|l / ',ヽ､
. ! ヽ! i ', ｀ヽ|ヽ`''''"{:､:::::::::::::::// /,r'|l､ 〉:ミY
.l|. { ! | i_ヽﾞヾ: ヽrヾ,::::://.//r':::|l∨/ミ/｀
ヽ ﾞ , ヾ＼､: ////｀/i∧', ',',::/l ,'／!
『── 周文と項燕は、春申君の意思を継いで
王を補佐していくと言っていたよ』
/;' '''''""' :,,;:::::::::::::.....::::::::::::::.......::i
/ ";::::::::::.......::::::::::::::.....::i
i ,:::::::::::::......:,:-､:::::::::::::i
. i-‐ ,. ";::::::::...;‐;'Aヽ.i::::....:::i
| ,.／二__ ';;::::::;ﾞ i=; 〉;i::....:...:| ／ ／
. 入` ﾍ;:}.／ " ;:,ﾞ L! /:::....:::::ヽ､ /' ､. /|
/ ''~ ' ［三］ヽ...:::::::ヾ|!i |, | |i ;i |
/ （｡ ） ）;:;::;::;iﾞ//.i. ||/|ノ ﾉ/
`‐=; `'" ヽ,.､// iﾞ》';/!i' '/ ~i
ヽ.─ ,. -;;''~:::ﾍ//|/ 〆,,.. -
ヽ, ,.. ‐;'"‐::~::;:::::::/, | ／/／_,∠／
_.. ..‐::´／
_/::::::::::::/
＿/:::::::::::::/ ＿＿＿_
,..::::´:::::::::::::::::::::￣:::::::::::._／
／:::::::::::::::::| ヽ､:::::;::::::::::::／
/:::::::::::::::::::::|´|ヽ |/_:::.::／
_ .. -─':::::::::::::::､::|｀' , .!::∠
｀'' ‐-.._:::::::;-‐､｀（●） （●） |::::｀::-､
=ﾆ二::::::::::::::::|６ ＼＿＿_／､｜ -──｀
‐=.二;;;;;｀‐ｔ. ＼／ ノ
『── 荀卿は…
春申君の死体を見たショックなのか、それとも寿命か…
俺たちに手紙を残して逝った。シャクだが同封してやる』
,.--､、
,:' ﾞヽ、
/ ,,.-‐-- ､..ﾕ_
／ﾚ´ ｀ヽ､
, ´_ ,:''´￣｀ヽ. ﾞヽ.
,:',r´ ﾞヽ::i 「｀''‐-､ ﾍ
lｲ j:｛ ﾄ 、 ｀ヽi 荀卿！しっかり！
|｛ (__)､_ __,.ノ′ ヽ、 l
｛,.ゝ-‐' __|_,,..二_ ヽ. l ,;ｧ まだ死ぬには早すぎます！
,..,r‐、| ,r'´_,..-─--ヾ、 ﾍ.ﾑ';j
| ｝ | l. |ﾘ k‐''''ﾞﾞ´フ ヽ ﾉ/ ｽ二ﾆ
| j | ヽ! ｛ ｀'''ﾞ´ ,,,... ゝ=-､_∠c'ﾝ-‐''´
| j＾l| ヽ-ヽ. ﾞﾞ"´ ,,,;;;' ,ノノク
j' 丿/ﾚ´) ヽ、_,.-1;;;;; _.ィ／/,.-‐─＝
『── 生きるってことは、永遠の命を持つことじゃない
助け合って生きていかなきゃ意味がないんだ』
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::...... ... ﾟ .....::::::::／ |::::::::::::: ..::::: . .
:::::::::::::::::...... ....:::::::゜::::::::::.. :::::::::: ／ 人 |::::。::::::::::::::::: ゜.:
:. .:::::。:::........ . .::::::::::::::::: _+ ／ / | | :::::::::::::::::::::。:
:::: :::::::::.....:☆彡::::/⌒ヽ _／＝＝＝＝| | | ::::::::::゜::::::::::
:::::::::::::::::: . . . .( ∈６) <⌒￣ー――､＿＼V +:::::..
::::::...゜ . .::::::::: ヽ＼ ~＼0 : ０: : : :＿一..... .
:.... .... .. . | | |￣||￣￣ / .... ...
:.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ......:.......::.
／￣￣＼.
／ ＼.........:::::::::::.... .......
|::::::: : | .... .........::::::::::...r‐ ' _ノ.
. |::::::::::::: | .... .........::::::::＿ ) (_
|::::::::::::: |.. ..... ......:::（⊂ﾆﾆ⊃)
. |::::::::::::::: } ..... ......: ::::｀二⊃ﾉ.
. ヽ＿＿__ } ..... ......: :::: （( ￣
r'ﾆﾆヽ._＼. ﾉ.. ..... ......: :::::: ;;.
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._ [l、.
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
|:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l /￣｀Y´
『──好きなことだけをやり続けるっていうのは
実はとても難しいことなんだよね』
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ _ノ ヽ､ ＼) ;;;;）
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´|
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
『──本当の答えを見つけることができるのは
きっと自分だけなのかもしれないね。
ボク、みんなとめぐり逢えて、とてもうれしかった……
もっと一緒にいたかった……
だけど、別れる時は……必ず来るんだよね。』
／
_r─'
|
_＿＿＿_／￣＼＿
／￣ ｀ヽ､_ ＼
／ ＿＿ ＼_ ＼
／ `─‐､ ＼＿_ `──‐､__
{ ＿r一＼＿_ ｀ヽ､__ ╲
人 ／ ╱￣}`─､＿＿∠f─‐､＿
r‐く＿{ ╱ l⌒l | ｝ /
／ ＼r'フ 〳 |__ﾉ ╲__ノ | _r───{＾}_
| ╲ { ＿＿＿_r─ﾚ' ＿＿
|─､__ ﾉ╲r'￣`‐┐ |￣ Ｖ⌒´ ｀ヽ､
|＿＿｀ヽ､___| 〵 | | 〳
| ￣￣ `─' ╲╱ 〳
| 〳 | |
| 〳 Ｑ＿_ |＿＿,Ｏ | ／
`ヽ､＿ 〳 ＼＿__／ ﾄ､＿＿＿_ _╱
￣＼ 〳 Ｏ／ ＼Ｏ ╱
『──みんな…… ありがとう…… さようなら……
ボクの記憶を空へあずけに行くよ……』
── 二時間後 ──
＿＿. ＿＿
／ノ ヽ＼ ／ノ ヽ＼
／ （● ●）＼ ／ （● ●）＼
（⊂ oﾟ(_人_)o⊂） （ oﾟ(_人_)ﾟo ）
ﾉ/) )) ｌr-ｌ /) )) ﾊﾞﾝ!! ﾉ/) )) ｌr-ｌ /) )) ﾍﾟﾁ
（＿つ ))`-' ＿ つ )) ﾊﾞﾝ!! （＿つ ))`-' ＿ つ )) ﾍﾟﾁ
『メシうめぇ！！』
_＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼
ﾐ ﾐ ﾐ oﾟ(（○）) (（○）)ﾟo ﾐ ﾐ ﾐ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒（__人__）⌒:::＼ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒);.. | | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ; | | | ＼ / ） /
ヽ /; `ー'´ ヽ/ ／
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ
ヽ -一''''''"〜〜｀`'ー--､ -一'''''''ー-､ ン
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒)) バ
ン
_,. -ｧ――‐-- ､_
／ ノ* , - '^⌒"´｀丶、
／ ノ r'´ ヽ
/ ﾉ * ﾉ ／ , ､ ヽ
/ l l // , ／, jl i ',
/ ､_ l l l l/＿/_,ｨ// __ﾑ! l l l
￣|｀lヽj * 〈 l ,lｨ'_.ノ'´ﾉｨ' ,ｨﾘ l,' l l
,l l l { 'l下T::::T' /／ﾅ!;Tﾘ lj l ………
l l '､ }､' ﾄ｡'ー' ´ , 'ｰｲ /ﾘリ
l l ヽ* '､ヽ ノ
l l l { ヾ>､ ‐_,.ィ"l´
＿＿＿__
／ ＼
(::( / ＼ （ 記憶を空へ…か。
)::) l |
~~━（ | 荀況らしいメルヘンだお。
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼ 多分浮丘伯は、荀況の名を永遠にするお。
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ 韓非は荀況の教えを発展させていくお。
/ /ヽ i
（ / ）, l 李斯は…）
_,. -ｧ――‐-- ､_
／ ノ* , - '^⌒"´｀丶、
／ ノ r'´ ヽ
/ ﾉ * ﾉ ／ , ､ ヽ
/ l l // , ／, jl i ',
/ ､_ l l l l/＿/_,ｨ// __ﾑ! l l l （ぜーったい何かあったのですぅ）
￣|｀lヽj * 〈 l ,lｨ'_.ノ'´ﾉｨ' ,ｨﾘ l,' l l
,l l l { 'l下T::::T' /／ﾅ!;Tﾘ lj l （昨日まで「クビ撤回どころか昇進ｗｗｗｗ」）
l l '､ }､' ﾄ｡'ー' ´ , 'ｰｲ /ﾘリ
l l ヽ* '､ヽ ノ （とか言ってた奴の空気じゃないのです。）
l l l { ヾ>､ ‐_,.ィ"l´
.＿＿ .＿＿
n_ .／ - -＼ . n_ ／ - -＼
(_／ （● ●）＼ ＜ オカーさん (_／ （● ●）＼ ＜ｺﾚｵﾁﾃﾀ
（⊂⊃(_人_) ⊂） （ :::: (_人_) ::: ）
ヽ ヽﾉ ヽ ヽ ヽﾉ ヽ
l l､_つ l l､_つ
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ ハイハイ、ゴミ拾い偉いのですぅ。
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.',
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l.
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ'
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/ これは…李斯への手紙。
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´};'
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! __ _.ィ´｀ヽ …そういう事だったのですね。
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { ／ ｀ヾ! ;;|.
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'´ r' '
（荀況が望んでないのは解ってるお… でも… ）
＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼
／:::::: __´___ ::::::: ＼.
ｃー､ | |r┬-/ ' |⌒,一っ
,へ λ ＼ `ー‐' ／ 入 へ、
<<<／ヽ /＼>>>
＿＿＿__
／ ＼
(::( / ＼
)::) l |
~~━（ |
＼ 〃_／ （ケジメは付けるお）
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
/ /ヽ i
（ / ）, l
／:::::::::::||＿＿＿＿
|:::::::::::::::|| || ｶﾞﾁｬ
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::||￣￣＼ ||
|:::::::::::::::|| ノ ヽ_＼
|:::::::::::::::||●) (●) ＼ 今日はちょっと早いけど寝るおー
|:::::::::::::::|| (_人_) |
|:::::::::::::::||_＿＿ ／ 明日も頑張るおー
|::::::::::::::(___＿＿ノ´||
|::::::::::::::(_ノ ／ . . . ||
|:::::::::::::::||／ ||
|:::::::::::::::|| ||
＼:::::::::::||￣￣￣￣
＼ ::::||
. / * ／:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､
_､ / /:_:_:_:/:.ィ:.;:.:イ:.:.i:.:ヽ
/:Vi * !:.:.:.７≧メ-‐/ィ/:.:.:.:.',
:.:.:.{ {.:.:.:i:! f:t7 ´ノﾊ:.:ｉ:.i:.:l. 李斯…
:.:.:.i * ﾄ､:.:.､ xx｀ fﾇ〉:!:ﾙ'
:.:.:.ヽ {: .＼ゝ ､ _ ' x'.:/ ちょっとこっちにおいでなのですぅ
ィTえ! * '; : : .＿_ .ィ´};'
::::::::::::{ ﾄv':.:.:.:.:.:l { ! __ _.ィ´｀ヽ
::::::::::::::{ * }/!｀T!､:.!ﾊ { ／ ｀ヾ! ;;|.
:::::::::::::::} { {i}ﾉ!{ ヽ 'ィ'´ r' '
_＿＿＿
／ ノ ＼＼
／ （●） （●）＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| | えっ？
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / / えっ？
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l > たまには抱っこしてやるです。
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 悲しい時は…
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼ 泣いていいのですよ？
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/ /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼
／ ｡<一>:::::<ー>。 うぅっ…うっ…
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ 荀況……荀…
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l > はいはいいい子いい子。
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 いっぱい泣いて吐き出したら
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、 楽になるのですぅ
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/ /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
── B.C.238 10月 秦の国 宮廷──
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ:::::i.
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj 今日から正式に復帰だな。
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/. 期待してるぞ、李斯！
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/.
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/
iN ＼. ｀ ニ′／}'
h 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´U
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （⌒） （⌒） ＼ もちろんだお！
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 今まで以上にバリバリやるお！
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i （荀況…見ててくれお）
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
（出来の悪い弟子だけど…頑張るお…！）
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ , , ／＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ` ⌒ ´ ,／
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
【番外編】 おわり
850 名前：1 ◆4j/UDY4cyQ[sage] 投稿日：2008/10/13(月) 18:34:45.04 ID:Jy/DOPgo
パターンA
＜ うぅっ…うっ…荀況……荀…
', ,. イ.::; .:.:., .:.:.::::::::::.`ゝ､
V／.::/.:.:／ .:.:l:! .:.:::::::::.`ヽ _」 _
／. .,.ｨ.:.::/ .:.:::::::.:. .l:! ､ .:.:.:::::::::.`､下 .!
/.:/ .::l:!.:./ .:.:.:.:::::::〃.:/::!::::.:.､ .:.:.:::::::.`､ /
./.:/ .::::l:|.:.:. .:.:.:.:::::::::〃.:/.:::ﾄ､::::.:.ヽ .:.:.::::::::Vヽ
/.:/ .:.:::::l:|.:.:. .:.:.:::::::::／/.:/.::::ハﾄ､.:.:::::', .:.:.:::::::!.::.',
./.:/ .:.:.::::::i:|.:.:'"´￣`>' /.:/.:::/´￣`ヽ .:.:l .:.:.:::::!::::::', え？ちょっ！？
l:::ﾊ .:.:.:::::::ﾘ.:.:.:.:::::／ ノ.::/.:::/´ ¨` V:l .:.::::::j:::::::::
|::| ',.:.:.:::::.ヽ｀ `Y⌒_ /:／ ,. ｨ'⌒Y77 ﾘ .:.:.:::/l.:::::::::
|::| ﾄ､.:.:::::::.ヽ_ 辷_ｿ 辷_ｿノ ./ .:.:::/ ﾘ:::::::::: どこ触ってるですか
ヽ! {i ＼.:.::::V///// i ///// /.:.::／ ﾘ:::::::::::
{i _」 _ハｰ-- ｀ /;:イ ﾘ.:::::::::::: …あっ
{i 下 j} 1.:::ﾄ､ r‐---っ ﾉﾉ_」 _ ﾘ.:::::::::i::::
{i j}. ＼.:.:::＞.､ ￣￣ ノﾉ 下 ,.ｲ|::::::::::|::::
{i j} ,．'´ ｀`ﾆﾆﾆ"´ﾉノ ,.ｲ:::i:l::::::::::|::::
色々台無しなので没
では、８話製作に戻ります ﾉｼ
853 名前：1 ◆4j/UDY4cyQ[sage] 投稿日：2008/10/13(月) 18:48:33.37 ID:Jy/DOPgo
パターンAの続き
━
〓 ━〓 ー ---- ､---―
::::::::::::::::::::::::::::: ,.-ヽ. . | |
:::::::::::::::::::::: ____,;' ,;- i. ..￣￣￣￣￣￣|..屋|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
:::::::::::::::::: ,;;'" i i ・i .. |..良| ＿＿＿＿＿
::::::::::::::: ,;'":;;,,,,,, ;!, `'''i;. |..内| [ 生ゴミ ] ＿＿＿ ∞〜
::::::::::: ,/'" '''',,,,''''--i. |..科| ￣￣￣￣￣ ／ノルマ ＼
::::::::: ;/ .,,,,,,,,,,,,,,,,, ;i'⌒i;. l____.| ヾＭ/ ヾＭ/ 〜∞ ／ _ノ ヽ､_ ＼
::::::: i;" ___,,,,,,, `i". |l l ll| ／/ヽ~＼／/ヽ＼... ／oﾟ(（○）) (（○）)ﾟo ＼
::::::: i; ,,;'""" `';,,, "`i＿＿＿＿＿|l l ll|＿＿| | . | | （__人__） |
::::::: | ''''''i ,,,,,,,,,, `'--''''" _| | ヽ＿＿／ヽ＿_.／ ＼ ｀⌒´ ／
::::::: |. i'" "; ..;;,,ﾞﾞ';;;''‐*-..;;,,,,,,,;;;;;;,,,,,,....-‐-‐''~,;;,,
::::::: |; `-、.,;''" ,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,....
:::::::: i; `'-----j
たまにはシリアスで〆てみたかったんです
前
